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2009年8月28日 (金)

3時10分、決断のとき

男の誇り

父として 夫として

Photo

公式サイト http://www.310-k.jp

原作: エルモア・レナード著 「3:10 to Yuma」

1957年の「決断の3時10分」(デルマー・デイヴィス監督)を、
ジェームズ・マンゴールド監督がリメイク。

男くさーい西部劇

狙撃の名手だったが、南北戦争で負傷して片足が不自由となったダン・エヴァンス(クリスチャン・ベイル)は、妻のアリス(グレッチェン・モル)とふたりの息子と共に荒涼としたアリゾナで小さな牧場を営んでいた。しかし干ばつが続いて借金が増え、借金を返せないダンは、馬小屋に火をつけられてしまう。
翌日、ダンは騒ぎで逃げた牛を息子たちと探しに荒野に行くと、そこで悪名高いベン・ウェイド(ラッセル・クロウ)一味が駅馬車を襲っているのを目撃する。
借金のことで相談に向かった町の酒場でウェイドと再会。そこでウェイドは、保安官たちにあっけなく捕まる。

ウェイドに度々襲われていたサザン・パシフィック鉄道のグレーソン・バターフィールド(ダラス・ロバーツ)は、ウェイドを訴えるため裁判所のあるユマへ連行することを決める。ユマへ行けば、ウェイドは今までの犯罪歴で、即、絞首刑になるからだ。コンテンションの駅からユマ行きの列車が出るのは3日後の午後3時10分。ダンは危険を承知で、200ドルの報酬ために護送役に名乗り出る。

ウェイドは早く逃げればいいのに、女好きが災いして捕まっちゃいます。(クロウの地か?)

ウェイドを護送するのは5人。
ウェイドが襲った駅馬車の護衛のボスで、探偵社が雇った賞金稼ぎのバイロン・マッケルロイ(ピーター・フォンダ)。ウェイドとは、長年の宿敵らしい。
撃たれたマッケルロイを手当てした獣医のポッター(ダラス・ロバーツ)。
地元の悪党のタッカー(ケビン・ジュランド)。
そして鉄道会社のバターフィールドとダン。

一行が立ち寄ったダンの家では、ウェイドは妻のアリスに色目を使い、息子のウィリアムにはかっこいい男と思わせるような事を言う。 自分の味方に引き込もうとするんですね。
こういう役は、はまってますねー。(笑)
話す内容が、人の弱みをつく悪魔のささやきって感じですぅ。

観察力があって弱みをついたり、怒らせたりするのがうまいけど、彼にも弱みはあります。
母親の事を言われると、彼もかっとなる。

一緒に行くのを反対されたダンの息子ウィリアムは、あとから一行を追いかけます。

手錠をかけられていても、ウェイドは隙をついてタッカーを殺害。
マッケルロイも、彼に崖から突き落とされてしまいます。
抜け目がなくて、非情な男です。

ダン達から逃げたウェイドは鉄道工事の現場で、彼に弟を殺された保安官に捕まってしまいます。ウェイドを残酷に痛めつけて殺そうとする保安官から、ダン達はウェイドを助け出しますが、その際に、ドクター・タッカーが負傷して死亡。

ようやくコンテンションに着くと、バターフィールドは地元の保安官達にもお金を出して、護衛を頼みます。
しかし、ウェイドの部下であるチャーリー(ベン・フォスター)一味が現れて、町の人間に、護衛を殺した者に賞金を出すといったため、銃を持った男達が大勢集まってきます。
それを見て地元の保安官達は護衛役を辞め、とうとうダンとウィリアムの2人になってしまいます。

Logan_yuma

ウェイドは、金をやるから自分を逃がせとダンに言いますが、彼は応じません。
そのかわりバターフィールドには1000ドルのお金と、水をせき止めない事、自分の家族を立ち退かせない事を約束させます。

ダンは、自分に何かあったらお前が家族の面倒をみるんだと息子に言い、たった一人で、ウェイドを駅へ連れて行こうと外へ飛び出します。

チャーリー達と銃撃戦になりながら、必死に駅を目指すダン。
その最中にダンの本心がわかります。

この映画の一番の見所は、ここからです。

この先は、ネタバレです!


自分には誇れるものが何もない。妻子からは軽蔑されている。足の負傷も、退却時に味方に撃たれたもの。妻子にはそんな事実は絶対に話せない。
そう、ダンには、たったひとりでウェイドを護送の列車に乗せたという事実が、どうしても必要なんです。妻子に尊敬されるために。

そして今住んでいる場所から離れないのは、頑固だからなのではなく、結核の次男には乾燥した土地に住むのがいいと医者から言われたからだとも話します。

ダンの告白を聞いたウェイドの心に変化が...

ウェイドも、彼の母が、待っている間に聖書を読んでいるようにと言って、彼を駅においたまま戻ってこなかったと告白し、そしてダンと一緒に必死に駅を目指します。

男心に男が惚れてって事でしょうか。

この時代だし、アメリカだし、時間通りに列車が来るのか?と思いましたが、やっぱり遅れました。(笑)

やっとウェイドを列車に乗せると、その直後、ダンはチャーリー達に撃たれてしまいます。

息子に看取られ、息を引き取るダン。
鑑賞前から、きっとダンは死んじゃうんだろうなと思っていましたが、このシーンはうるうるしました。

ウィリアムはウェイドに銃を向けます。
彼が撃たなかったのは、父親のダンが、悪人だから殺してしまえという考えではなかったからでしょう。そこが、ウェイドと父の違い。
そしてこれからは、自分が家族の柱とならなければいけない。

小屋に火をつけたタッカーは、ダンには憎い相手でしたが、だからといって殺そうとはしなかった。護送の道中でウェイドは、ダンと自分は似たもの同士と言うけれど、ダンは、違うと答えます。

ウィリアムが去ったあと、ウェイドどうするのかと思いましたが、意外な展開でしたね。
チャーリーをはじめ、自分を助けに来た仲間を全員射殺し、自ら列車に乗り込みます。
助けようとしたボスに突然殺された部下達はかわいそうだけど、部下達を残しておくと、ダンの家族が危険だからとの考えからなんでしょうか。

父は正義の人だった。勇気ある人だった。
息子の心にヒーローとして残ったであろう父親ダンに、涙。
ダンに名誉をと行動したウェイドも○。

この男達の生き様を見ろって映画でしょう。

悪党とはいえ、有名な早撃ちでカリスマ性のあるウェイドと比べて、ダンは甲斐性のない哀れな冴えないオヤジ。
ラッセル・クロウとクリスチャン・ベイルの演技ならではですね。
特にクリスチャン・ベイルが、こういう雰囲気が出せるとは思っていませんでした。

ボスをこよなく愛し、冷酷非道なチャーリー役のベン・フォスターも良かったし、ドクター役のダラス・ロバーツは好きな俳優さんでもあり、よかったです。

(鑑賞日8月26日)

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コメント

いや、おもしろかった!
久々にハリウッドの男っぷりの良さが出た作品でした。随分前の作品なんでラッセルは痩せてるし。(笑)クリスチャンはT4より断然こっちですね。名優2人の演技にすっかり魅せられてしまいましたよ。それとラーガン・ラーマン君。来年の「パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々 盗まれた雷撃」でいよいよ主演です。彼もこれからが楽しみな俳優ですね。^^

★KLYさん
ちょっと悲しい話ですが、男臭くて、男の心意気を描いた西部劇でしたね。クリスチャン・ベイルがしょぼくれたオヤジなのもすごいです。

ラーガン・ラーマン君の主演作も楽しみですねえ。happy01

これは期待以上に楽しめました!
ベイルが素敵なのはいつもですが(笑)、ここではラッセル・クロウがまぁかっこいいこと!ウェイドというキャラクターの魅力も手伝って、凄く素敵でしたね~
ラストはせつないながら希望もあって、オリジナルとは違う趣きも悪くなかったです。
こちらからもTBさせていただきますね。

いやぁ~、この映画、良かったですねっnote
前から私は西部劇、好きだったけど、久々にどっぷりと漬かって、魅了されました。

西部劇の俳優さんがアメリカ人でないのは昔と違う所だけど、
2人の俳優さん対決が実に素晴らしかったですshine
スリムになってのクロウの非情で悪人だけど、頭の回転がすこぶる良く、スケッチしたりする面も持っていて、とても魅力的でしたねっheart04
対するベイルはいつものヒーロー役と違って、しょぼくれた親父役ながら、最後は命をかけて、男として、人としての誇りを取り戻す・・・という役がとても良かったですheart04

男と男の対決・絆。
私は好きですheart01

★紫の上さん
この映画も鑑賞されましたか。
西部劇なのに、イギリス人俳優とオーストラリア俳優が演じているんですよね。(笑)

ふたりとも演技派なので、キャラを見事に演じていますよねえ。
男の美学。良かったですぅ。

>話す内容が、人の弱みをつく悪魔のささやきって感じですぅ。
ふふ、また声も低音で、ホント悪魔のささやきデス(笑)
妻も息子もつい聴き入ってしまう。女たらしで人たらしでしたね(笑)

私も、クリスチャン・ベイルがこういう雰囲気が出せるとは思ってなくて、いや良かったです!

★あんさん
ラッセルは地じゃないかと思ってしまいます。(笑)
情けないオヤジのクリスチャンも、うまかったですね。

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