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2009年12月19日 (土)

戦場でワルツを

消し去った記憶の真実

Photo

公式サイト http://www.waltz-wo.jp/

監督の実体験をアニメーションで映画化

今年のアカデミー賞外国語映画賞で、
本命と思われていた作品。

2006年のイスラエル、冬のバー。
映画監督のアリ・フォルマンは、旧友ポアズに呼び出され、夜ごと悩まされる悪夢について打ち明けられる。それは、従軍した1982年のレバノン侵攻時の後遺症なのだろうか。
その時、自分には従軍時の記憶がすっぽり抜け落ちている事に気づいたアリは、失った記憶を求めて、かつての戦友達に会いに行く。

事故や病気のせいで記憶を失ったのではないのだから、忘れたい出来事があったのは推測できますよね。
楽しい思い出やうれしい思い出なら、忘れないはずですから。
友人の一人にも、その事を言われますが、監督はそれを承知で、真実を知ろうとします。
これって、勇気がいることだと思いませんか。

従軍時の休暇で戻って来た時の事は、はっきり覚えています。しかし、他は覚えていません。
当時を知る人達に会って、徐々に記憶が蘇ってきます。
機関銃を連射する様子が、ワルツを踊っているようだったとか、物語は監督の頭に浮かんだ曖昧な記憶のイメージなので、このアニメーションのぎこちない動きは、それに合っていると思いました。

ポアズは20年以上もたってから悪夢にうなされますが、戦争体験て心の奥底に残り、決して消えないものなんですね。

監督は徐々に記憶を取り戻し、パレスチナ難民キャンプでの虐殺、“サブラ・シャティーラ大虐殺”にたどり着きます。
ドキュメンタリーなので淡々と進み、後半は時々眠気に襲われましたが、ラストの実写映像で、突如強烈なリアリティーで感情に迫ってきました。
ガーンと頭を叩かれた感じです。

よくできていますが、映画として面白いとは思えませんでした。
でも、語り継ぐべき戦争の記録なのだと思いました。

(鑑賞日12月18日)

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【映画】さ行」カテゴリの記事

コメント

実は私はこの映画、こういう事実があったのだという記録の部分と戦争の表現をアニメーションで表現してみたという2点意外は殆ど評価してないんです。
チャレンジは認めますが、アニメーションに殆ど効果を見出せないし。ラストで実写を持ってくるなら、最初から実写で勝負すればいいとすら思ってます。
監督は『プラトゥーン』を観て戦争賛美を感じているようですが、あれをみてそう感じるということは、もう完全に別世界の人だなと思いました。恐らく私とは根本的に相容れないと思います…。

★KLYさん
>恐らく私とは根本的に相容れないと思います…。

どの映画でも、監督との相性ってありますね。

実際、まるで忘れていたわけではないと思うのですが、記憶があいまいだ・・ぐらいではないかと。
そしてそうなってしまったことに対する落とし前をつける、そうでもないと、前に進めなかった・・・というのは伝わりました。
でも、実際、眠気と戦うのがきつかったです・・。

★sakuraiさん
戦争体験の一例を示す作品だと思います。戦争体験は、語り継ぐべき物ですね。

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