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2010年1月23日 (土)

シャネル&ストラヴィンスキー

芸術家同士の恋はあったのか

Coco_and_igor

公式サイト http://chanel-movie.com
R18

1913年、パリのシャンゼリゼ劇場。
イゴール・ストラヴィンスキー(マッツ・ミケルセン)は、《春の祭典》の初演を迎えていた。来場していたココ・シャネル(アナ・ムグラリス)は、その音楽に魅了された。しかし、あまりに斬新な《春の祭典》は、観客には受け入れられず、ストラヴィンスキーは、悲しみに打ちひしがれる。

7年後の1930年。
すでにデザイナーとして富と名声を得ていたシャネルは、心から愛した男を事故で亡くし、悲しみにくれた。一方ストラヴィンスキーは、ロシア革命後、全ての財産を失って難民となり、パリで亡命生活を送っていた。
そんな二人が、ミシア・セール(ナターシャ・リンダンジェ)とセルゲイ・ディアギレフ(グリゴリイ・マヌロフ)の計らいで出逢う。ストラヴィンスキーの才能に惚れ込んだシャネルは、彼が仕事に打ち込めるようにと、ガルシュに所有する自分のヴィラで暮らすよう提案すると、彼は妻と4人の子供を連れて、ヴィラへ移り住む。

シャーリー・マクレーン主演の「ココ・シャネル」、オドレイ・トトゥ主演の「ココ・アヴァン・シャネル」は、私好みではないかもと思い、レンタル待ちにすることにしていて、未見です。

タイトル通り、ふたりの関係にスポットを当てているので、シャネルのファッションを見たい人には、物足りないかもしれませんね。

ストラヴィンスキーといえば、去年見た舞台の兵士の物語(英国ロイヤル・オペラ・ハウス版)も、彼の作曲です。

《春の祭典》は、キリスト誕生以前のロシアの原始宗教を扱っていて、春の儀式のために生け贄の少女が選ばれ、ひたすら踊り続けて絶命すると言う話。

初演は野次と嘲笑で劇場全体が騒然となり、大センセーションを巻き起こした事で有名。

音楽だけでなく、振付も当時のバレエにはなかった斬新なものだったから、よけいだったのでしょう。
その振付は、天才バレエダンサーで振付師でもあったニジンスキー。今考えると、すごい組み合わせだわん。

ロシア革命後、亡命したロシアの芸術家達は、みな大変な苦労をしていますよね。アメリカに亡命したラフマニノフも、生活のためにハードな演奏活動をしていたし。
ちなみにストラヴインスキーもナチスのせいで、1939年にはヨーロッパからアメリカへ移ったんですよね。

シャネルの提案を受けたのも、金銭的な理由が大きかったのかな。
シャネルが自宅を提供したのは事実だけど、この映画で描かれている肉体関係はフィクション。もしかしたら、あったのかもしれないけれど。

互いを刺激しあった、斬新的な芸術家のふたり。
ひとりは《春の祭典》の再演に命を賭け、もうひとりは新しい香水創りに魂を注ぎます。

映画では、シャネルの家に住んでしばらくしてから、ふたりが関係を持ちます。
シャネルが普段、黒い服をきていますが、ストラヴィンスキーと関係を重ねるようになると、白い服。気分が変わると、着る物も変わるのは、よくある事ですよね。
ストラヴインスキーの音楽も、情熱的になっていきます。

ストラヴィンスキーは、カメレオン作曲家と言われるほど、作風を次々つきと変えていった事で、有名でもあります。
彼の机はインク壺や筆記用具が整然と並べられていて、残された手書きのスコアの丹念な筆跡から、厳密で正確な仕事ぶりがわかると言われていますが、映画でも、この点を描写していましたね。

ストラヴィンスキーの奥さんは病弱だけど、夫の曲の校正を手がけていて、夫の仕事のサポーターでもあります。

シャネルの家は、モノトーンのセンスのいい内装ではありますが、生活感がありませんよね。独身だから当然ですが、家族という温かみは感じられません。
ストラヴィンスキーの奥さんのセリフに、シャネルという人は明るい色が嫌いなの?というのがありますが、当然でしょう。彼女は調度品に、布でアレンジをします。
シャネルと奥さんの趣味や性格の違いがこれに表れていて、うまい演出ですね。

シャネルの広告モデルだった事もあるアナ・ムグラリスは、着こなしも決まっていますね。その中でも、《春の祭典》の再演の時の彼女が、一番美しかったと思います。

で、私の目当ては、マッツ・ミケルセン。
玄関前の階段を上がる時、ズボンをはいていても、お尻が引き締まってるわと思いましたが、それから少しして全裸でベッドシーン。coldsweats01
ん~、やっぱり引き締まってる。(わたしは何を見に行った)(;´▽`A``
もともとアスリートで、ダンサーだった事もある人ですからね。

シャルネルとの関係も止められず、家族を捨てる事も出来ないストラヴィンスキー。
夫とシャネルの関係に気づいて苦しむ妻は、子供達も夫とシャネルの関係に気づき始めたのを感じ、シャネルの家を出る決意をします。

こういう3人の関係の映画は、多々ありますね。

シャネルは自立した強い女性ですが、妻も別な強さを持った女性。
女はいつもしょーもない男を支える。
やっぱり世界は女で持っている?(笑)

(鑑賞日1月22日)

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コメント

前2作も観たのですけど、私は特に男と言うこともあって、シャネル自体に何にも知識を持ち合わせてなかったんですね。ココってカレー屋しかしらんぞ?ってなもんでして…。
だからその2作で予習して本作をみたという感じでした。私みたいに何も知らない男が本作だけを見ると、シャネルなんだか何だかさっぱりだと思います。ま、そもそもそんな人は観ないか。(笑)

★KLYさん
女性ならココ・シャネル自身について、何らかの知識を持っている人は多いのではと思います。
確かにシャネルについての知識ゼロの人は見に来ないと思いますが、R18だと、そういうシーンだけ目当ての男性客とかも中にはいるようですけど。coldsweats02

こんにちは、
TBありがとでした。
お返ししたんですが入らないですか??

★migさん
TBありがとうございます。
ちゃんと届いております。
承認制なので、反映されるまでにちょっとお時間がかかるときがありますが、お許しくださいませ。m(_ _)m

風子さん、こんばんは。
TBありがとうございます。
「春の祭典」はロシアの原始宗教を扱っているのですか。衣装や髪型がアイヌと似ているなぁ~と思っていました。
ストラビンスキーはピアノで作曲し、楽譜におこすのは隣の部屋にいる奥さんが担当しているように思えたのですが・・・?

★ryokoさん
>アイヌと似ているなぁ~と思っていました。
衣裳とか髪型とか、そんな感じでしたね。

ストラヴィンスキーは、自分で5線を引いていましたし、机には書いた楽譜がのっていたシーンもありましたよ。

こんにちは。
コメントありがとうございます。
マクレーンの方のはTV映画だったので、アレでしたが、オドレイの『ココ・アヴァン・シャネル』も私は気に入りましたよー。
が、前二作は男優がそれほどに好みじゃなかったのに比べ、本作のマッツは完璧でございました。
音楽家なのになんてステキな裸体だったのでしょう♪
マッツはダンスもやってたんですか?!素晴らしいー。

★かえるさん
>マクレーンの方のはTV映画だったので

あら、そうだったのですか。

マッツ・ミケルセンは40代であの体は、偉いですよねえ。

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