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2010年7月 1日 (木)

ザ・ロード

生きるべきか死ぬべきか

Photo_3

公式サイト http://www.theroad-movie.jp

ピューリッツァー賞受賞の同名小説(コーマック・マッカーシー著)の映画化

文明が突如崩壊して10年以上経つ。空には暗雲がたれこめて太陽は見えず、植物も動物も次々と死滅していた。掠奪や殺人をためらわない人間たちの手から逃れ、わずかに残った食物を探して、父親(ヴィゴ・モーテンセン)と少年(コディ・スミット=マクフィー)は、南を目指してとぼとぼとひたすら歩き続け、旅をしていた。このままでは、冬を越せそうにないからだ。
その道中、父は息子の未来を願い、生きる術のすべてを教えようとしていた。

原作の著者は、「すべての美しい馬」と「ノーカントリー」と同じ。
予想通りとても暗~~い内容で、映画として面白い作品ではありません。

天変地異なのか核兵器なのか、世界が崩壊した理由は、原作でも特定されていないらしいです。

生きていた方がいいのか、死んだ方がましなのか。
こんな世界で、家族も友人もいなかったら、自殺しちゃうかもね。

父子は名前もない。
今のアメリカでは、dadyとかdadとか呼ぶ事が多いと思いますが、この子は“パパ”と呼んでいますね。

とにかく草木もなく、人間を襲って、その肉を食べている集団があちこちにいる。
「ザ・ウォーカー」でも、そうでしたね。

なんかねえ、狩猟民族と農耕民族の違いを感じますわ。アメリカって、食文化が貧弱な気がするんですよね。それでこういう世界を創作しちゃうんじゃないかと思ってしまいます。
まあ、極限状態にあると、人間は何をするかわからない生き物ではありますけど。

旅の道中で出会う人間達も、善き者なのか悪き者なのか、判断するのはなかなか難しい。他人が信じられない世界ですからね。

ロバート・デュバルとガイ・ピアースも、父子と出会います。

食糧を探して立ち寄る建物でも、安全なのか危険が潜んでいるのか、ハラハラします。

父親が持っている銃には、弾は2発だけ。道中で1発使ってしまうので、残りは1発。もし人間を食べる奴らに捕まりそうになったら、自殺するようにと息子にも言います。

善き者であろうとし、人に優しくしようとする少年。
崩壊後の世界しか知らず、友達もずっといなくて、寂しくもあるのでしょう。
しかし生き抜くためには、警戒を怠らないようにし、時には冷酷な決断も必要な事を教える父。

Road3

ヴィゴはヌードも披露していますが、栄養失調の状態の役なので、減量していて痛々しいです。
息子を愛する気持ちも、ひしひしと伝わってきます。
とにかく、父子に泣けます。 この点は、期待通りでした。

少年が父に毛布をかけるシーンには、特に泣かされました。crying

Road_kodi

息子を演じるのは、1996年生まれのオーストラリア俳優、
コディ・スミット=マクフィー。

映画の中では、母親役のシャーリーズ・セロンに、顔立ちがものすごーく似て見えました。
こんなに母親似じゃ、父は妻を忘れられないのではと思ってしまいました。

コディくんは日本未公開(DVDのみ)の「ディア マイ ファーザー」でも、エリック・バナの息子でした。
「ディア マイ ファーザー」はレイモンド・ガイタ原作の自伝小説の映画化で、これも父と息子に泣ける感動作。とっても健気な息子を演じていましたよ。

今後も注目の子役です。

シャーリーズは、ヴィゴの夢や回想シーンに登場。
世界崩壊前、崩壊してから父と子が旅に出るまでの様子は、そこでわかります。

エンドロールの間に聞こえる声や音で、少年のその後が推測できるような。

心の火を絶やさずにあれ

(鑑賞日6月30日)

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【映画】さ行」カテゴリの記事

コメント

私も、この少年、シャリーズに似てるなあ・・・って思いましたわ。
なかなかの存在感でしたね。
アメリカが狩猟民族・・って言うより、ヨーロッパからやってきた人らが、あくまでも略奪系の人だと思いますわ。

★sakuraiさん
コディくんは、今後注目の子役ですね。

>ヨーロッパからやってきた人らが、あくまでも略奪系の人だと思いますわ。

アメリカはもともとヨーロッパからの移民の国ですからね。

それまではあくまでも善人であったのに、所有するものを持った後は、
息子を守るために鬼のようになる時もあった父親。
何としても、息子を生かすこと=次の世代へと命を繋ぐことに命を懸けた父親。
やはり、父の気持ちが痛いほど感じられる作品でした。

コディくんは、最近『モールス』に出演してるんですね。
これから注目の若手として、巧く育ってくれるといいなと思います。

★悠雅さん
息子を守り、息子がひとりになっても生き残っていけるようにと、父親の愛情ですねえ。

コディくん、成長が楽しみな子役ですね。

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