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2011年6月21日 (火)

奇跡の6日間 アーロン・ラルストン著

Between_a_rock

奇跡の6日間/小学館

「127時間」の原作を、図書館で借りました。

登山の趣味や知識がないので、映画を見ないで本だけでは、登山用具や用語、彼がどういう行動をしていたのか、よくわからなかったと思います。
また、映画でよくわからなかった事、勘違いしていた事などが、本を読んでわかりました。

彼の持っている道具では、岩を右手からどかすまで削る前に死んでいると、彼は2日目にはわかりました。そして人が通りかかる確率も、ほぼ0だという事も。

手の切断を考えたのは、もし救助されても、手は切断しなければならない状態だと考えたから。どの道具で止血できるかも、色々試しています。
しかし試しに切ってみたとき、彼のナイフでは骨は切断できないと考え、あきらめました。また、切断しても、自分の車までたどり着き、そこから自分で運転して病院へ行くまで、時間がかかりすぎると考えたのです。

私が寝るためと思ったロープは、立ったままでは足に負担がかかるので、姿勢を変えられるようにするためだったんですね。

3日目には、自分にできる事は体力を消耗しないようにするだけと考えていました。
妹が1ヶ月後に大学を卒業し、夏には結婚の予定だったので、結婚式に出られなくてごめんと言っていたんですね。

足元の石をなんとか拾い、それをハンマーがわりに岩をたたいても、岩を動かすことはできず、ただ左手に激痛が走るだけ。

遺言になるだろうと、形見分けや自分の財産の内訳、家族への思いを録画します。

5月まで生きられるとは思っていなかったのに、5月1日、6日目の朝が来ました。
この日になって、親指が壊死しているのに気づきます。このままでは壊死の部分が広がってしまうと、何とか切断しようと、また必死に挑戦を始めます。するとその時、右手が不自然に曲がっている気づき、手を思いっきりねじれば、骨を折れるかもしれないと気づくんですね。

それまで、骨を折ることは考えていないというか、気づかなかったんですね。何でもっと早く気づかなかったと思ったそうです。

もうただじっと運命を待つだけで、意識も朦朧としていたアーロンが、壊死に気づいてから、また猛然と闘い始めます。

かなり衰弱しているはずなのに、動脈を切らないようにとか(最初に切っちゃうと出血が多くなりますからね。)、筋や神経も指で確認しながら、注意深く切断していて、かなりの時間がかかっているんですよ。あの状況で、良くそこまで冷静に頭が働いたなと、ただただ驚くばかりです。
神経を切ったらどれだけ痛いか、考えただけでも気絶しそう。

しかし岩から解放されても、20mも岩壁を下りなくてはならないし、自分の車まで13kmも歩かなければなりません。9km歩いたところで、親子づれのハイカーに出会います。

映画ではどの程度歩いたのかわからなかったけど、あの状態で9kmも歩いたなんて、信じられないわ。

映画より本のほうが、細かいことがわかるので、右手を挟まれたままのアーロンの心の動きが、ひしひしと伝わってきました。

一方、映画にはなかった友人や職場の人、家族、警察、救助隊の様子も、細かく書かれています。

無断欠勤や遅刻をしないアーロンが、出勤日の火曜日の朝に来なかったので、職場の上司が、アーロンの友人に電話をしています。夕方には、警察へも連絡しました。
水曜日になっても出勤しなかったので、これは間違いなく彼の身に何かあったと、アーロンの両親にも連絡しました。

友人達やお母さんが、アーロンの登山仲間達にもメールを送り、彼の行き先について手がかりはないかと調べます。アーロンが母親に間違った車の登録番号を教えていたので、正しい登録番号がわかって彼の車が発見されるまで、時間がかかってしまいました。
しかし車の発見で、彼がいそうな範囲は狭まりました。狭まったとはいっても、広大な荒野ですけどね。

アーロンが生きて見つかったと連絡が入るまで、お母さんが胸が張り裂けるほど心配したのはいうまでもありません。

脱出したアーロンが出会った親子連れは、駐車場で、車を何日も置きっぱなしで行方がわからない人がいるので、見つけたら連絡してくださいと言われていたので、彼を見てすぐその人だと思ったそうです。

ヘリもアーロンの捜索で待機していたので、連絡を受けてから短い時間で現場に来たそうです。
ヘリに乗るときも、シートに何かかぶせないと血だらけになってしまうと、アーロンは言ったそうです。ヘトヘトなのに、まだそんな冷静さがあるなんてねえ。

病院に行ってからも大変です。ばい菌だらけのナイフで切断していますし、1.5リットルも出血していたそうです。
何回も手術し、点滴や投薬がなくなるまでも大変な思いをしました。
退院して両親の家にいても、外にいるマスコミや報道関係者に苦労したようです。

撮ったビデオを、9月になってお母さんと見て、2人で泣いたとあります。
それはどれだけ泣けたことでしょう。

右手を失ったあとも、単独で冬山登山をしたとあります。
こういう人達って、本当に冒険が好きなのね。やれやれ。

アーロンが助かったのは、本人の行動だけでなく、必死に彼を捜そうとしてしてくれた人達がいてくれたからだと思います。

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