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2011年8月18日 (木)

ペーパーバード 幸せは翼にのって

時代に翻弄された芸人

Paperbird

公式サイト http://www.alcine-terran.com/paperbird 

1930年代のスペインのマドリード。
喜劇役者のホルへ(イマノル・アリエス)は、内戦で愛する妻と息子を失った。その深い悲しみから、マドリードを離れる。1年後、内戦が終わり劇団に戻ってきたホルへは、相方のエンリケと再会する。そして芸人だった両親を失い、エンリケ(ルイス・オマール)と共に暮らしていたミゲル(ロジェール・プリンセプ)と3人で暮らすことになる。

知っている俳優さんは、「バッド・エデュケーション」「抱擁のかけら」に出演していた、ルイス・オマールくらいですが、芸達者な役者さん達が、悲しい話にユーモアを添えてくれていましたし、芸人さんそれぞれに共感できました。

辛く悲しい時にも、笑いって必要なんですね。

スペイン内戦後のフランコ独裁政権下で、人民は苦しんでいました。芸人達も、食べるものにも苦労する貧しい暮らしです。
劇場に戻るまでの1年間に、ホルへは反フランコ政権の襲撃事件に関与したとして、要注意人物としてマークされ、軍はホルヘの監視のために、ホルヘとエンリケが所属する劇団に、パストールを内偵者として送り込みます。

劇員の中にいる反体制派が、しきりにホルへを仲間に戻そうとしますが、ホルへにはもうその気はなくて断りますが、しつこく誘ってきます。

一方エンリケとミゲルとの暮らしですが、失った息子と同じくらいのミゲルを見ているのが辛く、ミゲルを突き放すホルヘでしたが、ホルヘを慕い、必死に芸を覚えようとするミゲルに次第に心を開いていきます。

巡業先でニュース映画の中に、死んだはずのママを見つけたミゲル。
何とかミゲルの母を見つけたホルヘが彼女に会いに行くと、そこは病院で、彼女は内戦のショックで廃人のようで、息子の記憶を失っていました。
ホルヘが話しかける様子に、うるうる。weep

内戦で家族を失い、毎晩悪夢にうなされ、生きる気力も失くして自殺も考えた話を、パストールにするホルヘにも涙しました。

この頃、政府の弾圧から逃れようと、キューバや南米に行く人が多かったそうです。
エンリケは、国外に出ようと何度もホルヘに言いますが、ホルヘは同意しません。

ある日、軍の命令でホルヘたちの劇団は、フランコ総統の前で公演を行うことになりましたが、本番直前に、ホルヘを巻き込んだ陰謀が明らかになります。

ん~~、まさかこんな意外な展開のある映画とは思いませんでした。
ここから、サスペンスタッチ。

陰謀に巻き込まれたと知ったホルヘは、エンリケ、ミゲル、ダンサーのメルセデスと共に、国外への脱出を決意し、必死に逃げます。

亡くなった人も、生き残った人も戦争の犠牲者です。

顔にママと同じほくろを書くミゲルと、パパと叫ぶミゲルに涙。

人間て、ひとりじゃないと思えれば、生きていけますよね。
ホルヘもそう思えていたのに。

(鑑賞日8月17日)

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【映画】は行」カテゴリの記事

コメント

昨日見ました。
地味ですがいい映画でしたね。前半は淡々としていますが、良かったです。
後半はなかなか哀しい展開に、ラスト近くはハラハラしますが、、
ラストが良かったです。カーテンコールみたいで。
監督自身が担当した音楽が良かったですね。
子役がうまかったですね。

★きささん
スペインの悲しい時代の話でしたね。
ラストのミゲルの舞台での、毅然とした様子が良かったです。

ラストは良かったですね。カーテンコールみたいで。
ラストに登場する老人役は監督の父ミリキ・アラゴンで、国民的なサーカス芸人でもあるそうです。

この映画も沢木耕太郎の映画評「銀の街から」で取り上げていました。
http://doraku.asahi.com/entertainment/movie/review/110720_2.html

★きささん
監督のお父さんのことは、公式サイトで知りました。

ロシア革命でも、大勢の芸術家が国外へ逃れた事を思い出しました。

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2011年9月4日(日) 18:50~ 銀座テアトルシネマ 料金:1000円(Club-Cテアトル会員料金) パンフレット:未確認 『ペーパーバード 幸せは翼にのって』公式サイト 少々スローテンポな演出なので若干眠いのだが、感動作品であることは間違い無い。 スペインの内戦に関して、世界史レベルの知識は無いと、チンプンカンプンの恐れあり。少しばかり勉強をした方がよいと思われる。 ホルヘとエンリケの喜劇役者コンビが、内戦で散り散りになるも、1年後にマドリッドで再開。ホルヘは内戦で1年前に妻と子供を... [続きを読む]

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DVDにて観賞 解説 スペインの国民的芸能一家出身のエミリオ・アラゴンが、初監督を務めた 珠玉の感動作。 1930年代のスペイン内戦から1940年代の軍事政権下のマドリードを舞台に、 厳しい時代を生き抜いた芸人たちの心意気を熱く語る。 舞台で芸達者ぶりを披露するの... [続きを読む]

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