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2011年9月 6日 (火)

きみを想う夜空に ニコラス・スパークス著

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きみを想う夜空に/エクスナレッジ

映画「親愛なるきみへ」の原作を読みました。
設定で大きな違いは、映画では父子のティムとアランが、兄弟であることですね。

回想で始まるのは一緒だけど、映画の冒頭は戦場で負傷したところで、原作ではジョンが牧場を眺めているところ。

ジョンとサヴァナの出会いは、2000年。ジョンが23歳、サヴァナは20歳。

ジョンは桟橋を歩いてくるふたりの女の子を見ます。
一人はブロンド、もう一人は黒髪。

映画のサヴァナはブロンドだけど、原作では黒髪。

ブロンド→軽薄
黒髪→知性的
というアメリカ人のイメージのせいかしら。

次に会ったのは2001年6月の休暇で、12月にはジョンが除隊して故郷に帰る予定だった。

23歳の男性の、正直な気持ちが綴られています。
サーフィンを教える間、なるべく見ないようにと思っていても、サヴァナのビキニ姿に、つい目が行っちゃうとか。
つまらない嫉妬をしちゃうとか。

ふたりの喧嘩のそれぞれの言い分とか、よくあることだし、よくわかるわ。

ジョンのお父さんは郵便局の配達員で、43歳の時、ジョンが生まれた。
映画ではコイン収集のきっかけは息子でしたが、ジョンの祖父は妻亡き後、息子とコイン収集に情熱を傾けるようになった。つまり、ジョンが生まれる前からコイン収集が趣味だった。

ジョンは高校卒業後、何の目標も持たずやる気もなく、2年の間半端な職を転々として、自宅に居候状態。しかしある日このままではいけないと、真剣に人生を考え始め、入隊した。

ティムはサヴァナの幼なじみで大学院生。
ジョンはティムがサヴァナを愛しているのに、気づきます。

2002年5月、ジョンのお父さんが心臓発作で入院。ジョンは臨時休暇で帰ります。サヴァナも病院に来て看病してくれますが、この頃ふたりの仲は、もうぎくしゃくしていました。

映画でも、ジョンとお父さんの様子に泣けたけど、原作はもっとですね。
サヴァナに言われ、父親がアスペルガー症候群だと認識したジョンは、お父さんへの理解を深め、付き合い方を考え、父子の関係は以前より良くなっていきます。

お父さんとの手紙や電話の話に、泣けて泣けて。
お父さんがどれだけジョンを愛しているのかわかるのよ。

自分の日頃の親不孝を反省するわたくし。

2003年、サヴァナからの別れの手紙が届きます。

2005年5月、お父さんが2度目の心臓発作。6月には、介護施設に父親を入れるため、ジョンは帰国します。

このときのふたりの様子や心情に激しく共感し、もう、涙、涙でした。

7週間後、葬儀のために帰国したジョン。
そして葬儀の後サヴァナに会いに行ったのは、映画と同じですね。

ジョンも一途に、そして誠実にサヴァナを愛する男だけど、ティムも同様なのね。

彼の目線で物語を見れば、子供の頃からずっと愛していたサヴァナが、他の男と恋に落ちた様子をそばで見続け、変わらず優しく接して、自分と結婚しても、その男への愛が消えていないのをわかっているのは、かなりきついですよね。まあ、わかっててプロポーズしたわけだけど。

自分にもしもの事があった場合、サヴァナを大事にしてくれとジョンに頼む心情も、泣けます。

病院でティムと会ったジョンが、「もしティムが死んだら自分はサヴァナと結婚できる。」と考えてしまうのも、これまた仕方ないこと。その考えを振り払おうとしても、そりゃ当然頭をよぎるわよね。

本当に人を愛するということは、自分の幸せより、愛する人の幸せを願う事と気づいたジョンは、コインを売って、匿名で治療費を寄付。

「バタフライ・エフェクト」の主人公も、自分の事より愛する人の幸せのため、切ない決断をして行動しましたよね。

2006年、サヴァナの牧場を、気づかれないように眺めているジョン。
ティムはもう治療を受けていなくて、自宅である牧場にいる。

サヴァナが家族に気づかれないように、こっそり外に出て月を味わう姿を見守るジョン。
同じ月を見て、一瞬また彼女と結ばれたように思うジョン。

原作はここで終わっていますが、映画は、ハッピーエンドを望む人用(?)に付け加えられています。

原作では、ティムが老年まで生き延びるのか、また癌が再発してしまうのかはわかりません。でも、ティムには悪いけど、チャニングのためのハッピーエンドを望む私には、映画のラストは満足でした。

来年公開予定のザック・エフロン主演の「ザ・ラッキー・ワン(原題)」も、ニコラス・スパークス原作の映画化ですよね。
これも楽しみにしています。

映画「親愛なるきみへ」の感想はこちら

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コメント

原作と映画との違いを丁寧に書かれていて、
とても興味ある記事でした。

映画は原作の細かい心理状態が描き切れてなかったのかな、
と感じました。
私はサヴァンナに、それはないよぉ~って思ってしまいましたが、
彼女にはそれなりの心の苦しみがあったんですね。。。

ティムの苦しみも、映画でもう少し丁寧に描いてくれれば
私の中で、サヴァンナが悪者にならなかったのかなって思ったりしました。

原作の事、お知らせくださってありがとうございました。

★小米花さん
男性の目線で書かれている物語だからか、原作でも、あまりサヴァナに共感できませんでした。

軍隊のない日本では、戦死してしまうかもしれない兵士を恋人に持つのがどういうことなのか、認識が薄いかもしれませんね。

初めまして。
「きみを想う夜空に」を読み終えました。
映画は見ていないのですが、エンディングが原作と違うというのが気になっています。
ティムが死んで、ジョンとサヴァナが結ばれるのですか。
教えていただけるとありがたいです。m(_ _)m
よく「孝行したいときに親はなし」と言いますが、私もそう思います。
是非親孝行なさってください。

★カミーノさん
ようこそ。
初めまして。
当ブログに来ていただいてうれしいです。

映画を見に行って、ラストを見届けてくださるとうれしいのですが。
(^-^)

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