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2011年9月23日 (金)

きみと選ぶ道 ニコラス・スパークス著

The_choice

きみと選ぶ道/エクスナレッジ

「きみを想う夜空に」の次に発表された作品。
原題は“The Choice”

2007年2月、43歳のトラヴィス・パーカーが、妻が10年働いていた病院の駐車場についたところから始まります。

妻とは3ヵ月別居中。彼の手には花束。

いったい何があったのかなと思うと、1996年5月、トラヴィスと彼の隣りに越してきたギャビーの話になります。
ふたりの出会いから、結婚を決めるまでの様子が語られます。

ギャビーには、学生時代から交際していて、結婚を考えているボーイフレンドがいます。
準医師である彼女は、ボーイフレンドの住む隣の町にある職場を選び、家も買って越してきました。
しかし彼氏からは、なかなか結婚の話が出ない事に、不安と不満を持っていました。

彼女の飼い犬が妊娠し、隣りに住むトラヴィスの飼っているオス犬のせいだと思った彼女が、隣りに怒鳴り込んだのが、ふたりのきっかけ。

地元で生まれ育った獣医のトラヴィスは、独身を謳歌していましたが、幼なじみで親友の3人は、もうそれぞれ家庭を持っています。
親友達が家族を連れて、彼の家で定期的にバーベキューもしています。

ボーイフレンドがいるのを知っていても、ギャビーにアタックするトラヴィス。
次第にトラヴィスに惹かれていき、ドラウィスとボーイフレンドの間で心が揺れるギャビー。

恋に落ちたふたりの話から、また2007年に戻ります。

別居の原因は浮気か?
でも、一途にひとりの女性を愛する男を主人公にしてきたニコラス・スパークスです。
原因は交通事故にありました。

トラヴィスが運転していた車が、事故にあった。
トラヴィスも1日だけ意識がなかったけれど、同乗していた妻のギャビーは、もう3ヶ月意識が戻らない。
トラヴィスが憔悴しきっていたのは、自分のせいで事故が起きたと自責の念だけでなく、生前遺言のせい。

ギャビーは、職場で見た長い昏睡状態になった患者さんの夫や息子達の様子から、もし自分が昏睡状態になり、3ヶ月意識が戻らなかったら、延命治療はしないようにと遺言に書いていました。その事はトラヴィスも承知していましたが、まさかそんな事態が訪れようとは思っていませんでした。

彼の精神状態は、ふたりの幼い娘にも影響します。

見舞いに行くたび、眠ったままの妻に話しかけるトラヴィス。妻が答えてくれたような気がする気持ちも、よくわかります。
この病室での様子が、切なくてねえ。

徐々に事故の様子や、現在の様子が明かされていくので、次はどうなるのだろう、トラヴィスはどういう選択をするのかと読み進んでしまいます。

人生は曲がり角の連続。大小の違いはあっても、選択の毎日。

「きみを想う夜空に」の切なく苦しいラストと違って、ほんわかと明るい日差しを感じるラスト。
何気ない普通の日々が、大切な時間と感じるラストでした。

著者の感謝のことばの中に、「きみを想う夜空に」の製作が始まっていることが書かれていて、訳者のあとがきの中には、チャニング主演と、ハルストレム監督で進んでいるとありました。

「きみと選ぶ道」は、主人公が32歳の時と43歳の時の話なので、映画にするには難しいですね。「きみに読む物語」みたいに、過去と現在の年齢差が大きければ、違う俳優さんを使えるけどね。

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