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2012年1月15日 (日)

ロンドン・ブールヴァード ケン・ブルーエン著

London_boulevard

ロンドン・ブールヴァード/新潮文庫

先月見た「ロンドン・ブルバード」の原作を読みました。

映画「サンセット大通り」を下敷きに書かれているので、ミッチェルが働く邸宅の女主人は、リリアン・バーマーという60代と思われる元女優で、女優復帰を夢見ている。復帰は彼女の幻想でしかなく、現実には無理なのだ。
ここが映画と大きく違う設定。年だけでなく、名前も違うのね。

ジョーダンという執事が、リリアンに屈折した愛情を注いでいる。彼はリリアンと結婚していたこともある。

ミッチェルの年齢なども、映画と違いました。

原作のまま映画化しても、観客が呼べる内容ではないわね。

ミッチェルの仕事を紹介した新聞記者は、女主人の姪。
映画では友人でしたよね。

リリアンは、ハンサムな男が好きらしい。
ミッチェルは45歳。金髪で180cm。体重は82キロだけど、ジムで鍛えていたから贅肉はない。

リリアンは、最初からミッチェルに色目を使う。3年間刑務所にいたせいもあって、彼女に欲情してしまうミッチェル。

女主人の設定が違うので、ミッチェルと女主人の関係も違う。
原作では女主人と肉体関係を続けていても、ミッチェルには彼女への愛はない。
リリアンもミッチェルに執着はあるけれど、愛はないと思います。

ミッチェルは偶然知り合ったアイリンという30代の女性と愛し合い、結婚を考えます。

女主人には内緒にしていたのだけれど、酔って執事のジョーダンに、アイリンとの事を話してしまいます。

ミッチェルはすごく粗野な男で、ビリーとは違う昔の仲間から頼まれて、リリアンの家で働きながら、一度だけですが銀行強盗もしてしまいます。
3年服役したけれど、それは酔って記憶のないミッチェルに、ビリーが罪をなすりつけたから。この点は映画も同じでしたね。

でもその服役前にも強盗などをしていた主人公には、映画ほど同情も共感もできない。所詮、ミッチェルは犯罪や暴力の世界から抜け出せない男なのよ。

主人公のキャラは、映画の方が感情移入しやすかった。

ギャントの殺害には、執事のジョーダンも手を貸します。

展開で大きな違いは、妹が薬の過剰摂取で亡くなり、アイリンがひき逃げされて死んだ事。しかしそれは、ジョーダンの仕業だった。理由はミッチェルをリリアンのそばにいさせるため。

その事実を知ったミッチェルは、ジョーダンを撃ち(死亡するほどのものではないけれど)、リリアンに銃を向けたところで終わっています。

この小説は、映画や音楽、犯罪小説の引用が多いのよ。映画はわかるものがあるけれど、ほかはほとんど知らないの。これらの物を知っていると、ずいぶん感想も違うのかも。
多分、ロンドン子が読むと、すごく共感できる内容になっているのだと思います。

映画「ロンドン・ブルバード-LAST BODYGUARD-」の感想はこちら

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