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2012年9月17日 (月)

ウェイバック -脱出6500km-

自由のために

Way_back

公式サイト http://wayback.jp

原案: 脱出記 シベリアからインドまで歩いた男たち (スラヴォミール・ラウイッツ著/ヴィレッジブックス)

監督: ピーター・ウィアー  「いまを生きる」 「グリーン・カード」 「トゥルーマンショー」

1940年、スターリン批判とスパイ容疑をかけられ、無実の罪で囚われたポーランド人兵士ヤヌシュ(ジム・スタージェス)は、極寒のシベリアにある矯正労働収容所へ護送された。そこはすべての生命をのみこみ凍てつかせる不毛地帯。想像を絶する悪環境の中、20年の懲役という途方もない刑を言い渡されたヤヌシュはある猛吹雪の夜、6人の仲間と共に収容所を脱出する。ただ“自由”を求めて、彼らはひたすら南を目指す。

キャスト陣はなかなかなのに、超マイナー公開。
上映館少なすぎ!

シベリアから脱走した実話と聞いて思い出すのは、捕虜としてシベリアに送られたドイツ人兵士が、脱走してドイツに帰る「9000マイルの約束」。

9000mile

シベリアの収容所に着くまでにも大勢の捕虜が死に、極寒の地からたった一人で脱走した。

今作で脱走するのは、思想犯や政治犯、刑事犯としてシベリアに送られた人たち。
生きて逃げ切れるかどうかわからないけど、収容所で死ぬよりは自由の中で死ねると、猛吹雪で足跡が消える日に脱走を決行。

まず南のバイカル湖まで行き、そこから国境を超えてモンゴルを目指します。

Way_back3

前半、逃走の大変さは描かれているものの、思ったよりあっさり目だなあと感じました。
でもそこはウィアー監督、後半で壮絶な旅の様子がしっかり感じられ、心に迫るドラマとなっていました。

当然、途中で息絶える者、脱走の理由の違いから途中で別れる者もいる。

極寒の地を乏しい食料と水で何とか切り抜け、やっとバイカル湖に着く。そこでポーランド人の少女イリーナ(シアーシャ・ローナン)が彼らの後をつけているのに気づきます。足手まといになるから置いていくつもりでしたが、彼女も一緒に連れて行くことになります。

Way_back2

イリーナが加わった事により、収容所に入れられる前にどういう事があったのか、男達の個人的事情も明らかになってきます。

やっとモンゴルに着いたとほっとしたのもつかの間、モンゴルも共産圏となっていました。
仕方なく中国へ行き、チベットからヒマラヤを超えてインドを目指します。

極寒のシベリア。
灼熱のゴビ砂漠。
水は? 食料は?
肉体的にも精神的にも苛酷なサバイバル。
チベットでは、春になるまで3ヶ月待てと地元民に言われますが、ヤヌシュは雪山を進みます。

後半は、本当にドラマに入り込んでしまいました。

マーク・ストロングは、収容所にいるロシア人の役者。ヤヌシュに脱走話を持ちかけます。
しかし脱走したのは、
犯罪集団ウルキに所属するロシア人。
ラトビア人の牧師。
画家志望のケーキ職人のポーランド人。
収容所で夜盲症となったポーランド人の若者。
ユーゴ人の会計士。
地下鉄技術者のアメリカ人。

コリン・ファレルは刑事犯ですが、こういうヤクザなチンピラ役はぴったりはまってますねえ。モンゴルとの国境でソ連に留まります。彼は収容所内のギャンブルで負けたお金が払えないので脱走しただけだから、ここまで取り立てに来ないし、自由になってもどう生きていいかわからないからと。

エド・ハリスは、地下鉄技術者のアメリカ人スミス。やっぱり演技派ですねえ。とてもうまい。彼の演技で、ドラマの部分がぐっと胸に響いてくる感じでした。

スミスはファーストネームを「ミスター」だと言い、皆には本名を教えません。一番年長の彼は、砂漠で弱った自分を置いていけとヤヌシュに言います。
もともと収容所にいたときから、ヤヌシュの優しさは命取りになると言っていますし、一緒に脱走するのは、ヤヌシュなら同行者を見捨てないからとも言っています。

ジム・スタージェスは頭がよく、南の方角も彼が調べています。そして一行のリーダー格。

ヤヌシュが生きて戻ることに執着する理由。
これが泣けますねえ。
ヤヌシュが収容所に送られたのは、拷問された彼の妻が、夫の犯罪の証人となったから。
ヤヌシュはどうしてももう一度妻に会いたい!
妻に「許すよ。」と言いたいから。

(鑑賞日9月12日)

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コメント

ロードショーでは見逃したので新橋文化劇場で見ました。名画座は久しぶりです。
ピーター・ウィアー監督割と好きです。前作の「マスター・アンド・コマンダー」もいい映画でしたし。
さて、本作ですが、地味ですね。とはいえウィアー監督の手堅い演出で見せます。
シベリアからインドまでの風景を再現した撮影は大変だったでしょうね。
マーク・ストロングの出番が割と短いのが残念ですが、エド・ハリスはでずっぱりなのでハリスの姿を見ているだけで安定感あります。
シベリアからインドまでの風景が素晴らしいですが、ナショナル・ジオグラフィックが製作にからんでいるからでしょうね。

★きささん
ウィアー監督でキャストもよかったのに
上映館少なかったんですよねえ。、
名画座でかかりましたか。

これ見たかったんですが、銀座シネパレスだけの上映でしたからね。
新橋文化でラスト1本だと700円。
地味な映画ですがスクリーンで見れて幸せでした。

★きささん
こういう風景は、やっぱりスクリーンで見たいですよね。

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