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2013年8月 8日 (木)

少年H (試写会)

少年が見た戦中戦後

Photo

公式サイト http://www.shonen-h.com
8月10日公開

原作: 少年H (妹尾河童著/講談社文庫) 
監督: 降旗康男

1941年の神戸。胸に名前の頭文字“H”が大きく刺繍されたセーターを着ていることから、エッチとあだ名がついている妹尾肇(吉岡竜輝)は、洋服の仕立屋を営む父・盛夫(水谷豊)とクリスチャンの母・敏子(伊藤蘭)、妹・好子の家族4人で楽しく元気いっぱいの毎日を送っていた。仕事柄、外国人との付き合いもある盛夫は、、自分の目で見て考えることの大切さをHに教えていく。そんな中、時代は急速に軍国化の道を突き進み、次第にHの家族や周囲の人々にもその影響が及び始める。

原作は未読。
テレビドラマは見たと思うけど、あまり覚えていないのよねえ。

小学生から中学にかけての子供の4,5年て、体が大きく成長する時期なのに、本作はずっと同じ子役が演じているので、その点の違和感が大きかったな。でも、違う子役を使うのもなかなか難しいし、悩むところでしょう。

Hは絵を描くことが大好きで、好奇心旺盛でやんちゃな男の子。
父は、外国人居留地にも顧客がいる洋服屋。
Hは、父について居留地へ行くのが好きだった。

Photo

しかし社会状況から、居留地に住む外国人は、次々と故国へ帰って行く。
父の商売も、なかなか難しくなる。
キリスト教徒であり、仕事柄外国人との付き合いも多かった妹尾家は、周囲や警察から、あらぬ疑いをかけられたりする。

子供のHにとって、周囲状況や大人の世界は、わからない事や納得がいかない事ばかり。

戦時中、父はいつもHや家族に適切な助言をしてくれていました。

ある日、Hの机に“スバイ”と書かれていた。知人のアメリカ人が送ってくれた絵葉書を、友人に見せた事が原因ではとHは考えます。Hがそれを見せたのはひとりだけ。その子をとっちめようとしますが、父に諌められます。
この時の父の教えと、母が、キリスト教以外を邪教と言った時の父の言葉がとてもいいです。

空襲で神戸は焼け野原となり、家も仕事も失った妹尾家。

軍国主義だったのに、戦後ころっと主義を変える人達を目の当たりにするH。
いったいあの戦争はなんだったのか。
誰もが、Hに共感するでしょう。

戦争では、誰も幸せにはならない。

戦後、全くやる気を失くしてしまった父。
そんな父にも、他人に食べ物をあげてしまう母にも、怒りをぶつけるH。

そして、父もやっと前に進み始める。

2

ラストのフェニックスで、浜田省吾の歌の歌詞を思い出しました。

♪焼け跡の灰の中から
強く高く飛び立った♪

♪1945年 焼け跡から
高く飛び立った 今♪

(鑑賞日8月6日)

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【映画】さ行」カテゴリの記事

コメント

丁寧で、とっても共感できる作品でした。
やっぱ河童さんがいつまでも成長しなかったのは、ちょっと違和感ありましたね。
卑劣な役させると、泰造は、ほんとに似合いますわ。

★sakuraiさん
ずっと同じ子役だったのは、やっぱり違和感ありますよねえ。

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