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2015年6月 5日 (金)

ハイネケン誘拐の代償 (試写会)

格の差

Kidnapping_mr_heineken

公式サイト http://kidnapping.asmik-ace.co.jp
6月13日公開

実話を基にした映画

原作: De ontvoering van Alfred Heineken (ピーター・R・デ・ヴリーズ著)
監督: ダニエル・アルフレッドソン  「ミレニアム2 火と戯れる女」 「ミレニアム3 眠れる女と狂卓の騎士」

1983年、オランダ・アムステルダム。コル・ヴァン・ハウト(ジム・スタージェス)は、幼なじみのヴィレム(サム・ワーシントン)、カット(ライアン・クワンテン)、スパイクスの3人とともに経営していた建設業の会社が倒産して窮地に陥る。追い詰められた末にコルたちは、世界的ビール会社“ハイネケン”の経営者フレディ・ハイネケン(アンソニー・ホプキンス)を誘拐するという、大胆不敵な計画に全てを賭ける。そして予定通りハイネケンの誘拐に成功し、莫大な身代金の要求も行う。しかしその後は計画通りには進まず、人質であるハイネケンの傲慢な言動にも翻弄され、次第に仲間たちの歯車も狂いだす。

犯人達の視点で描かれているので、警察の捜査の様子は全く出てきません。
映画では犯人達を30代の俳優が演じていますが、実際には20代半ばだったらしい。
まだ若い素人による、ずさんな計画だった。

犯罪物としてより、人間ドラマとして見た方がいいと思う。

共同経営する会社が、不況によりピンチになったコルたち。

Kidnapping_mr_heineken_2

スーツ姿で銀行へ融資の相談に行くが、当然融資はしてもらえない。

お金に困ったコル達は、ビール会社“ハイネケン”の経営者フレディ・ハイネケンの誘拐を計画。素人の犯行と見破られないように、情報収集や武器調達の資金を作るため、なんと銀行強盗をする。

コル、ヴィレム、カット、スパイクス、そしてコルの弟ブレイクス。
この5人が計画を実行します。

コルの妻ソーニャはヴィレムの妹で、妊娠中。
ヴィレムの父親はハイネケンの工場に長年勤めていたが、クビになった。
カットは妻子持ち。

Kidnapping_mr_heineken_3

5人はフレディ・ハイネケンと、彼の運転手アブの誘拐に成功。
倉庫内に一見するとわからないように作った、完全防音の監禁部屋に、2人を別々に入れた。こういうのを作るのは、さすが建築業。

しかし、身代金を払うという連絡がない。
指定した期限を過ぎても来ない。
そうすると、この後どうするか、5人の意見が違ってくるんですね。
仲が良くて結束していた5人ですが、その結束が揺らぎ始めます。

一方人質のハイネケンは、怯えるどころか落ち着きを払っていて、食べ物や音楽に注文を付けたり、犯人達を心理的に揺さぶるような発言をします。

Kidnapping_mr_heineken_4

創始者の孫と言っても、会社を世界的な大企業にしたのはフレディ・ハイネケン。
やっぱり一代で財を成した人は、さすがにタフですねえ。
彼に比べると犯人達はひよっこ。
格の違いは明確ですね。

身代金目的の誘拐で難しいのは、お金の受け渡し。
なんとか身代金を受け取り逃げられると思った5人ですが、まいたと思っていた警察が追いかけて来た。
必死に逃げる5人ですが、それぞれの選択は別れてしまいました。

その後の彼らの人生にも、考えさせられますね。
「裕福には二通りある。大金を手にするか、大勢の友人を持つかだ。両方はありえない」というハイネケンの言葉にも納得させられるストーリー。

安易に犯罪に走ってしまった、若くて愚かな者たち。
でも素人であるという理由だけでなく、根っからの悪人でなかったから失敗したとも言えるかも。優しさや弱さを持っている。
妻子を置いて逃げる事が出来なかったカット。
妻に電話すれば捕まることがわかっていても、妊娠中の妻に電話せずにはいられなかったコル。

今でも身代金の大半は行方がわらかないそうだから、その点は創作なのでしょう。
犯人達は大金を手に入れたけど、結局使うことはできなかったって事ね。

オランダで製作された、ルトガー・ハウアーがハイネケンを演じた
「誘拐 狙われたハイネケン」(2011)も見てみたいですね。

Hei

(観賞日6月4日)

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【映画】は行」カテゴリの記事

コメント

TBありがとうございます。
おっ!鑑賞日がその日ということは、よみうりホールですか?
もしかしたら近くをすれ違っていたかもしれないですね。(笑)

>格の違いは明確ですね。
まさにその通りですね。
馬鹿な若い犯人達とハイネケンでは、人生の経験値が違いましたね。

★すぷーきーさん
同じよみうりホールにいらしたんですね。

人生の修羅場を数々経験してきたであろうフレディ・ハイネケンを相手にするには、犯人達は経験不足過ぎましたね。

TBありがとうございます。
犯人たちがあまりにバカばかりでしたね。
でもラストの字幕で出所後、コルとヴィレムはマフィアの巨匠になったと出ていたから、刑務所で地道もにコツコツ学習したのかな。
アンソニー・ホプキンスの存在感も大きかったです。

★ミス・マープルさん
刑務所で、ゆっくり考える事が出来たのかも。

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