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2017年6月 6日 (火)

マンチェスター・バイ・ザ・シー

住むには辛すぎる町

Manchester_by_the_sea

公式サイト http://www.manchesterbythesea.jp

製作: マット・デイモン

アメリカのボストン郊外でアパートの便利屋をして孤独に生きる男リー(ケイシー・アフレック)は、兄ジョー(カイル・チャンドラー)の急死をきっかけに、ボストンのさらに北の港町マンチェスター・バイ・ザ・シーへと帰郷する。そしてジョーの遺言を預かった弁護士から、16歳の甥パトリック(ルーカス・ヘッジズ)の後見人に指名されていることを告げられ、戸惑うリー。ボストンで一緒に暮らす事を、リーはパトリックに提案するが、彼に激しく拒絶されて途方に暮れる。彼には、この町で暮らすにはあまりにも辛すぎる過去があった。

マット・デイモンが、製作、監督、主演を予定していた作品。
米アカデミー賞でもマットが司会者に、出演作選びを間違えたと言われてましたよね。

内容的には地味で静かな作品だけど、ごく普通の人間の心情を描いていて、誰でも共感できる。

ケイシー・アフレックは、兄の初監督作「ゴーン・ベイビー・ゴーン」での演技が評判だったし、「ジェシー・ジェームズの暗殺」では、ブラピより、断然ケイシーの演技が良かったと思いました。

本作で、米アカデミー賞主演男優賞を受賞。

ボストンで孤独に暮らすリー。
女性からの誘いにも、全く応じる気はない。

兄の危篤の知らせを受けて、病院に向かったが、すでに兄は死亡。
兄が自分を後見人に指定していたのは、寝耳に水。
しかも、兄の自宅で甥と暮らすようにとの指示。

しかしリーは、故郷のマンチェスター・バイ・ザ・シーに住みたくない。
それがなぜなのか、現在と過去の映像が交互に映し出され、次第にわかってくる。

リーは妻(ミシェル・ウィリアムズ)と、3人の子供と暮らしていた。
兄や甥とも仲が良かった。

Manchester_by_the_sea_2

ここからネタバレ感想です。

しかし、リーがビールを買いに行っている間に、火事で3人の子供を失った。
火事の原因は、リーが暖炉をつけた時に、スクリーンを忘れたため。
その夜リーは、男友達を大勢呼んで、自宅で酒やドラッグをやって騒いでいた。
妻が怒ったので友人達は帰り、リーはビールを買いに行った。

刑事責任は問われなかったが、自分を許せず警察で自殺未遂。
妻とは離婚。

一方、甥パトリックの母親は、アル中で家を出て行った。今はどこに住んでいるのか不明。
父も失ったパトリックは、その悲しみを表に出せないでいた。
プレイボーイで、ホッケー、バスケ、パンド活動もして友達も多い彼は、表面上は変わらずに過ごしていた。

Manchester_by_the_sea_3

母親と暮らせるかも思ったパトリックでしたが、母とその婚約者に会ってがっかり。
母は飲酒をやめたらしいが、母の婚約者からは、まだ彼女に“母親”は無理と言われる。

母親の婚約者で、マシュー・ブロデリックが出演していました。

子供を失っただけでも辛いのに、元妻ランディは再婚していて、リーの兄が亡くなった時は妊娠中。
リーはやがて、ベビーカーを押すランディに町で遭遇。

火事の後、ランディがどんなにリーを責めたかわかる、ミシェルの演技。
さすがです。

元妻に謝られ許されても、再婚相手との子供といる元妻を見るなんて無理無理!
この町にいれば、またランディと彼女の子供を目にすることになるでしょ。
そんなの耐えられないわよ。
いいよ、いいよ、この町に住まなくていいよと言ってあげたい。

リーが部屋に置いている、3つの写真立て。
何が写っているのかは見えないけれど、想像はつきますよね。
それを見て、パトリックもリーの心情を知る。

リーが自分を許せる日は来るのでしょうか。

(鑑賞日6月2日)

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