サガン -悲しみよ こんにちは-
自由奔放で破滅型
公式サイト http://www.sagan-movie.com
18歳でデビュー作「悲しみよこんにちは」が世界的大ベストセラーになり、富と名声を得たフランソワーズ・サガン(シルヴィ・テステュー)。
2004年に69歳で亡くなるまで、どんな人生を送ったのか。
サガンの小説は中学生の時にいくつか読んだので、どういう人だったのか知りたくて見に行きました。
こーんなに常識はずれでスキャンダラスな人だったとはねえ。
作家って変わった人が多いけど、平凡な人には、斬新な小説は書けないって事かしら。
莫大な印税が入ったにもかかわらず、浪費家だったので、お金持ちだったのはわずかな期間みたい。
交通事故で瀕死の重傷を負い、そのためにドラッグ中毒になった。
映画では年代が出ないので、事故や結婚など、いろんな事件の時何歳だったのかわからなくて不親切だわ。
ドラッグ中毒にならなければ、少しは違った人生を送ったのかしら。
パーティー好き、ギャンブル好きでアル中。
性的にも、バイセクシャルだったのかしら。
男女を問わず、好みの相手にはアプローチして同居。
別れた二番目の夫とは、彼のボーイフレンドと共に同居。
よく息子が犯罪者とかにならず育ったと思うほど。
結局家庭人としては失格だから、親子関係もうまく行くはずもなく、臨終の時も息子の面会を拒否。
一方交友関係は華やかで、有名な作家や映画俳優や女優、ミッテラン元大統領等も親密な交際があったなんて。
頭はよかったし、たぶん人をひきつける魅力は持っていた人なのでしょうね。
友人(恋人?)のペギーも病死。愛を求めるも、結局孤独と絶望を感じていたのかな。
わがままな甘えん坊の末っ子気質って感じもしましたけど。
なんかピアフと共通するような部分を感じた、サガンの人生でした。
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