HACHI 約束の犬

わんこ　かわいいわん



公式サイト　http://www.hachi-movie.jp
監督：　ラッセ・ハルストレム

大学教授のパーカー(リチャード・ギア)は、ベッドリッジ駅で迷い犬になった秋田犬の子犬に出会う。その犬を自宅で預かりながら受取人を探すが見つからず、首輪についていたタグに刻まれた漢字から“ハチ”と名づけて、飼う事にする。
パーカーのあふれる愛情を受けて成長したハチは、誰に教わることなく、毎朝パーカーをベッドリッジ駅まで見送り、午後５時には迎えに行くようになった。
しかしある日パーカーは職場で倒れ、帰らぬ人となった。

｢ハチ」にちなんで、公開日は８月８日。そしてフジテレビとタイアップ。
八並びで、すんごい末広がり。(笑)

邦画のハリウッドリメイクだけど、監督がラッセ・ハルストレムなので見たいなと思った作品です。

物語はパーカーの孫のロニーが、学校の授業で“MY HERO”について話をするところから始まります。自分にとってのヒーローは、おじいちゃんが飼っていた犬のハチだと。


Kevin DeCoste(ロニー役)
なかなか可愛い男の子でしたよ。

ストーリーはわかっているのに、泣けてしまいました。

子犬がめちゃ可愛い～～～。
ただ、さっきの子犬と違うってのが、はっきりわかっちゃうのが残念ですけど。
大きさ違うんだもん。大きくなったり小さくなったりする。(爆)



納屋の板の隙間から覗くハチがまた可愛い。

犬は色盲なので、ハチの目線で見た映像をモノクロにしていますね。

オリジナルの邦画は、ハチを取り巻く人々って感じだったけど、ハリウッド版は、ハチの視点を中心にしています。

とっても優しさが感じられる映像です。
やっぱりハルストレム監督の映像は好きですわ。

パーカーが亡くなったあとも駅で帰りを待ち続けるハチを見るだけで、泣けてきちゃいますぅ。



派手な演出はないんですれど、ハチの気持ちが心に響いてきました。
老犬となったハチにもまた涙。

山梨県のお寺からアメリカへ送られた子犬という設定で、日本でも撮影しているので、ハリウッド映画によくあるチャイナ風のお寺や風景でなくてよかったです。

パーカーの妻ケイトは、ジョーン・アレン


大学の時、校舎の向かいの家に犬小屋があったんですよ。
たぶん雑種だと思いますが、秋田犬の血も入っていると思われる大型犬でした。
その家の小柄で腰が曲がったおばあちゃんが散歩に連れて行っていて、息子さんらしき人はサラリーマンのようでした。
散歩中の小型犬がキャンキャン吠えても、まったく動じずでーんとしてましたね。
犬小屋に名前が書いてあったので、名前を呼びましたが、耳がピッとわたしの方に向くだけ。
ある時犬小屋にいるその犬の名前を呼ぶと、ちょうどおばあちゃんが家に帰ってくるところで、「ほら○○(犬の名)、お姉さんが呼んでるよ。」
でも、相変わらず我関せずと、顔を向けることも無くじーっとしていましたね。
やっぱりあれは、秋田犬の血だったのじゃないかしら。

(鑑賞日８月１９日)