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2009年8月 3日 (月)

ノーボーイズ,ノークライ (試写会)

目の前に妻夫木くんが~~~!

Noboys

公式サイト http://www.noboysnocry.com
8月22日公開

日韓合作
監督 キム・ヨンナム
脚本 渡辺あや
主題歌 iLL 「Deadly Lovely」

ヒョング(ハ・ジョンウ)の仕事は、韓国のプサンからオンボロなボートに乗り込み、日本で成功した裏社会のボス、ボギョンおじさんに「荷物」とキムチを届ける事。
日本の海岸で出迎えるのは、ボギョンの息子の嫁(徳永えり)の兄である冴えない男、亨(妻夫木聡)。
ある日ヒョングは、自分が麻薬を運ばされていた事を知る。その上、袋に入れられた大成生命の重役の娘チス(チャ・スヨン)が、「荷物」としてきた。

ヒョングは子供の頃、母親に捨てられて家族を知らず、母親はなぜ喘息持ちの弟だけ連れて、自分を置いて行ったのかと、ずっと疑問に思っています。

一方亨は、捨てたくても捨てられない家族のため、恋人(貫地谷しほり)とも別れてボギョンの事務所で働き、お金のためなら妹に売春もさせます。
チスから、ボギョンに渡す金を持ち逃げした父親を捜し出してくれれば、5千万円ずつあげると持ちかけられて、ボギョンを裏切り、父親捜しを始めます。

ハ・ジョンウがこれは大人の童話というように、ストーリーはちょっとゆるいです。
そんな事して、ボスに見つかるでしょうと思う場面が多々ありました。
映画のテンポも、ちょっと私には合いませんでしたね。

しかし、ヒョングと亨の気持ちはとてもよく伝わってきます。
このふたりのキャラと心情を見る映画でしょうか。

家族思いの亨は、「ギルバート・グレイプ」のジョニデ兄ちゃんのやさぐれ版て感じです。(笑)

内容は暗くて重い話なんですが、ヒョングは裏社会にいるにしては、すれていなくてコミカルで、どこかのほほんとしていて、雰囲気は重苦しくなっていません。

無口で感情を表に出さない亨が、徐々にヒョングに気持ちを吐き出すようになります。
家族の柱としてずっと我慢して、今まで誰にも辛い気持ちや本心を言えなかったのでしょう。

ふたりがデュエットする「アジアの純真」は必見です!
亨の気持ちが痛いほど伝わってきますし、ふたりの絆ができてきたのも感じられて、とても心に残るシーンでした。
Photo

家族のいない生活をしてきたヒョングは、亨を通して家族を知り、自分の母親の気持ちも少し理解できる気がします。
そして自分を息子同然だと言ってくれていたボスの、本心にも気づきます。

家族とは
絆とは
守るものがあるという事は

ヒョングと亨のふたりを抱きしめてあげたくなるラストでした。

この日の試写会はなんとプレミア試写会で、映画上映後、妻夫木くんとハ・ジョンウの舞台挨拶とQ&Aのコーナーがありました。
試写会招待状には、スペシャルゲスト登壇予定とだけあって、プレミア試写会とは書いてなかったんですよ。
なので誘った友人とふたりで、大喜びしましたよ。
彼女も妻夫木くんが大好きなの。

この日の観客は、日本人と韓国人が半々だったようです。

マスコミのスチールカメラとムービーカメラがた~~~くさん。
妻夫木くんは、細くて顔がちっちゃーい!
ハ・ジョンウは上半身ががっちりしていて、メガネをかけていました。
映画では髪の色や髪型が違うので、同じ人?って感じでしたね。

舞台上の椅子に座って、司会者の伊藤さとりさんの質問に答えていました。
韓国語がわからないわたしは、通訳さんがしゃべるまで笑えなかったのが残念でした。

映画を撮り終えて得たものをふたりに書いてもらうと
ハ・ジョンウは「友達」。今までは、仕事でただ日本に行くというだけだったけど、「友人の聡がいる日本に行く。」と言えるようになったと。
妻夫木くんは、「めぐりあい」と書いてました。

最近男泣きした事は
妻夫木くんはラストシーンがラストカットだったので、その流れで泣きじゃくってしまったそう。
ハ・ジョンウはもうワンカット残っていたので、その時ぐっとこらえたそうです。最近泣いた事はないと言ってました。

観客からの質問にも答え、妻夫木くんが韓国語の勉強をしたのは1ヶ月半だそうです。

「アジアの純真」を歌うシーンは一発勝負で、振りはアドリブだったので、ハ・ジョンウさんのためにカンペを持っていたスタッフは、彼がどっちの方向を向くかわからないので、必死にあちこち移動していたそうです。(爆)

妻夫木くんはどんな人と聞かれたハ・ジョンウは、
「お酒が強くて驚いた。僕の3倍くらい飲むし、強い中国酒を飲んでも平気だった。」

妻夫木くんがそんな酒豪だなんて驚き。

2人の様子から、仲の良さが充分感じられましたよ。

マスコミのフォトセッションのあと、なんとふたりが客席にきてさらに撮影があるというので、どよめく場内。
中央部分にある通路に行くのに、客席後方の扉から入場!

どひゃ~~~
近い~~~

Photo

妻夫木くんを舞台挨拶で1度だけ見たことはありますが、ステージから遠かったんですよ。
間近で見られて、大興奮!

友人が「やっぱり肌がきれいねえ~~。」

妻夫木くんは終始ニコニコしていたし、ハ・ジョンウは、とても落ち着いた雰囲気の人でした。

舞台挨拶が始まってから撮影終了まで、40分くらいあったんじゃないでしょうか。
一般人の撮影は不可だったけど、こんなに長く生で妻夫木くんを見られて本当にラッキーと、友人とウキウキしながら帰りましたー。

(鑑賞日8月2日)

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コメント

風子さん

こんばんは!
妻夫木くん!
天地人の撮影で行こうと思えば見れるところに来たんですが見にいけなかったのが悔しいところです^^

天地人の人たちは皆すごいらしいですよ<お酒


こういう嬉しい驚きってイイですよね!
羨ましいです~

★mahitoさん
会場が韓国文化院だったので、韓国の俳優さんは来るかもと思っていたのですが、まさか大河の主役で忙しいはずの妻夫木くんまでとは思いませんでした。

うわあーー、それはよかったですね。
うらやましい!!!
デュエットはアドリブだったんですか!!
だと、あのロボットダンスもアドリブだったのか!!ハ・ジョンウ、おそるべしです。

★sakuraiさん
いやあ、妻夫木くんを間近見られて、うれしい試写会でした。

>デュエットはアドリブだったんですか!!

そうなんですって。びっくりですよね。

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