兵士の物語 英国ロイヤル・オペラ・ハウス版
アダム・クーパー
ウィル・ケンプ共演
公演公式サイト http://www.heishi.jp
公式ブログ http://ameblo.jp/heishimono
演出・振付 ウィル・タケット
出演
兵士: アダム・クーパー
ストーリーテラー,王様: ウィル・ケンプ
悪魔: マシュー・ハート
婚約者,王女: ゼナイダ・ヤノウスキー
2004年と2005年、英国でしか公演されなかったのが、なんとオリジナルキャストで日本で!
ルックスがよくて実力もある、バレエダンサーのアダムとウィルの共演でしょ。
これは見に行くしかない!
で、昨日行ってきました。
新国立劇場は初めて行きましたが、きれいですね。
ロビーも広くて、ゆったりしていました。
椅子やテーブルもあったし。
ロビーにあるテレビに、舞台のセットが映し出されていたので、それを撮ってきました。
舞台の前方中央部分に、オーケストラピットがあるので、踊りに使える部分は少ないですね。
派手に端から端まで飛んで回ってなんて踊りは出来ません。
驚いたのは、舞台上にも客席があった事。
舞台のセットの一部のようになっていて、左右4人ずつくらいかな。
あれってVIP席?
出演しているの優秀なバレエダンサー達ですが、今作の特徴は、踊りだけでなくセリフもあって、バレエと演劇が組み合わされている事。
特にストーリーテラーのウィルは、すごくセリフが多い。
最初にウィルが登場し、彼のコミカルな口上から始まります。
メモを見ながらではありましたが、日本語のセリフもちょっとだけありましたよ。
下手の前方に出てきたときに小さく手を振ったら、私の方を見てニコッとしてくれましたわん。 (←単なる思い込み?)
出演者4人とも優秀なダンサーであるだけでなく、役者としてもいいのがすごい!
音が鳴らないバイオリンを投げ捨てる時のアダムは、拍手したくなるくらいうまかった。
悪魔は老人や老婆にも化けるので、もしかしたら、一番演技力が要求される役かも。マシュー・ハートは初めて見ましたが、彼もとてもうまかったです。
特にラストは、凄みがあって恐怖を感じさせますね。怪演て感じ。
だからこそ、兵士の末路が悲しくて恐ろしい。
アダムは結構長身なんですが、それほど身長差を感じなかったので、ゼナイダ・ヤノウスキーも長身の女性なんでしょうね。
婚約者は素朴で普通な踊り。王女はちょっとコミカルなキャラで、これも面白おかしくうまく演じていたので、客席から笑い声もあがりました。
後半のアダム、ウィル、マシューの3人が一緒に踊るシーンは、ちょっとでも呼吸やタイミングがずれたら、大怪我するんじゃないかと思う振り付けでした。
踊りでは、このシーンが一番かな。
アダム、ウィル、ゼナイダの3人で踊るシーンも、見せ場の一つだと思いました。
あとね、出演者達が、指揮者にキューを出す時が何回かあったんですよ。
踊りのポーズが、指揮者に顔を向けて、はい、ここで音楽始めてって合図になっているんです。
これが面白いと思いました。
上演前のアナウンスで、休憩なしで1時間15分との事でしたが、もうちょっと長かったでしょうか。
面白い舞台でした。
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