スノープリンス 禁じられた恋のメロディ (試写会)

この話　嫌いなのよ

公式サイト　http://www.snowprince.jp
１２月１２日公開

現代の東京のクリスマス前夜。祖母(岸恵子)が見知らぬ老紳士(山本學)から古い原稿用紙を受け取っていた。孫の康子(マイコ)がそれを読み始めると、そこには祖母しか知らない７０年前の思い出が綴られていた。

昭和１１年。１０歳の草太(森本慎太郎)は両親を早くに失い、祖父(中村嘉葎雄)とふたりの貧しい暮らしで、学校にも通えなかった。しかし草太には、幼なじみの早代(桑島真里乃)と秋田犬のチビがいるので、寂しくなかった。

半年近く前にモニター試写会(上映作品は知らされていませんでした)で見ましたが、映画のストーリーに関するブログ・ＢＢＳ等でのコメントは公開まで差し控えていただきたいとの事だったので、感想をupしませんでした。
公開も近くなったし、普通の試写会も行なわれているので、もういいでしょう。

草太と早代はとても仲良しだけど、娘をお金持ちに嫁がせたい早代の父(香川照之)は、早代が草太と一緒に遊ぶのに反対。でも、母（檀れい）は草太には好意的。

絵を描くのが好きでうまい草太だけど、学校へも行けない貧乏ゆえ、何のたしにもなりません。おじいさんが亡くなると、たちまち生活に困窮。

貧しくてもおじいさんの教えを守り、清く正しく、人を恨まずに生きたのに．．．

宣伝文句に日本版フランダースの犬って、もろネタバレでしょう。
それにしても、なぜこの話を今、日本版の映画にしたのか疑問です。
貧乏人が貧乏なまま、貧乏ゆえに死んじゃう話でしょ。

好きじゃないのよ、この話。
こういう時代でない今に、感謝しようと言う意味なの？

映画初出演で初主演のジャニーズJr.の森本慎太郎くん。女の子みたいに可愛い顔で、純な心の持ち主の雰囲気に合っていました。
なのに、相手役のお金持ちのお嬢さん役の子が可愛くないのよ。もうちょっと、釣り合いのとれるルックスの子がよかったわ。お母さんは、超美人の檀れいなんだから。(笑)

脇はベテランが固めていて、特におじいちゃん役の中村嘉葎雄が、さすがによかったですねえ。

サーカス団のピエロに浅野忠信
草太との関係は、すぐに察しがつく役です。

山の四季の風景は綺麗でしたよ。
わんこもかわいかった。

(鑑賞日６月１４日)