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2010年4月 1日 (木)

誰かが私にキスをした

外人スタッフだけど 日本映画です

Darekiss

公式サイト http://darekiss.com

原作: 失くした記憶の物語(ガブリエル・ゼヴィン著)
監督:  ハンス・カノーザ 「カンバセーションズ」
脚本: ガブリエル・ゼヴィン

製作は日本です

2009年9月。
階段から落ちて救急車で搬送された、インターナショナルスクールに通うナオミ(堀北真希)は、過去4年間の記憶を失っていた。そんな彼女の前に現われた3人の男の子。
事故の日、何故か病院まで付き添ってくれていたユウジ(松山ケンイチ)。
親友だと言うミライ(手越祐也)。
彼氏だと言うエース(アントン・イェルチン)。
記憶を失くす前のナオミは、何を考えどんな子で、誰を想っていたのか。そして今のナオミと、3人の男の子との関係は、どうなって行くのか。

もともと観客は少なく、男性は皆無、しかもほとんどが中学生くらいの女の子。場違いなわたし?
上映前のマナーに関するCMで、おしゃべりのところになったら、場内が静かになりました。(笑)
終映までマナーの良い子ばかりで、気分よく鑑賞できましたわ。

アントンくんとエマ・ロバーツが、どんな感じなのかなと見にいきました。

記憶を失くして、不安なナオミ。学校へ行っても勝手はわからないし、誰とどんな関係だったのかも、まるでわからない。

Darekiss_anton

主要キャスト4人の中で、実年齢はアントンくんが一番下ですね。
日本語のセリフは、いくつかの単語だけでした。
テニスがうまいカレシ。どうやら、勉強の成績はよくはないみたい。
かなり自分勝手で、ナオミへの気遣いはないし、記憶を失くしてからのナオミの変化に戸惑っちゃう。
あと、いつも窓からナオミの部屋に入るって、どうよ。
嫌な印象だけで終わっちゃうのかなと思ったけど、ラスト近くでは反省もしていて、まあまあいい奴になっていました。

Tegoshi

手越くんはナオミと一緒に、イヤーブックの編集をしている。
記憶を失くしたナオミを、優しくサポート。
一番ノーマルで紳士的。
ナオミが好きだけど、カレシがいるし、自分の気持ちを言い出せない。

Darekiss_matsu

松山ケンイチは、悪い噂のある転校生。
兄の死や家庭環境のせいで、情緒不安定。自殺未遂の経験もあり、精神的な病で、服薬もしている。
一番難しいキャラだと思うけど、うまくこなしていたと思います。

渡部篤郎: ナオミのパパ
「絶対に忘れないと思ったことでも、忘れるからまた次の恋ができる。」byパパ
忘れるって、悪い事でもいい事でもあるのよね。

桐島かれん: パパが再婚を考えている相手。
清水美沙: ミライのママで、インターナショナルスクールの先生
エマ・ロバーツは、大した事ない脇役でした。

思春期は、ただでさえ色々悩む時期。
記憶を失くして、いったい本当の自分は?と悩むナオミ。記憶が戻っても、今さら失くす前に戻って、そこから始めるわけにも行かないし、戻った事を言い出せずにまた悩む。

過去はどうでも、結局進むしかないのよね。時間が癒してくれる事もある。

時々スクリーンの中に、ナオミが撮った写真のフレームが出てきます。この映像がカノーザ監督っぽいですね。
ナオミとユウジが、カメラを投げて写真を撮る場面があるんだけど、その時のフレームが細かく砕ける様子の映像とか、とても気に入りました。


堀北真希 松山ケンイチ アントン・イェルチン スペシャル・コメント


(鑑賞日3月31日)

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【映画】た行」カテゴリの記事

コメント

こんにちは~~。
そう、スターことアントン君。
最後、いいやつでしたね。
そのあたりも好きな話でした。
ユウジが卒業式の日にお母さんに連れられて
とっても子供っぽくみえたのも良かったです。

★mariyonさん
ユウジは卒業式の日は、気分が安定していたようですね。

流石にもうこの世代の作品はしんどかった~(笑)
まあ試写会だったんで良しです。普通なら見てないさくひんですから。^^;松ケンは相変わらずカッコいいけど、流石にハイスクールは無理があるかな…。
堀北さんて可愛らしいとは思うんですが、そもそもミスマガ時代から今一つ魅力を感じないんですよ…(苦笑)

★KLYさん
年代だけでなく、男性には特にしんどいかも。(爆)
ヒロインがひいきの女優さんでないと、よけいでしょう。
マツケンは、あちこち退学になっていて、他の子たちより年齢がいってる設定ですからね。日本の普通の高校だったらいないですね。

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