RAILWAYS 49歳で電車の運転士になった男の物語 (試写会)
終点までお願いしまーす
公式サイト http://www.railways-movie.jp
5月29日公開
企画・制作: ROBOT
主題歌: 松任谷由美 「ダンスのように抱き寄せたい」
一流企業に勤める筒井肇(中井貴一)は、バリバリの仕事人間。会社では、取締役に昇進の話もある。しかし妻(高島礼子)や娘(本仮屋ユイカ)の心は、家庭を顧みない肇から離れる一方だった。
そんな中、田舎の母(奈良岡朋子)の病気や、会社の同期の親しい友人の突然の死をきっかけに、自分の人生を見つめ直し、子供の頃の夢だった、“バタデン”の運転士になろうと決意する。
“バタデン”とは、島根県の松江から出雲大社まで走る一畑電車
実話を基にしているって聞いた気がするけど、フィクションなのかしら。それとも、モデルになった人への配慮で、公式サイトに書かれていないのかしら。
仕事に追われ、いつもせかせかして、自分で気づかないうちに息切れしてしている主人公。母が倒れ、物作りが好きな同期の親友川平が、交通事故で突然亡くなった。リストラのため、川平が工場長を勤める工場を、閉鎖したばかりだった。そして心筋梗塞で倒れた肇の母親に悪性腫瘍が見つかり、余命は長くない。
自分らしい人生とは、人生で大事なものとはと考える。
50歳近くで、20代の青年に混じって試験や訓練を受けるのは、なかなか大変だと思います。
でも、やっぱり意志の問題ね。大企業で出世する人は、強い精神力があると思うんですよ。運や才能もあるけれど、強い意志がなければ、こういう転職はできないと思います。
メインは、企業戦士だった頃と、電車の運転士になってからの肇の変化かな。
好きでしている仕事だし、気持ちもゆったりきて、妻子との関係も少しずつ修復できていく。
地元密着のローカル電車なので、肇は乗車するお客さんを気遣ったために、遅延させてしまう事もしばしば。それでも、3分とか5分なんだけど、日本は時間に正確ですからねえ。
しかしお客さん達は、肇の優しさを忘れません。
肇と同期の新人運転士宮田に、これがデビュー作となる三浦友和・百恵夫妻の次男、三浦貴大。目はお母さん似ですが、二枚目って顔じゃないわね。ミュージシャンになった長男の方が、イケメンかな。
宮田は甲子園にも出場し、プロからもスカウトされたが、肘の故障で野球を断念。運転士になった理由は、肇と全く違う。
肇と、彼の家族や周囲の人達とのかかわりを色々なエピソードを交えて、コミカルに、かつ感動的に描いた作品です。
田畑の空気を吸って、ほんわかする感じでした。
電車から見える、宍道湖や田畑の風景がいいですね。
主人公の自宅の最寄り駅が、無人駅の「いのなだ駅」だそうです。
鉄道マニアではありませんが、鉄道で一番興味がもてるのは、車窓からの眺めかな。
私は祖母が亡くなる小学校一年まで、夏は母の田舎で1ヶ月過ごしていました。母の実家は農家だし、電車の窓からは一面に田んぼが広がっている所だったので、懐かしい感じでした。畑で割れたしまったとか、売り物にできないスイカは当然自宅用だったので、母の実家では、いつもスイカをいっぱい食べていましたね。近所の分家の子供達や、近所に嫁に行った叔母の子供達とかで、夏の昼間は実家にいつも子供がわんさかいて、みんなでスイカを食べたり、遊んだりしていましたよ。
(鑑賞日5月18日)
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50歳をすぐ目前にして、
仕事に追われる毎日を、
送っていた49歳の男が、
あるきっかけから、
今までの生き方を、
思いめぐらした結果、
子供の頃にあこがれていた、
電車の運転士の夢を、
実現することになる。
監督はこの映画の舞台となる
島根出身の錦織良成。
主人公、肇を演じるのは中井貴一、
その妻に高島礼子、
娘には本仮屋ユイカ。
ある日、故郷で一人暮らしを、
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「RAILWAYS 49歳で電車の運転士になった男の物語」★★★☆
中井貴一、高島礼子、本仮屋ユイカ、三浦貴大、奈良岡朋子 出演
錦織良成監督、130分 、2010年5月29日公開、2010,日本,松竹
(原題:RAILWAYS)
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田舎の風景っていいですよね。
ゆったりとした展開はまるでローカル線がゴトゴト走るかのようで
とても心地よかったです。
もっとも、子供の頃からの夢がえらいこと簡単に叶っちゃう事に若干の拍子抜け感を抱きつつも、まあもともとベタなストーリーだし~。
とか思いながら見てました。
投稿: KLY | 2010年5月30日 (日) 22:35
★KLYさん
夢をかなえるのは、大人のファンタジーでしょうか。
日々の気持ちの変化や、家族や周囲の人達とのかかわりかたがメインなのかもと思いました。
投稿: 風子 | 2010年5月30日 (日) 23:01