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2010年6月25日 (金)

闇の列車、光の旅

命がけの不法移民達

Photo

公式サイト http://www.yami-hikari.com

サンダンス映画祭監督賞と撮影監督賞を受賞

製作総指揮: ガエル・ガルシア・ベルナル  ディエゴ・ルナ
監督: キャリー・ジョージ・フクナガ 
     (父親は日系3世 母親はスウェーデン系アメリカ人)

ホンジュラスに住む少女サイラの父親は、アメリカから強制送還されたが、娘と弟を連れて、再びアメリカのニュージャージーを目指す事にした。
不法に入国しようとする人達でひしめく列車の屋根の上で、サイラはギャングの一員のメキシコ人少年カスペルと出会う。強盗目的で乗り込んできた彼は、サイラに暴行しようとしたギャングのリーダーを殺して、サイラを救ったが、裏切り者として組織から命を狙われ、追われる身となってしまう。サイラは彼に信頼と淡い恋心と寄せ、彼と行動を共にして、国境を目指す。

日本人は、苦しい生活から抜け出すために、外国へ行こうとは思わないものね。逆に不法就労者や、不法入国者が来る国ですからね。

カスペルが所属している組織ですが、通称MS-13と呼ばれる、実在の組織だっていうのが驚きです。メキシコだけでなく、世界6ヵ国に5万から10万人のメンバーがいると推定されているそうです。
だからカスペルが、アメリカへ行っても、ずっと狙われると言っていたんですね。

Sinnombre

メンバーは映画の中と同じ様に、すごいタトゥーを入れているそうです。

貧しいし、学校にもいけないと、生きて行くのにギャングになるしかないのかしらね。ギャングになっても、ろくな未来はないというのに。
こういう映画を見ると、日本の義務教育はありがたいと思います。

明日への希望もないその日暮らしで、刹那的な生き方しかできない彼ら。
長寿国で、老後はどうするなんて日本とは大違い。
どうしたら、国が貧困から抜け出せるのでしょうかねえ。

サイラの母親は、多分亡くなったのかな。
父親は、ニュージャージーに妻子がいる。サイラと弟を連れて、家族のところへ帰ろうとし、もしもの場合を考えて、ふたりにニュージャージーの家の電話番号を、しつこく暗記させます。
サイラはあまり気乗りがしないけど、ホンジュラスにいても大した希望も未来もないので、しぶしぶついて行く。

カスペルは、組織の仕事をサボって恋人のマルタと会っていた事がばれて、マルタはそのせいで死んでしまった。だからサイラが暴行されかかった時、仲間のギャングを殺してしまうんですね。

Sinnombre2

カスペルはどうするのかな、どうなるのかな、サイラはどうなるのかな、ここで組織に捕まるのかなあ、ここで逃げられるのかなあと、展開も飽きさせずに、なかなかうまくできていました。

列車の屋根から見えるきれいな風景とは対照的な、過酷で厳しい現実でした。

(鑑賞日6月23日)

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コメント

まったく過酷な現実でした。
しかもこれはこの2人に特別なことではなくて、極当たり前にある
ことだというのが解るだけに余計にそう思います。
アメリカに入れても、数々の映画で描かれているように人種差別
や貧困はついて回るわけで、それだけでも幸せなのか疑問に思
えてしまうわけですが、彼らにとってはそれでも現状よりそちらを
選ぶんですよね…。

★KLYさん
こういう話がピンとこない日本は、幸せなんですね。
中南米の庶民の日々の暮らしぶりがどんななのか、実際に行って見てみないと実感できませんね。

なんとなくのんびりっぽい列車旅と、現実とのギャップがものすごかったですね。
こんな過酷なことをせねばならない世の中があることに愕然としました。

★sakuraiさん
命があぶなくてもアメリカへ行こうとするなんて、日本人にはわかりませんね。平和に感謝です。

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