十三人の刺客 (試写会)
どこまで丈夫なの伊勢谷友介
公式サイト http://13assassins.jp
9月25日公開
1963年の工藤栄一監督作のリメイク
監督: 三池崇史
江戸時代末期、明石藩江戸家老、間宮図書(内野聖陽)が、老中土井家の門前で割腹して果てた。それは明石藩主松平斉韶(稲垣吾郎)の暴君ぶりを訴えるものだった。
しかし斉韶は将軍の弟で、明年には老中への就任が決まっている。表立って事を起こせない老中土井大炊頭利位(平幹二朗)は、御目付役島田新左衛門(役所広司)に、斉韶の暗殺を命ずる。
オリジナルのキャストを調べたら、今回のリメイクで山田孝之が演じている島田新左衛門の甥は、現在黄門様の里見浩太朗よ。
50年近く前だものね。そりゃ、当時は若造役よね。
今回とても豪華なキャストです。
多分、オリジナルも豪華キャストだったのでしょう。
内野聖陽は、冒頭のシーンのみの登場。
明石藩主を守る、明石藩御用人千石・鬼頭半兵衛に市村正親。
鬼頭は島田新左衛門と旧知の中で、剣の達人だけど、家柄のいい島田と違い、自力で御用人千石の地位を得た人物。
息子と嫁を斉韶に殺された尾張家木曽上松陣屋詰・牧野靭負に松本幸四郎。キャラクター通りの威厳が感じられました。
刺客には、松方弘樹、伊原剛志、古田新太、高岡蒼甫、セクスィー部長の沢村一樹もいます。
刺客達が、山で道に迷った時に出会った山の民が、伊勢谷友介。刀ではなく、石を振り回したり、投げたりして戦います。
参勤交代の斉韶一行の待ち伏せの場所に選んだのは、落合宿。そこの庄屋が岸部一徳。
伊勢谷友介と岸部一徳が、コミカルなキャラです。
伊勢谷友介はシリアスな役しか見たことなかったけど、コメディーもいけるではありませんか。
吹石一恵と谷村美月も出演していますが、男くさーい映画です。
吾郎ちゃんの非道な暴君ぶりがすごくて、誰でもこんな奴を老中になんかしてはいけない、暗殺してしまえーと思います。
数ではかなわないので、落合宿での、刺客たちの仕掛けも見所の一つです。
一番の見所は、落合宿での死闘ですが、とにかく壮絶。
銃はなく、刀、弓、槍、爆薬など。
そして長い。
見ていて疲れます。
もう少し時間を短くしてもいいと思いました。
(鑑賞日9月19日)
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<十三人の刺客(2010) を観て来ました>
製作:2010年日本
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1963年に製作された工藤栄一監督作品を「クローズZERO」「ヤッターマン」の監督三池崇史がメガホンを取り、主演役所弘司を向かえリメイクした時代活劇。
江戸時代末期、罪無き民衆に対して不条理な殺戮を繰り返していた明石藩主、松平斉韶。その暴君振りを訴える為、明石藩江戸家老の間宮が切腹自害した。
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「十三人の刺客(2010)」(映画.com)
「十三人の刺客(2010)」オフィシャルサイト
十三人の刺客@ぴあ映画生活
十三人の刺客 - goo 映画
○作品情報(映画.com)
監督:三池崇史
製作総指揮:ジェレミー・トーマス、中沢敏明、平城隆司
原作:池上金男(池宮彰一郎)
脚本:天願大介
音楽:遠藤浩二
撮影:北信康
製作国:2010年日本映画
上映時間:141分
映倫区分:PG12
配給:東宝
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面白かった!
久しぶりにチャンバラらしいチャンバラを見た気分です。
それも
昔懐かしい様式美のチャンバラでなく
云ってみれば
リアルチャンバラ
落合宿でのラスト50分の死闘
まさしく死闘と云うに相応しい。
実に見応えありました。
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予告編、面白そうだったんですよね。
弘化元年3月。
明石藩江戸家老間宮図書が、
明石藩主・松平斉韶の暴虐ぶりをしたためた訴状と共に
老中・土井邸の門前で切腹自害。
将軍・家慶の弟である斉韶は、
明年には老中への就任が決まっていた。
土井は斉韶暗殺を決断、御目... [続きを読む]
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あはは、それまでほとんど個人のキャラは薄かったのに、壮絶最後のバトルは、一人ずつご丁寧でしたもんね。
でも、それほどの長さを感じず見れました。
やっぱ根がチャンバラ好きなもんで。
セクスィー部長の侍役も結構似合ってましたね。でも、笑ってしまう・・・。
投稿: sakurai | 2010年10月 2日 (土) 21:20
★sakuraiさん
私もチャンバラは嫌いじゃないですけど、ながいなーと感じました。
セクスィー部長、シリアスな役でも、なんとなく思い出してしまいますね。(笑)
投稿: 風子 | 2010年10月 3日 (日) 15:05