キック・アス (試写会)

こんなところにバズーカが

公式サイト　http://www.kick-ass.jp
１２月１８日公開

アメリカンコミックの映画化

監督：　マシュー・ボーン　「レイヤーケーキ｣　「スターダスト」

製作には、ブラッド・ピットも名を連ねています。

ニューヨークで父親と２人暮らしのデイブ(アーロン・ジョンソン)は、スーパーヒーローに憧れる平凡な高校生。 ある日スーパーヒーローになろうと、ネットで買ったスーツとマスクを身につけて、街で活動を開始したが、車泥棒に腹を刺され、車にはねられて病院送り。しかし怪我の治療で体内に金属を埋められた彼は、痛みに耐えられる力が大幅にアップした。再びパトロールを始めても、犯罪者にあっさりやられてしまうが、その捨て身の様子がネットの動画で配信されて話題となり、“キック・アス”の名で一躍有名になる。
やがて高度な訓練を受けたヒーロー“ヒット・ガール”(クロエ・グレース・モレッツ)と、その父親“ビッグ・ダディ”(ニコラス・ケイジ)の力を借りて、犯罪組織に立ち向かう。

原作コミックのストーリーを担当したのは、｢ウォンテッド」の原作者マーク・ミラー。絵（アート）を担当したのは、スパイダーマンのコミックを描き続けていたジョン・ロミータJｒ。

１１歳の少女が、放送禁止用語を連発しながら、バンバン人を殺して行くという過激な内容で、アメリカでも配給会社がなかなか決まらなかったそうです。しかし全米で大ヒットし、続編の製作が決定しています。

監督のマシュー・ボーンはこの映画のヒットで、「X-MEN：ファーストクラス」の監督に抜擢されました。

“キック・アス”を名乗るデイブは、特殊能力も優れた身体能力もない、ヘなちょこオタク。みんなコミックのスーパーヒーローが好きなのに、なぜスーパーヒーローになる奴がいないと、正義の味方として活動し始めますが、いつもボコボコにされるだけ。



窮地の彼を救ったのが、“キック・ガール”。銃やナイフの扱いも凄腕で、様々な武器を使いこなします。

(５００)日のサマーで妹役だった子ですね。
素顔はとってもかわいらしいのよね。



彼女の父親“ビッグ・ダディ”(ニコラス・ケイジ)はギャングのボス、ダミーコ(マーク・ストロング)に罠にはめられて、そのせいで妻が亡くなったので、復讐に燃える男。娘を幼い頃から鍛え上げました。



この父娘がダミーコの手下達を殺していたのですが、ダミーコはそれを、“キック・アス”の仕業だと思います。そして彼の息子が、“レッド・ミスト”(クリストファー・ミンツ＝プラッセ)と名乗って、“キック・アス”に近づきます。



スパイダーマンをはじめ、アメコミネタが満載です。
アメコミは読みませんが、たくさん映画化されているので、ネタがわかってうれしいです！
知ってるとかなり笑えます。ほとんどギャグ。ここまでコメディー色が強いアメコミは初めて。
夕日のガンマンの曲が流れた時も、笑っちゃいましたよ。

「ノーウェアボーイ　ひとりぼっちのあいつ」を見ているので、全く違うアーロン・ジョンソンのおバカぶりに拍手。やっぱり演技力あるわよ。
対決シーンのラストに何を装備してくるのかと思いましたが、彼が演じると「かっこいい～」ではなくて笑える～～

それ以上にすごいのが、様々なアクションをこなすクロエちゃん。
アンジーの小学生版よん。
この映画の真のヒーローは、“ヒット・ガール”です。

内容としてはかなり過激なのですが、ギャグマンガを見るつもりでいかがでしょうか。

(鑑賞日１２月６日)