リセット

もっと光を
迫り来る暗闇の恐怖

公式サイト　http://www.reset-movie.com

監督：　ブラッド・アンダーソン　　「マシニスト」

デトロイトの夜。頭にライトをつけてシネコンの映写室にいた映写技師のポール（ジョン・レグイザモ）は、突然の停電に驚き、ロビーに飛び出した。すると、さっきまでのざわめきはなく静まり返っていて、床には大量の衣服や靴が落ちていた。
同じ頃、理学療法士のローズマリー（タンディ・ニュートン）は、懐中電灯を手に、息子を探し回っていた。
その翌朝、消し忘れたキャンドルが灯る部屋で目覚めたTVレポーターのルーク（ヘイデン・クリステンセン）。外に出た彼が目にしたのは、大量の衣服と車が転がる無人の街。
一体、この街で何が起こっているのか！？

マイナー公開なので、ヘイデン君目当てで期待せずに見に行きましたが、これがＤＶＤスルーにならなかったのが不思議。
闇にさらわれる恐怖はわかるけど、ストーリーとしては？？？？？

１６世紀にあったロアノーク島集団失踪事件が度々引用されているけど、なぜさらわれたか不明なまま。

なぜ消えずに残っているのかも不明。

ポール、ローズマリー、ルークの３人は、灯がついているバーで出会う。
そこには、バーテンダーの息子ジェームス(ジェイコブ・ラティモア)がいた。
この４人のサバイバルの様子が描かれています。
自分の持っている灯が消えてしまうと、衣服を残して消えてしまうので、様々な方法で様々な灯をつけて、存在し続けようとします。

ヘイデン君の役名が“ルーク”なのには、笑ったわ。

キリスト教的要素を入れているのかな。
ルークが神を信じていないと発言すると、灯が消えそうになるし、ローズマリーが一所懸命神に祈ると、灯が少し戻る。
闇からは、消えてしまった自分の愛する人の声がしますが、それは闇の罠。

教会にいた子達だけが助かるしね。
ヘイデン君がシカゴに行けなくて、悲しいわたし。

キリスト教徒だと、内容の理解度が違うのかしら。

ところで、都会にいると、夜でも街頭や２４時間営業の店の灯があるから、真っ暗にはならないですもんね。もし停電で真っ暗闇になり、そこに一人っきりだったら怖いでしょうねえ～～。
電気のない昔は、さぞかし夜は恐ろしいものだったのだろうなあと思いました。

(鑑賞日２月９日)