パイレーツ・オブ・カリビアン／生命の泉

生命の泉へＧＯ

公式サイト　http://www.juliet-movie.jp

監督：　ロブ・マーシャル　　「シカゴ」　「NINE」

伝説の“生命の泉”へ、スペインのガリオン船、英国王の命を受けたバルボッサ(ジェフリー・ラッシュ)の船プロヴィデンス号、海賊の黒ひげ(イアン・マクシェーン)の船アン女王の復讐号が動き出した。元カノの女海賊アンジェリカ(ペネロペ・クルス)と再会した“キャプテン・ジャック・スパロウ”(ジョニー・デップ)は、黒ひげの船に囚われてしまう。

注：エンドロールのあとに映像あり。

公開初日に３Ｄ字幕版で見てきましたが、２Ｄで充分でしたね。
大勢の人魚が水中を上昇する様子など、もっと３Ｄをいかした映像にできなかったのかしら。

監督がロブ・マーシャルになりましだが、「シカゴ」も「NINE」も、場面場面はいいけれど、全体としてはつまらなかったのよ。今回もそう。
ジャックがロンドンの街を逃走するアクションは面白かったけど、あとは尻すぼみ。
まあ、子供は楽しめると思いますけど。



海賊の話なのに、海や船上よりジャングルのシーンが多かったような。

生命の泉へ行っても、その水だけではダメで、昔生命の泉へ探険の旅に出たポンセ・デ・レオン号にある二つの聖杯と、人魚の涙が必要で、それを途中で調達するのも競い合います。



宣教師フィリップ役のサム・クラフリンはハンサムだけど、キャラに大した魅力がない。
人魚との恋も、添え物の話って感じ。泣かせる内容なんだけど、胸に迫らないのよ。



美しい人魚に心惹かれるフィリップだけど、人魚の恐ろしさも目の当たりにしている彼は、完全には人魚に心を許せない。

ジャックの父親役キース・リチャーズが、ワンシーンだけ登場。やっぱり独特の雰囲気と存在感ね。
他のおなじみのキャラ達も登場。おサルのジャック、好きよん♪

ペルロペが演じるアンジェリカは、昔修道女になろうとしていた信心深いキャラ。彼女は黒ひげの娘と言っているけど、それが本当なのか嘘なのかは、ラストまでわかりません。

生命の泉へたどり着けるのはわかりきっているので、一体誰がその泉の水を飲むのかって言う事。これは予想外でした。黒ひげが片足の男に殺されるって予言だけど、こっちも意外性がほしかったな。

やっぱり１作目が一番好きだわ。でも、テーマ曲を聞くと、海へ漕ぎ出す船が頭に浮かんで、心躍るのよね。

(鑑賞日５月２０日)