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2011年6月 9日 (木)

アジャストメント

運命の人

Adjustment

公式サイト http://adjustment-movie.jp

フィリップ・K・ディックの同名短編小説の映画化

最年少で下院議員となり、上院議員に立候補したデヴィッド・ノリス(マット・デイモン)は、ある日出会あった、ダンサーのエリース(エミリー・ブラント)に一目ぼれ。 しかし、突如現われた、“運命調整局”と名乗る男達に、拉致されてしまう。彼らは“運命の書”に記された通りの運命に従わせるため、軌道からはずれた者を、元の進路に戻すのが任務だと言う。
彼らの事を口外しない事とエリースに二度と会わない事を条件に、デヴィッドは解放されるが、それから3年たっても、彼女を忘れる事はなく、彼女とまた偶然会えないかと思い続けていた。

予告編だと、マットのアクション映画みたいですが、それを期待して見に行った男性は、がっかりしたでしょうね。
これはファンタジックなラブストーリーで、デートムービー向き。

家族を早くに亡くし不良だったデヴィッドが、政治家を志した。
24歳で下院議員になり、上院議員選挙も当選が確実視されていたけど、投票日直前に、パーティーで下半身を露出していたスキャンダルが大きく新聞に載り、惨敗。
トイレで敗北宣言の演説を考えている時に、エリースと出会う。
翌日運命調整局のハリー(アンソニー・マッキー)が、うっかり居眠りしてしまい、デヴィッドは乗る予定ではなかったバスに乗ってしまい、そこでエリースと再会します。

Adjustment_bureau2

そしてオフィスに行くと、見知らぬか男達が、なにやら奇妙な事をしています。

Adjustment_bureau4

バスに乗り遅れ、彼らの作業が終わった頃に、オフィスに到着する予定だったのに、姿を見られてしまった彼らは、デヴィッドを拉致して、状況を説明します。

Adjustment_bureau

エリースにまた会えないかと、エリースと出会ったバスに、3年乗り続けていたデヴィッド。(←普通そんな奴いないだろ)
また、上院議員選挙の時期になりましたが、その時通りを歩くエリースを発見。

Adjustment_bureau3

またまた軌道からはずれたデヴィッドを調整しようと、ハリーの上司のリチャードソンは、彼らよりベテランのトンプソン(テレンス・スタンプ)に調整を依頼します。
ハンマーとあだ名される、凄腕の調整役。

彼らがなぜ執拗にデヴィッドの運命を調整しようとするのか、彼らに逆らうとどうなるのか、トンプソンから聞いたデヴィッドは、一旦はエリースをあきらめようとしますが、やっぱり彼女への思いは変えられません。

必死に調整しようとする調整局と、どうしてもエリースと一緒になりたいデヴィッドとの攻防。

Adjustment_bureau5

調整局の連中が帽子をかぶっている理由とか、ドアが色んなところにつながっていて、近道になるとかが、面白かったです。
デヴィッドに味方する、ハリーも良かった。

運命はいったい誰が決めているのか。
調整局が気を配って調整しているは、重要な人物だけみたいじゃないの。差別を感じるわ。デヴィッドの家族の死も、調整局のせいらしいような発言もあったし。
キリスト教的要素もあるけど、どちらかと言うと、そういう哲学的なことより、デヴィッドとエリースのラブストーリーの要素のほうが強かった。

運命の恋の物語。
真実のキスで調整ができなくなるとか、超乙女チックねえ~。
コテコテラブストーリーが好きな人に、おすすめよん。(爆)

(鑑賞日6月8日)

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コメント

調整局ってクールな仕事人だとばかり思ってたのですが
いきなり、居眠りしてたのにはオイオイでした(笑)
他人の寝室に勝手に入れる超能力が有るんだから
なにも著名人を動かさなくても世界を変えられると思うんですけどね~(爆)

やはりマット・デイモンには見ていて安心感ありますね。
ヒロインのエミリー・ブラント、最近「ガリバー旅行記」で王女役でした。
俳優はみな良かったですね。
久々に見たテレンス・スタンプ、渋かったです。

楽しく見たのですが、ラストがなあ、、
フィリップ・K・ディック原作でこのラストはちょっと。
まあ、ディックらしいラストとハリウッド映画のラストは相反する部分もありますが、そこを何とかクリアして欲しかったです。
ディックのファンとしては、あのしちめんどくさいデスペレートな世界観をちょっとは出して欲しかったというか。
そういう話ではないのですが、SFとしてのギミックもほとんど出てこな
いですし。謎のノートの説明くらいは欲しかったかな。
途中が面白いだけに残念でした。

★itukaさん
天使は、堕天使とか結構うっかりさんとかいますからね。
突っ込みどころも多い設定でした。(爆)


★きささん
原作は未読ですが、原作の世界観がうまく描かれていないのでしょうか。
小説の映画化は難しいですね。

まあ、原作はほんの短編なので映画はほぼオリジナルです。
原作は冒頭に使われているくらい。
なのですが、SFファンにとってディックって巨大な存在なのでついつい期待してしまうのです。

★きささん
>原作は冒頭に使われているくらい。

そうなんですか。

ディックの原作だと、「ブレード・ランナー」見たいなのを期待してしまいますね。

今晩は~。
「ヒア アフター」を見た後の「アジャスメント」の予告。
今度こそマットくんのアクションに期待大~!って見たのに、
ちょっと肩透かし~でした。

でも、運命という言葉の魅力が惹きつけてくれましたけどネ。

★小米花さん
アクションを期待して見に行かれましたか。
それは残念でしたね。

わたしはラブストーリーと耳にしていたので、その点はよかったです。

先日観て来ましたが・・・。
ストーリ展開がイマイチと感じてしまいました・・・。
そこまでして引き裂かないといけない明確な理由も無い感じがしちゃったし、良いよ~っていうのもあっけなかった気がしちゃいました・・・。
あ、でも、あの帽子はほしいと感じてしまった・・・。

★yukiさん
突っ込みどころも多いですが、ま、軽いデートムービーというところでしょうか。

帽子は活用してみたいですよね。

いつの間にかアクション俳優みたいになってしまってますが、こういうマットの方がぴたりと来るかなと思って見てました。
一途ってのがなんかほほえましい。。

★sakuraiさん
ボーンシリーズの前は、繊細な青年役が多かったですよね。
純愛が似合うかも。

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