クロエ
若くて美しい魔性の娼婦
公式サイト http://www.chloe-movie.jp
2003年のフランス映画「恍惚」のハリウッドリメイク作品
監督: アトム・エゴヤン 「秘密のかけら」
トロントの産婦人科医のキャサリン(ジュリアン・ムーア)は、大学教授の夫(リーアム・ニーソン)と大学生の息子マイケル(マックス・シエリオット)と、傍目には幸せそうな生活をしているが、彼女の心は、孤独と焦燥に蝕まれていた。
ある日彼女は、夫の携帯に届いた、女子学生との浮気を疑わせるメールを見てしまう。不安な気持ちを抑えられない彼女は、偶然知り合った若くて美しい娼婦のクロエ(アマンダ・セイフライド)に、夫を誘惑し、夫がどんな行動を取ったかを、報告するように依頼する。
オリジナルは未見ですけど、予告編を見て、多分クロエの報告は嘘なんだろうなと思っていました。
どういう結末なのか知りたいのと、マックス君が出演しているので見に行きました。
いつも若い女学生に囲まれている、ハンサムな夫。自分の容姿は、年を重ねて衰える一方。幼い頃は自分のそばを離れなかった息子も、家に女の子を連れ込む年になった。
↑この下着姿のマックスくん、ダサすぎ(爆)
母として、妻として、女として自信を失くし、孤独を感じる日々。
ジュリアン・ムーアが、皺やシミもそのままで、ちょっとくたびれた感じにしていますね。シャワーシーンのヌードがあるのには驚きました。
アマンダとのベッドシーンでも、ヌードになっているし。
なぜか豊満な胸のアマンダは、胸のヌードシーンはないのね。
クロエから夫との様子を聞いて、ショックを受け、ますます精神が不安定になって行くキャサリン。クロエに依頼した事を後悔するけど、クロエの報告はどんどん進んで行きます。
夫が彼女とどんな風に関係を持ったのか知りたいのと、クロエの誘惑にも惹かれてしまい、彼女と関係を持ってしまいます。
すべてを夫と話し合おうと決意した時、クロエの報告が、すべて嘘だったのが明らかになります。
夫も妻も、本音を打ち明けて、互いの気持ちを知ります。
夫が誕生日に予定の飛行機に乗らなかったのは、そんな理由だったのか。もう誕生日はうれしくない年なのか。
嘘がばれたあとクロエは、キャサリンにベッドでのふたりの写真をメールで送ってきたり、キャサリンの診療所に、花を持って現われたりします。
キャサリンにもうこれきりだと言われると、息子のマイケルに近づくクロエ。
執拗にキャサリンに付きまとう彼女が怖い。
彼女の目的や真意は何かと思ったら、キャサリンを好きになってしまったのね。
レストランのトイレで出会った時、優しくされたのがうれしかったのかしら。彼女の生い立ちはわからないけど、あまり愛されたり、優しくされたりすることがなかったのかしらね。可哀想な女性だったのかも。
マイケルに近づいて誘惑したのも、マイケルがキャサリンと同じまなざしを持っていたから。マイケルの中の、キャサリンを感じたかったのね。
キャサリン一家はめでたしだけど、クロエはあんな最後なんて。
冒頭のクロエの語りが、ラストで思い出されますね。
クロエがくれた髪飾りの櫛をつけているキャサリン。心には残る事ができたのね。
それにしてもマックスくん、可愛いですね。
青春真っ盛りで、すぐ女の子に誘惑されて振り回されちゃうような坊ちゃん役を、うまく演じていると思います。
アマンダとベッドシーンも演じています。
官能的なシーン満載の、サスペンスでした。
(鑑賞日6月1日)
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「クロエ 」★★★☆
ジュリアン・ムーア、リーアム・ニーソン、
アマンダ・セイフライド、マックス・シエリオット 出演
アトム・エゴヤン 監督、
96分、2011年5月28日,
2009,カナダ、フランス、アメリカ,ブロードメディア・スタジオ、ポニーキャニオン
(原作:原題:CHLOE)
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「クロエ」(2009年)
■出演■
ジュリアン・ムーア
リーアム・ニーソン
アマンダ・セイフライド
マックス・シエリオット
他
『秘密のかけら』など独自の愛の世界を探求する鬼才、
アトム・エゴヤン監督による官能サスペンス。
何不自由ない生活を送りながら... [続きを読む]
おもしろそう。
アマンダって、「ジュリエットからの手紙」といい、「赤ずきん」といい、なんだか最近ひっぱりだこですが、そんなにいいかなー?^^;
投稿: こん | 2011年6月 2日 (木) 21:00
★こんさん
今年日本でアマンダの出演作が、次々公開されますね。
これはアメリカでは2009年の公開作です。
個人的には、アマンダの顔は好みじゃありません。
でも、豊満なプロポーションは、娼婦役に合っていたと思います。
投稿: 風子 | 2011年6月 2日 (木) 23:00
こんばんわ、今度はこちらにやってきました
私も今日見に行ってきました~。
やっぱりジュリアン・ムーアはやらかしてくれました(爆)。
アマンダとのシーンはあそこまでとは思っていなかったので結構ビックリ!
私はこういうサスペンスは好きなのでわりと甘めの評価です。
風子さんはマックス君?がお好きのようですが
何に出ていた俳優さんなんでしょ??
イケメン好きなんですね(笑)。私ももちろん好きですが(爆)。
トラックバックさせてください♪
投稿: シバ美 | 2011年6月 4日 (土) 23:46
★シバ美さん
いらしていただいてうれしいです。
ジュリアン・ムーアとアマンダのシーンには、私も驚きました。
ジュリアン・ムーアの演技力で、キャサリンのキャラにリアリティーが感じられました。
マックス君は、、「キャプテン・ウルフ」や「庭から昇ったロケット雲」、「ジャンパー」では、主役のヘイデン君の少年時代を演じていました。子役出身で現在22歳。順調に出演作が決まっています。
投稿: 風子 | 2011年6月 5日 (日) 00:43
今頃、「恍惚」見てたのを思い出しましたわ。
ファニー・アルダンとエマニュエル・べアール!
エマニュエルの官能ぶりがすさまじかったです。アマンダちゃんじゃ、ちょっと青いかも。
ははぁ、マックス君は「ジャンパー」の少年だったのねぇ。
いい感じですね。チェックしときます!
投稿: sakurai | 2011年9月23日 (金) 21:58
★sakuraiさん
オリジナルをご覧になっているんですね。
フランス映画なので、もっと官能的なんでしょうね。
投稿: 風子 | 2011年9月24日 (土) 15:48