テンペスト
赦し
公式サイト http://www.tfc-movie.net/tempest
シェイクスピア作品の映画化
監督: ジュリー・テイモア 「タイタス」 「フリーダ」 「アクロス・ザ・ユニバース」
ナポリ王アロンゾー(デヴィッド・ストラザーン)の一行は、アロンゾーの娘とチュニス王の婚礼の帰途、突然の嵐にあう。船が難破し、絶海の孤島に散り散りとなってたどり着いた。実は嵐は、この島に住むプロスペラ(ヘレン・ミレン)が、魔術を使って起こしたものだった。彼女はかつてミラノ大公だったが、腹黒い実弟アントーニオ(クリス・クーパー)の謀略に乗ったアロンゾーたちにより、娘のミランダ(フェリシティ・ジョーンズ)とともに、12年前に追放されてしまった。プロスペラは、空気の妖精エアリエル(ベン・ウィショー)を操り、彼らに復讐しようとしていた。
血生臭い復讐劇だった「タイタス」は、映画を見たというより、美術館で絵画や彫刻を鑑賞したって感じでした。
面白いとは思わなかったので、今回もそんな感じだろうと見に行きました。
目当ては映像と、何気に豪華な俳優陣です。
「タイタス」よりは、映画っぽかったです。
テイモア監督の映像は、特に色のコントラストや、構図が独特ですよね。
今回も、幻想的な映像とか、とてもよくできていたと思います。
ただ、演出やセリフの口調が舞台的で、やっぱり映画としては面白くない。もうちょっと違う演出をして欲しかったですね。
そこへいくと、ケネス・ブラナーのシェイクスピア映画って、わかりやすくうまく演出されているんだなあと思いましたね。
原作ではヘレン・ミレンの役は男性ですが、女性になったことで、娘への愛情が母性的であり、エアリエルとの関係も、恋愛感情が混じっているようですね。
プロスペラ ヘレン・ミレン
ナポリ王アロンゾー デヴィッド・ストラザーン
王弟セバスチャン アラン・カミング
顧問官ゴンザーロー トム・コンティ
アントーニオ クリス・クーパー
エアリエル ベン・ウィショー
ファーディナンド リーヴ・カーニー
ミランダ フェリシティ・ジョーンズ
ステファノ アルフレッド・モリーナ
トリンキュロー ラッセル・ブラッド
キャリバン ジャイモン・フンスー
俳優陣は実力派がそろっていて、仕草や表情がうまいなあと思いました。
ヘレン・ミレンはとても威厳が感じられました。
あとは、好きなフンスーとウィショーに目が行きましたね。
ウィショーはスケジュールの都合で、ロケ地のハワイに来られなかったので、ああいう映像になったそうですね。ただしCG加工した物ではなく、アナログ加工なんだとか。
ウィショー、ずっと全裸でしたよね~。びっくりしました。
あら、なかなかのイケメンが出てると思ったのが、リーヴ・カーニー。
「ヒマラヤ杉に降る雪」で、イーサンの少年時代を演じた子なんですってね。知らないうちに、こんな素敵な青年に成長して、去年11月から、ミュージカル版スパイダーマンの舞台で、主役をやってるんですって。
今後、チェックしとかなきゃ。
(鑑賞日6月25日)
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原題: THE TEMPEST
監督・脚本: ジュリー・テイモア
原作: ウィリアム・シェイクスピア
出演: ヘレン・ミレン 、ラッセル・ブランド 、リーヴ・カーニー 、トム・コンティ 、クリス・クーパー
試写会場: スペースSF汐留
公式サイトはこちら。
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□監督・脚本・製作:ジュリー・テイモア□原作:ウィリアム・シェイクスピア□撮影監...... [続きを読む]
ドキュメンタリー映画祭に埋没してました・・。
やっと復帰。ドキュメンタリー映画は、マジに疲れるのですが、ときどき凄いのがあるんでやめられません。
へーー
>「ヒマラヤ杉に降る雪」で、イーサンの少年時代を演じた子なんですってね。
そうだったんですか。これは要チェックですね。
私はシェークスピアもん大好きなんで、これも楽しめました。
古めかしい台詞回しですが、これもシェークスピアの特徴と思って聞いてました。
投稿: sakurai | 2011年10月12日 (水) 09:45
★sakuraiさん
リーヴ・カーニーは、要チェックですよねえ。
バズ・ラーマン監督のロミオとジュリエットみたいに、台詞回しは古くても、映画として楽しめる演出にして欲しかったなあと思いました。
投稿: 風子 | 2011年10月12日 (水) 09:59