グリーン・ランタン

恐怖に勇気で立ち向かえ



公式サイト　http://wwws.warnerbros.co.jp/greenlantern

ＤＣコミックの映画化

監督：　マーティン・キャンベル　　「007/ゴールデンアイ」「 マスク・オブ・ゾロ」「007/カジノ・ロワイヤル」

広い宇宙には、平和を守る<グリーン・ランタン>という地球人が知らない警察機構が存在する。
伝説の戦士アビン・サーが無人の星に封じ込めた、恐怖をエネルギーに無限に増殖するパララックスが封印を破って蘇り、宇宙に最大の危機が訪れた。
新たな戦士に選ばれたのは、地球人のハル・ジョーダン(ライアン・レイノルズ)。優秀なテストパイロットだが、欠点だらけの性格の彼は、はたして宇宙を救えるのか。

３Ｄ字幕版で見てきました。
宇宙のシーンはまあまあだったけど、ほかは予想通り、大した３Ｄではありませんでした。

コミカルで軽い感じで、気楽に見られる娯楽作でした。
子供が見ても楽しいんじゃないかな。
一応、主人公は幼い頃の父親の死がトラウマになっていたり、ピーター・サースガードが演じるハモンド上院議員(ティム・ロビンス)の息子ヘクターは、コンプレックスを抱えていますが、マーベルコミックほどのダークさはありませんでした。

ハルの親友も恋人のキャロル(ブレイク・ライブリー)も、ハルがグリーン・ランタンなのをすぐに知っちゃうしね。

飛行シーンが多くて、その点が一番うれしい映画でした。
冒頭は戦闘機のバトルシーンだし、宇宙のシーンも結構あるし、地球上でも、ハルがぶんぶん飛ぶのよ。

意志をエネルギーとする緑のパワーリングは、想像したものが形になる。想像力の貧弱な私じゃ、武器にならないわね。(爆)



グリーン・ランタンに必要な資質は、恐れを知らない強力な意志。アビン・サーの指輪に選ばれたハルは、グリーン・ランタンの拠点、惑星オアで、シネストロ(マーク・ストロング)から訓練を受けます。しかし、トラウマから心の弱さを持つハルが、なぜ選ばれたのかわからないというシルストロ。
自分はグリーン・ランタンにはなれないと思ったハルですが、「指輪は間違った選択はしない。必ず理由があるはず。」と他の仲間から言われます。



キャロルは航空機会社の経営者の娘で、次期社長候補。優秀なパイロットでもあり、ハルとは幼なじみ。
付き合っていたことがあるけど、別れたみたい。
しかし、よりが戻ります。もともと、お互いずっと好きだったみたいだものね。

アビン・サーの遺体を調べていたヘクターは、パララックスに感染し、凶暴な姿に変身してしまいます。
それで地球に危機が迫り、ハルが勇気を持ってパララックスに立ち向かう。

ヒーローが、恋人の危機と宇宙の危機を救うっていうわかりやすい話。

本編のあとに続編を思わせる映像が．．．
コミックの映画化は、必ず続編を作れるようにしてるのね。
アメリカでの興行成績は、どうだったのでしょうか。続編できるのかなあ。

恐怖をパワーにするイエローリングをはめるシネストロ。
なんか、指輪物語みたいな展開ねえ。

(鑑賞日９月１２日)