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2011年10月12日 (水)

猿の惑星:創世記(ジェネシス)

エモーション・キャプチャーの猿

Rise_apes

公式サイト http://movies2.foxjapan.com/saruwaku

サンフランシスコの製薬会社の研究所に務める、若き神経科学者のウィル(ジェームズ・フランコ)は、アルツハイマー病の新薬を開発中。ジャングルで捕らえられた一匹の猿が、その新薬の投与により、目覚しい知能の向上を見せるが、突如所内で大暴れし、警備員に射殺されてしまった。しかしその猿は妊娠していて、生まれたばかりの小猿を、ウィルは自宅に連れ帰り、“シーザー”と名づけて育てることにする。所長からプロジェクトの中止を言い渡されたが、同居中の父親(ジョン・リスゴー)がアルツハイマー病を患っているウィルは、新薬の研究を止められなかった。
3年後、シーザー(アンディ・サーキス)は母から特殊な遺伝子を受け継ぎ、並外れた知性を発揮し始める。

なぜ猿が惑星の支配者となったのか、猿の惑星エピソード0となる本作。

新薬を開発したウィルのせいだったのね。
登場人物の中で、実は1番悪い奴?(爆)

エモーション・キャプチャーにより、CGの猿の顔の表情による感情表現がリアルになりました。
さらに、猿を演じた俳優たちはほとんどがスタントマン出身で、スタント・コーディネーターを務めたシルク・ドゥ・ソレイユ出身のテリー・ノータリーは、猿を演じる俳優たちのために「アーム・エクステンダー」という、腕に取り付けて長さを調節できるようにした義腕のようなものを開発したそうです。猿のような動きのために、色々考えたんですねえ。

以下、ネタバレストーリーです。

3歳になったシーザーの知性を見て、新薬の効果を確信したウィルは、研究所からこっそり薬を持ち出して、父親に投与します。すると翌朝、病状がすっかり改善していました。

その頃、ウィルは動物園の獣医のキャロライン(フリーダ・ピント)と知り合います。

それから5年後。
父親の病状が、また悪化します。隣人とトラブルを起こした父親を助けようとして、シーザーはその隣人を傷つけてしまいます。

Rise_apes2_2

この隣人、見たことある俳優さんだと思ったけど、鑑賞中は何に出演していたか思い出せませんでした。テレビシリーズ「スターゲイト:アトランティス」のマッコイ博士じゃないの。

で、シーザーは類人猿保護施設へ入れられて、ウィルと引き離されてしまいます。人間と暮らしていたシーザーは、施設内の猿のコミュニテイに溶け込めず、施設の飼育員からは虐待されます。

施設の所長がブライアン・コックスで、その息子で、施設内の猿達を虐待するのは、「ハリー・ポッター」のドラコ役だったトム・フェルトン。陰険で憎たらしい役を好演してます。

Rise_apes3

自分だけでなく、施設内の猿達に対する人間の態度や処遇を見て、シーザーはある決意をし、秘かに計画を立てて、着々と行動していきます。

ウィルがシーザーを引き取りに来た時、ウィルの手にある首輪を見て、帰宅を自ら拒んだシーザー。彼の決意は決定的になります。
シーザーは、ウィルの想像をはるかに超え、驚異的に進化していたのです。

一方ウィルは、さらに強力に改良した新薬を開発し、チンパンジーに実験で投与。
しかしその新薬は、猿には害がないが、人間を死にいたらせるものだった。

知らずに感染してしまった隣人のパイロットが、ニューヨーク行きのフライトに向かうなんてね。

アルツハイマーは、脳が壊れていくから、そばで見ているウィルの気持ち、何とか治療薬を開発したい気持ちは共感できます。

ただ、自然の摂理に人間はどこまで介入していいのか、難しい問題ですね。

Riseoftheplanetoftheapes_2

Riseoftheplanetoftheapes

(鑑賞日10月10日)

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【映画】さ行」カテゴリの記事

コメント

良かれと思ってやった・・・というのが一番たち悪いんですよね。
なんだかお猿さんたちがあまりにリアルすぎて、逆に入れませんでした。
アナログの昔の方がなか好きかも・・。

★sakuraiさん
エモーション・キャプチャーによるシーザーの表情は、人間そのものって感じでしたね。

シーザーの表情がストレートすぎて、いいような悪いような。

CGとロード・オブ・ザ・リングのゴラムを演じたアンディ・サーキスのシーザーの演技はいいですが、ちょっと個人的にはお話に乗れなかったかな。
割と話が暗いですし、猿の惑星である必然性も薄いし。
最後のゴールデンブリッジ上でのアクションはかなり凄いですけどね。
主人公役のジェームズ・フランコ、久々のジョン・リスゴーも好演していました。
しかし主人公の行動は無茶すぎというか。

★きささん
結末が決まっていますから、当然、話は暗くなりますね。
人間の傲慢さが招いた出来事だったと。

CGはすごかったけど、私も違う理由で、あまり乗れなかったです。

風子さんは、乗れなかったんですか…残念。

私は、製作者の術中にすっぽりはまったかも~
ゴリラくんに涙腺崩壊でした。

◆ほし★ママ。さん
ゴリラくんは、感情豊かだったんですけどね。

相変わらずたくさんの映画、ご覧ですね~。
すごいな~、うらやましい~~(^^)
私は今、ゲームにはまってしまって、全く映画が見れないんですよーーー(^^;

この映画、あんまり期待してなかったのに、とっても面白かったです。
オリジナルの1作目につながる話ですが、
ストーリーも自然で、なるほどな~と、納得できました。
この続編もできるのかな。

★kuuさん
興味はそのときによって変わりますからね。
好きなことができる時間があるのはいいですよ。

続編の製作は、予定しているのかもしれませんね。

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