キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー

ヒーロー誕生



公式サイト　http://www.captain-america.jp

マーベルコミックの映画化

監督：　ジョー・ジョンストン　　「ミクロキッズ」　「遠い空の向こうに」　「ジュラシック・パークⅢ」

１９４２年。スティーブ・ロジャース(クリス・エバンス)は入隊検査を受けるが、チビでやせっぽちで病弱な彼は、いつも不合格となる。しかし、アースキン博士(スタンリー・トゥッチ)の目に留まり、軍の秘密実験「スーパーソルジャー計画」の第一号被験者となる。肉体とパワー、スピードなど、あらゆる能力が増幅され別人に生まれ変わったスティーブだったが、戦意高揚と国債を売るための、広告塔にされ、各地を回ることになってしまう。慰問先で、親友バッキー(セバスチャン・スタン)の所属する連隊の危機を知り、オーストリアに救出に向かう。そこで、ナチスの科学部門“ヒドラ党”の支配者ヨハン・シュミットの、世界化征服の陰謀を知る。

２Ｄ字幕版で見てきました。

マーベルコミックの最初のヒーローだそうですね。第二次世界大戦中このコミックは、アメリカの戦意高揚に貢献したのでしょうね。

悪役がはっきりしているし、兵士として戦いたいという主人公の意志も明確で、わかりやすくて、面白かったです。
それと、ひとりで頑張るというより、仲間と共に頑張るヒーローというのが良かったです。

来年公開予定の、アベンジャーズへの布石も当然ありました。

体格が貧弱なスティーブは、なんとか入隊したしたいと思いますが、どうしても入隊検査には通りません。しかし確固たる信念と、善良な心を持つ彼に、アースキン博士は、チャンスを与えようとします。
ドイツ人のアースキン博士は、以前ナチスの極秘科学部門の幹部、ヨハン・シュミット(ヒューゴ・ビーイング)で「超人血清」の実験をしましたが、邪悪な心まで増幅してしまい、恐ろしい失敗を繰り返さないために、アメリカに亡命したのでした。

スティーブは超人的な能力を持つ体になりましたが、その直後、敵のスパイにより博士は殺され、研究所も破壊されてしまいました。
それで、「スーパーソルジャー計画」は続けられなくなりました。


風が吹いたら飛びそうな、チビで貧弱な体のスティーブはＣＧ。


ムキムキのスティーブは、脂肪分を取らず、ひたすらたんぱく質を摂取する食事とトレーニングの賜物。

たった一人だけスーパーソルジャーになっても、軍隊には無意味だとする政府により、広告塔として各地を回るスティーブでしたが、慰問先で親友の危機を知り、１０７連隊を救ったことから、軍人として部隊を率いて戦うことになります。

ヨハン・シュミットが、「アーリア人の顔を失った」と言うせりふの意味が最初はわからなかったのですが、なんと、マスクを取るとレッド・スカルという別のキャラクター名があったんですね。
主神オーディンのキューブを使って、強力な武器を開発し、世界征服を企んでいます。



アイアマンのトニー・スタークの父親ハワード・スタークを、ドミニク・クーパーがとてもうまく演じているなと思いました。トニーがプレイボーイで派手好きなのは、父親譲りだったんですねえ。(笑)
キャプテン・アメリカの盾は、彼が作った物なんですね。



フィリップ大佐を演じるトミー・リー・ジョーンズは、相変わらず渋いです。

男勝りな軍人のヒロインのヘイリー・アトウェルは、「アイアンマン」のグィネス・パルトロー、「マイティー・ソー」のナタリー・ポートマンと比べると、あまり魅力がなく、どうしても見劣りしますね。



彼女は今後、登場するのでしょうか。

(鑑賞日１０月１４日)