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2012年2月 9日 (木)

ビーストリー

現代版 美女野獣
シャイなビーストがかわいい

Beastly

公式サイト http://www.finefilms.co.jp/beastly

原作: ビーストリー (アレックス・フリン著/角川文庫)

カイル(アレックス・ペティファー)は、わがままで考えが浅いが、高校では絶大な人気を誇っている。自分の容姿にうぬぼれ、自信過剰になっているカイルが、おふざけでいじめの対象に選んだのは、ケンドラ(メアリー=ケイト・オルセン)という魔女と噂される風変わりな女の子。しかし、ケンドラはカイルの心ない仕打ちに動じず、カイルを懲らしめるために教訓を与えることにする。カイルの姿を内面と同等の醜い姿に変えてしまい、1年以内に誰かに“愛している”と言われなければ、永遠に“ビーストリー(忌まわしい)”の姿のままという魔法をかける。

美女と野獣の主人公は女の子だけど、これはビーストに変えられてしまった男の子カイルの目線の物語。

カイルはお金持ちで、父親は有名な人気キャスター。

Beastly5

うぬぼれが強くて傲慢な感じがよく出てました。
顔だけでなく、体もお見事↓

Beastly2

それが呪いでこんな顔に↓

Beastly3

腕もこんな↓

Beastly4

でもこの腕、カイルの行動で、星やお花が出るの。(*^m^)

Beastly6

ビーストの姿になる前に、自分の取り巻き達とはちょっと違うタイプで、気になる女の子ができます。それがヴァネッサ・ハジェンズが演じるリンディ。

人は外見が一番というカイルの父親は、ビーストになったカイルを遠ざけます。

両親が離婚して母親はいないし、父親は仕事ばかりで、全くカイルをかまってくれません。
カイルは親の愛情に飢えている男の子
醜い姿になってしまって一番悲しかったのは、父親が自分を別の家に住まわせ、全く会いに来てくれない事。
学校にも行けず、誰にも会えないカイルは、リンディの様子をこっそり遠くから見る日々。

リンディの父親は教師だったけど、妻が死んで以来ヤク中。
ヤクの売人とのトラブルで人を殺してしまい、リンディ親子は相手の弟に命を狙われます。

その様子を見ていたカイルは、自宅にリンディをかくまいます。
しかし身分を偽り、リンデイの父親の古い友人の息子で“ハンター”という名前だといいます。
そうとは知らず、父親に連れられて、渋々カイルの家に来たリンディでしたが、次第にビーストに心を開いていきます。

醜い姿になって、シャイで、一所懸命リンディの気をひこうとするカイルの様子が可愛いです。

盲目の家庭教師ウィル(ニール・パトリック・ハリス)や、家政婦のゾラ(リサ・ゲイ・ハミルトン)に度々助言を求めます。

いやー、ビーストの姿の時のアレックスくんの演技が、予想外に良かったのは収穫だったわ

孤独や悲しみ、苦悩する様子がよくわかり、共感を呼びます。

ヴァネッサも、雰囲気は地味だけどしっかりした女の子リンディを、うまく演じていたと思います。

カイルが醜い姿になる前の恋人スローンに、メラニー・グリフィスの娘、ダコタ・ジョンソン

ラスト、ケンドラの次のターゲットは、カイルの父親でしょうか。(笑)

(鑑賞日2月8日)

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コメント

風子さん、こんばんは。

アレックスくんは孤独感や苦悩を自然に表わしていて思ったよりも良かったですね。
ヴァネッサさんの意志のある凛とした雰囲気も印象的でした。

>ラスト、ケンドラの次のターゲットは、カイルの父親でしょうか。(笑)

このオチは最高ですよね。^^

★BCさん
展開は決まっているので、出演者たちの演技を楽しみました。
ゾラとウィルも良かったですね。

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