僕と彼女とオーソン・ウェルズ
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原作: Me and Orson Welles (ロバート・カプロウ著)
監督: リチャード・リンクレイター
2008年のザックの主演作で日本未公開。
1937年、17歳の俳優志望の高校生リチャード(ザック・エフロン)が、若き日のオーソン・ウェルズ(クリスチャン・マッケイ)とブロードウェイで出会い、彼が主催する劇団が1週間後に上演する予定の舞台「シーザー」の端役に採用されます。
ザックが、ウクレレを弾きながら歌うシーンがあります。
リチャードの視点から見た、オーソン・ウェルズと劇団員達の様子が描かれています。
オーソン・ウェルズはとてもワンマンで、自分の意見や指示にノーと言う者は、即クビ!
女好きでもあり、妊娠中の妻がいるが、劇団の女優とは、みな関係を持っている。
劇団員や周囲の人達は不平不満を言いながらも、彼の才能を認めているので、我慢しているんですね。
あこがれていた世界が突如現実になり、浮かれているリチャード。
劇団内のルールがわかっているようで、わかっていない。
アシスタントのソニア(クレア・デインズ)に気に入られて関係も持つけど、ソニアも野心家で、そのためにオーソンと関係を持っています。オーソンは、大物プロデューサー、セルズニックに紹介してくれるから。
リチャードもソニアとオーソンの関係は知っているけれど、何せまだまだ青い。
自分に対するオーソンの真意も全くわかっていなかったのを知って、愕然とするリチャード。
1週間でいい社会勉強をしたという青春映画。
最後は、自分の未来はまだまだこれからと、明るく前へ進んでいく。
物語の舞台はアメリカだけど、イギリス映画。
撮影もイギリスだそうだし、出演者もイギリスの俳優さんが多いみたい。
ベン・チャップリンやケリー・ライリーも出演しています。
クリスチャン・マッケイは知らない俳優さんですが、今作の演技が高く評価されたとか。
確かにザックより、マッケイの演技に目がいっちゃいますね。
オーソン・ウェルズがすっごくわがままだったのは、「第三の男」の撮影の秘話で聞いたことあります。
作家志望のグレタ役のゾーイ・カザンは、「エデンの東」などで有名な映画監督エリア・カザンの孫。
劇場のシーンはマン島にある「Gaiety Theatre」、メトロポリタン美術館は英国「British Museum」の「Enlightenment Gallery」で撮影されたそうです。
オーソン・ウェルズは二枚目じゃないから、日本じゃあまり人気ないんじゃないの?
それでこの作品は日本未公開?
私もウェルズには特別興味ない。
リチャード・リンクレイター監督作では、「スクール・オブ・ロック」大好きです!
「恋人までの距離(ディスタンス)」と「ビフォア・サンセット」も好きよん
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