マリリン 7日間の恋
マリリンに恋をして
公式サイト http://marilyn-7days-love.jp
コリン・クラークの二冊の回顧録を基にした物語
1956年、初の製作兼主演作「王子と踊り子」の撮影のために、新婚のマリリン・モンロー(ミシェル・ウイリアムズ)が夫アーサー・ミラー(ダグレイ・スコット)とイギリスにやってきた。名優ローレンス・オリヴィエ(ケネス・ブラナー)が監督で共演。撮影が始まるが、精神が不安定なマリリンはたびたび遅刻し、オリヴィエの怒りを買う。撮影が大幅に遅れ、オリヴィエは23歳の下っ端の第3助監督コリン(エディ・レッドメイン)を、マリリンの見張り役につける。コリンはマリリンの信頼を得て、しだい親密になっていくが...。
参考のため本作鑑賞前に、「王子と踊り子」をレンタルで見ました。
これを見ておくと、より本作を楽しめるのは確かです。
マリリンの役はコミカルでとても可愛いけれど、オバカな踊り子ではありません。
回顧録を書いたコリン・クラークは、イートン校出身の良家のお坊ちゃん。優秀な父と兄に比べると出来が悪かっただけで、一般的な基準では充分優秀だったのではないかと思われます。
オスカーにノミネートされたミシェル・ウイリアムズやケネス・ブラナーの演技だけでなく、主人公となるエディ・レッドメインもうまいので、彼の気持ちに共感でき、彼と同じ目線からマリリンを見られました。
レッドメインは二枚目じゃないけど、良家のお坊ちゃんの清潔さが感じられました。
コリンは映画の仕事がしたくて、何とか第3助監督の職を得ました。まあ、ぶっちゃけ雑用係です。
そこへ世界のセックスシンボル、マリリン・モンローがやってきます。
マリリン夫妻の宿泊先の手配など、命じられた仕事をこなすなか、衣装部のルーシー(エマ・ワトソン)ともいい雰囲気になります。
エマちゃん、美人でかわいいよね
しかしメソッド演技にこだわるマリリンは、演技コーチのポーラ・ストラスバーグに頼りきり、大幅な遅刻の連続で、オリヴィエはポーラを敵対視し、マリリンに怒りをつのらせます。
ポーラ役は、「ハリー・ポッターと賢者の石」のフーチ先生。2作目の時に高額なギャラを要求したとかで、1作目しかシリーズに出演していないのよね。
精神が不安定なマリリンに、創作活動を乱された夫のアーサーが帰国してしまうと、マリリンの精神状態はさらにひどくなります。
マリリン・モンローは、演技力を評価される女優になりたかったんですよね。
体がセクシーなだけでノータリンな女という役のイメージを、拭い去ろうともがいていた時期。相手役は、演技力の評価が段違いに高いローレンス・オリヴィエだし。
「王子と踊り子」は、もともとエリザベス女王戴冠式の際にローレンス・オリヴィエとヴィヴィアン・リーが上演することを予定として書かれた舞台喜劇だそうで、マリリンが映画で演じるのは、ヴィヴィアンが舞台で演じた役。
マリリンには、それらの重圧ものしかかっています。
スクリーンでの華やかさとは違い、素顔のマリリンは不安でおびえきっています。そんなマリリンに誠実で優しく接するコリン。
そりゃ23歳の青年が、世界のマリリン・モンローにそばにいて欲しいなんて言われたら、断れるわけないじゃない。当然でしょ。
彼女からの誘いを断る奴は、男じゃないって。
マリリンに付き添っているため、折角いい感じになっていたルーシーとの仲はだめになってしまいます。
コリンはマリリンとイギリス各地を巡ったりしましたが、撮影が終わればマリリンはアメリカへ帰国する。所詮それまでの仲なのです。
女優のマリリンと素顔のマリリン、大きな心の揺れを持つ女性を演じたミシェル・ウィリアムズは、さすがです。コリンと旅行している時は、とてもかわいらしかったです。ただ、「王子と踊り子」の本物のマリリンは、ミシェルよりさらにずっとチャーミングです。
ミシェルは演技力のある女優だけど、マリリンほどのオーラはまだありません。
製作会社、マリリン・モンロープロダクションの株の49%を持っているというミルトン・グリーンに、ドミニク・クーパー。
彼も以前マリリンに恋したけど、捨てられた経験があり、コリンに忠告します。
きっと普段のマリリン・モンローは、無邪気でかわいらしかったんでしょうね。
生い立ちのせいで、愛情を強く求め、そばに誰かいないとダメな人だったのかな。でも、そばにいる人に安らぎを与える人ではなかったのかも。アーサー・ミラーはマリリンと婚姻中、1本も作品が書けなかったというし。
女優シビル・ソーンダイクにジュディ・デンチ。
マリリンのボデイーガード役は、テレビシリーズ「名探偵ポアロ」にジャップ警部で出演してるフィリップ・ジャクソンでした。
(鑑賞日3月24日)
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こんにちは、王子と踊り子先に復習して正解ですね★
テーマ曲とかちゃんと使ってましたし
マリリンのキュートな踊りの再現とか。
もともとマリリン大ファンなのでミシェルがどう演じるかすごく
不安だったけど、なかなか良かったです(上から目線)笑
キャストも皆良かったですね♪
投稿: mig | 2012年4月 1日 (日) 10:37
★migさん
世界のセックスシンボルを演じるプレッシャーは大変だったと思います。
ミシェルはマリリンの可愛いい雰囲気を、うまく演じていましたね。
投稿: 風子 | 2012年4月 1日 (日) 14:50
>2作目の時に高額なギャラを要求したとかで、1作目しかシリーズに出演していないのよね。
へえー、そんな話が!でも、いかにもありそうな感じのおばさんでした。
どの役者もみな素晴らしく、映画の品格をぐぐっと高めていたと思いました。
ケネスがまたらしい!
投稿: sakurai | 2012年5月22日 (火) 13:33
★sakuraiさん
脇を固める役者さん選びに成功ですね。
物語に自然に入れました。
投稿: 風子 | 2012年5月22日 (火) 13:57