ももへの手紙 (試写会)
手紙の続きは...
公式サイト http://momo-letter.jp
4月21日公開
小学校6年生の夏、もも(声:美山加恋)は母(声:優香)に連れられて、瀬戸内海に浮かぶ汐島に移り住む。「ももへ」とだけ書かれた手紙を残し、父は突然天国へ旅立ってしまった。喧嘩をして仲直りしないまま父を亡くしたももは、心の中にわだかまりを抱え、慣れない場所での新しい生活にもなかなかなじめずにいた。そんな時、不思議な妖怪と出会う。
突然大事な家族を亡くしたら。
小学生の時、転校した経験があるので、ももの気持ちはよくわかります。
そしてももは、父とケンカしたままだったのが、とても心残り。父は手紙になんて書きたかったのか、その事がどうしても気になります。
突然夫を亡くしたお母さんは、悲しくても子供の前で涙は見せられない。
そして、自分が頑張って働いて娘を育てていかなければと、介護士の資格を取ろうと講習に通います。
母娘にとても共感できる物語でした。
不慣れな田舎暮らしでとても不安なのに、昼間はお母さんはいなくて、家にひとりきりのもも。他の人には見えない妖怪に、翻弄されます。
お母さんが、楽しそうにしているのも、むかつきます。
しかし、お母さんの表に出さない気持ちを知った時、お母さんは持病の喘息の発作で大変な事に。
「ラビット・ホール」にあったように、辛く悲しい事も、少~~しずつ耐えられる重さになる。
亡くなった人は、天から自分をずっと見守っていてくれると思えれば、少しずつ前へ進んで行ける。
ラストの手紙には涙。
ただねえ、3人の妖怪のキャラが好きになれず、その点には乗り切れなかったの。
キャラに魅力を感じなかったのよ。
(鑑賞日4月9日)
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今日は、幾分寒さも和らぎ瀬戸内の冬っぽい一日でした。こんな日は、こんな瀬戸内が舞台のこちらになります。
【題名】
ももへの手紙
【製作年】
2012年
【製作国】
日本
[続きを読む]
沖浦啓之監督の新作アニメーションです。
沖浦監督版「となりのトトロ」という評を見ましたが、お話はそんな感じです。
さすがの絵作りですが、舞台が瀬戸内海という事でちょっと「ポニョ」に近い感じも。
この作品はジブリ作品ではありませんが、元ジブリのスタッフが参加しているので絵もジブリ的な印象があります。
優香が母親役を好演していました。それほどうまい俳優さんというイメージはなかったので、やはり監督の手腕かな。
西田敏行も俳優としては時として苦手なんですが、本作では良かったです。山寺宏一はいつもの様に素晴らしい。
原由子のエンディングテーマも良かったです。
沖浦啓之監督の初監督作品の前作「人狼 JIN-ROH」は面白く見ました。
かなり暗い話ですが、あちらもお勧めです。
投稿: きさ | 2012年5月 2日 (水) 16:31
★きささん
トトロと違って、登場するキャラクターが好きになれませんでした。
投稿: 風子 | 2012年5月 3日 (木) 13:52
確かに妖怪の声には少し違和感がありましたが、物語は十分よくできていましたね。
ハイライトのあの大群は、アニメならではの描写、死んでからも言い残したことはあるでしょうが、なかなか生きている人には伝えるすべがありませんからね。
いつもTBありがとうございます。
投稿: atts1964 | 2017年9月 5日 (火) 17:04
★atts1964さん
ファミリーで見るのにいいかなあと、
思った映画でした。
投稿: 風子 | 2017年9月 5日 (火) 19:59