ソウル・サーファー ジャパン プレミア (試写会)
勇気をもらえます
公式サイト http://disney-studio.jp/movies/soulsurfer
6月9日公開
実話の映画化
原作: ソウル・サーファー サメに片腕を奪われた13歳 (べサニー・ハミルトン著/ヴィレッジブックス)
ハワイのカウアイ島に生まれたべサニー(アナソフィア・ロブ)は、母親(ヘレン・ハント)にマーメイドと呼ばれるほど、幼い頃から海に親しんでいた。幼なじみのアラナ(ロレイン・ニコルソン)と共に、プロサーファーを目指していた13歳のべサニーは、地区予選で優勝し、大会に向けてさらなる練習をしていた時、鮫にサーフボードごと、左腕を噛み取られてしまった。
一命をとりとめ、家族や友人に支えられて、1ヶ月後、再びサーフィンを始めて大会にも出場するが、思うような結果が出せず、サーフィンやめてしまう。
※「ソウル・サーファー」公開記念特番「片腕のサーファー、ベサニーからの贈りもの」の東京での放送は6月2日(土)13:25~13:55
その他の地域は公式サイトを見てくださいね。
舞台挨拶があると招待状に書いてありましたが、誰が来るのかは書いてありませんでした。
客席後方から登場したのは、原作者で主人公のモデルとなったベサニー・ハミルトンさんご本人でした。とても大柄な人。
片腕を失ったとき、家族や友人、そし信仰が支えとなったそうです。
また鮫に襲われるかもしれないという恐怖より、サーフィンができなくなるのではという方が、怖かったとも話していました。
映画ではアナソフィアの代役も務めた彼女は、出来上がったサーフィンのシーンが気に入らず、タヒチで撮り直しもしたそうです。
前日に日本に着いた彼女は、寿司に餅、蕎麦や緑茶など、日本食をいっぱい食べたみたい。
べサニーさんと同じ22歳のIMARUちゃんが、花束を贈呈しました。
ただのお涙ちょうだいの感動作ではなく、勇気と元気がもらえる映画でした。
べサニーは、両親もサーファーで、ふたりの兄、ノアとティミーも彼女を応援してくれていました。地区予選で好成績をおさめたべサニーとアラナには、スポンサーもつきました。
大会に備えて親友のアラナとアラナの父と練習で海に出ていた時、鮫に襲われます。べサニー自身が冷静だった事と、アラナの父の適切な処置もあって、大量出血しながらも一命をとりとめます。
事故から1ヶ月後、べサニーは早くもサーフィンの練習を始めます。
ジュニア部門で優勝したくらいですから、もともとの才能に加え、かなりの負けず嫌いで強い精神力があった少女だったのでしょう。でも、まだ13歳です。見た目も気になる年頃ですよね。片腕を失い、日常生活でも不自由に思うことも多く、かなり辛い思いもしたはずです。
取材を条件に、義手を作ってくれたところもありましたが、義手ではサーフィンができず、結局はずしてしまいます。
事故を目の当たりにした親友のアラナも、強いショックを受けました。
当然ですよねえ。
それでも乗り越えて、2人はまた大会に出場しますが、片腕のべサニーは、大波が来るとのまれてしまい、思うようなサーフィンができません。
そしてべサニーは、サーフィンをやめてしまいます。
教会のボランティア活動をしている友人サラ(キャリー・アンダーウッド)に付いて、津波の被害を受けたタイのプーケット島へ行きます。
そこでの体験が、ベサニーの価値観や心情に大きな影響を与えます。
被災した人達の話や子供たちとの様子が、ただでさえ泣けるのに、東日本大震災の被災者と重なってしまい、さらに泣けました。
そしてベサニーがタイから戻ると、自宅に世界中から、彼女宛に手紙が届いていました。
またサーフィンの大会に出場したベサニーは、ライバルであるアリーナにも、健常者と同等に扱ってくれてうれしかったと言います。年齢を考えると、すごいですねえ。
そして家族がすばらしい。両親もお兄さん達も、優しく見守ってくれるし、応援してくれるし、本当に仲の良い家族なの。
お父さん(デニス・クエイド)は片腕の娘のために、工夫したサーフボード作ってくれていました。筋トレにも、家族が協力してくれます。
エンドロールで実際のベサニーが、事故後初めてサーフィンをした映像や、プーケット島での映像が流れるんですが、本当にまだ幼い顔なの。
あんな年齢で恐ろしい事故にあって、それを乗り越えていたなんてと、もう涙が止まりませんでした。
13歳だったんですからね。自暴自棄になって、とんでもない行動に走ったりしてもおかしくないものね。
やっばり本人の精神力と、家族や友人の愛ですね~。
それと何より、サーフィンが大好きだったのね。
ヘタレの私めは、こういう強い精神力の持ち主には、ただただ敬服。
ベサニーの前向きな気持ちと努力を見ていると、自分にもその力が降ってきて、中に入ってくるような感じです。
夢をかなえる方法は、ひとつではない。道はいくつもあると、希望はあると思えます。
親友役のロレイン・ニコルソンは、ジャック・ニコルソンの娘だそうです。
キャリー・アンダーウッドは、アメリカン・アイドル出身のカントリー歌手ですってね。
(鑑賞日5月23日)
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【ストーリー】
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13歳の少女に起こった実話をもとにした話。
モデルとなったベサニー・ハミルトンは、現在プロサーファーとして活躍しつつチャリティ活動を行っている。
今回、アナソフィア・ロブのスタントも務めたそうだ。
原題は『SOUL SURFER』。
サーファーの両親シェリー(ヘレン・ハント)と、トム(デニス・クエイド)の娘ベサニー(アナソフィア・ロブ)。
プロのサーファーを夢見て、時間があれば海へ。
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訪問&TBありがとうございます。
「不屈の精神」という言葉を体現している内容でしたね。
本物のベサニー、そして彼女より15cm以上も小柄なアナソフィア、とにかくすごい!
ちょっと冷めてしまった部分もあるけど、時間の都合で内容を短く美化してあるだろうけど、それでもグッときました。
投稿: すぷーきー | 2012年6月12日 (火) 20:19
★すぷーきーさん
実話だと思うと、説得力がありますよねえ。
彼女の年齢を考えると、本当にすごいと思いました。
投稿: 風子 | 2012年6月12日 (火) 22:40
本人が来たんですね!凄いわ。
まあ、実際のところ、プロサーファーで食える人は、ごく一部らしいですから、こういう話で取り上げるのも、大事なことなんでしょうね。
13歳の少女が体験したことと思うと、精神力の凄さに感服です。
投稿: sakurai | 2012年6月22日 (金) 10:05
★sakuraiさん
若い女性が、なくなった左腕をさらした姿でいるだけでも、大変なことだと思います。
ご本人を見て、本当にすごいなと感じました。
投稿: 風子 | 2012年6月22日 (金) 10:15
風子さん、こんばんは!
事故の時は13歳だったんですもんね。
普通だったら、おっしゃる通り自暴自棄になってもおかしくありません。
本人の強い意思だけでなく、家族の愛、信仰といろいろと彼女を支えるものがあったからでしょうか。
自分の状況を嘆くでもなく、それを受け入れて進んでいるベサニーの強さにうたれました。
投稿: はらやん | 2012年7月 1日 (日) 19:03
★はらやんさん
嘆き悲しむより、前に進む事が優先する強さがすごいなと思います。
特にそれが短期間でできていることに。
投稿: 風子 | 2012年7月 2日 (月) 10:09