君への誓い

僕は君の夫なのに



公式サイト　http://www.kimi-chikai.jp

実話を基に製作された作品

親しい友人達に囲まれ、お互いに誓いの言葉を交わして結婚したレオ(チャニング・テイタム)とペイジ(レイチェル・マクアダムス)。幸せな新婚生活も束の間、ある夜、交通事故にあい、昏睡状態から目覚めたペイジには記憶に障害があり、結婚している事や夫のレオに関する記憶を失っていた。覚えているのは、両親と郊外の屋敷に暮らし、ロースクールに通っていて、ジェレミーという婚約者がいた事だけだった。

物語のモデルとなった夫婦は、、キム＆クリキット・カーペンターさんという人だそうです。

悲劇的なラストで終わらないことは決まっていますが、彼らがどんな困難にあったのか、その点が描かれています。

アメリカでは大ヒットだったのに、チャニングの日本での知名度が低いからか、あまり大きな公開でなくて残念よ。

レオは録音スタジオ経営し、ペイジは新進の彫刻家。交通事故による脳の損傷で、ペイジはレオとの記憶を全く失くしていました。
レオの両親は他界していて、彼にとって家族はペイジだけ。
しかし、彼の事を何も覚えていないペイジには、赤の他人としか思えない。

事故のあと、レオが回想する形で、２人の出逢いから結婚までが紹介されます。

友人達と、勝手にシカゴの美術館の中で結婚式。



結婚の誓いの言葉を話しているときのチャニングが、めっちゃ素敵！
スーツは似合っているし、とてもいい角度なの。

女優さんでも男優さんでも、一番良い顔に映る角度ってあるじゃない。



レイチェルも、可愛くて元気溌剌な女性は似合いますよね。

事故にあうまで、２人はとても仲が良く、愛し合っていました。
それだからこそ、事故後の２人の様子に、胸が締め付けられます。

裕福なレイチェルの両親は、レイチェルを病院から連れ帰ろうとしますが、レオは、自分との日常生活に戻る方が彼女のためだと主張します。

レオは、レイチェルの記憶が戻るきっかけになりそうな事を、様々試みます。
友人達に会わせたり、よく行った店、仕事場、スキンシップで好きだった事。
しかし、一向に記憶が戻る気配はありません。
全く記憶がないなら妻にもう一度、自分に恋をしてもらおうと、デートを申し込むところから始めてみたりします。

一方レオの記憶が全くないレイチェルは、姉の結婚式の手伝いを口実に、実家で生活します。
なぜ両親や姉と疎遠になったのか、親友と口をきかなくなったのか、婚約者となぜ別れたのか思い出せない彼女には、レオとの生活よりも、実家での生活の方が気が休まるのです。

服装や食べ物の好みも、学生の頃の彼女と、レオが知り合った頃の彼女は全く違います。
レオは、レイチェルの学生時代の婚約者ジェレミーの事にもやきもきして苛立ちます。

記憶が戻るには、自分と生活する方がいいと思い続けたレオでしたが、結局彼女のためにならないと、泣く泣く離婚を承諾します。

とにかくレオの様子が痛々しくて悲しく、どっと感情移入してしまいます。
もし自分が同じ状況に置かれたらと思うと、本当に辛いです。
どちらの立場でも、戸惑い苦しみますよね。

レイチェルも記憶を取り戻そうとしてはいるのですが、失った記憶は蘇ってはくれません。

ある日レイチェルは、元親友から絶交の理由を聞かされ、自分が実家を出た理由も知ります。

「エターナル・サンシャイン」を見た時思いましたが、記憶を消しても、好きな異性のタイプって変わらないと思うのよ。

「親愛なるきみへ」と同じく、希望を持たせるところで終わっているのがいいですわ。

それにしても、チャニングファンにはたまらない映画でしょう。
がたいのいいチャニングは、アクションだけなく、こういう優しくて繊細な青年のラブストーリーもいいのよね。
もちろん、チャニングの肉体美が見られるシーンもたっぷりあります。


↑ゴミ捨てに行くのに、上半身裸は必要？(爆)

全裸シーンもありまーす

レイチェルの父親に、サム・ニール。
母親にジェシカ・ラング。

(鑑賞日６月１日)