スノーホワイト
甲冑を着た白雪姫
公式サイト http://snowwhite-movie.jp
雪のように白い肌、血のように赤い唇、漆黒の髪を持つ王女、スノーホワイト(クリステン・スチュワート)。母の死後、ラヴェンナ(シャーリーズ・セロン)が王であるスノーホワイトの父と結婚したが、実は彼女は魔女で、王を殺してスノーホワイトを幽閉し、女王となる。7年後、永遠の美しさと支配を得ようと、ラヴェンナはスノーホワイトの心臓を食そうと狙うが、スノーホワイトは、城から脱走して、ラヴェンナの魔力が及ばない、暗黒の森に逃げ込む。ラヴェンナは狩人エリック(クリス・ヘムズワース)に、スノーホワイトを捕まえるように命令する。
ベースは童話の白雪姫だけど、乙女チックな物語ではなく、ダークなアクションファンタジーになってた。しかも、アクションの比重が大きいし、お姫様のアクションがとても多い。ラストの戦闘シーンは、お金もかなりかかっていそう。
原題が“Snow White and the Huntsman”なので、狩人役が、スノーホワイトに大きくかかわってました。
王子様が助けてくれるのではなく、王位を奪還するべく、ドレスではなく甲冑に身を包み、戦いに身を投じるお姫さま。
立花誾千代みたいよ。
まず、クギを武器にして、女王の弟フィンの不意をついて城から脱走。
暗黒の森に詳しいからと無理やり連れて来られた狩人エリックは、女王に亡き妻を生き返らせるからとそそのかされて森へ行きますが、その約束がでたらめと知り、スノーホワイトを助ける側につきます。
暗黒の森は、不気味で邪悪な生き物がたくさんいますが、そこを抜けた妖精の森は、とっても清らかで美しい。
ナルニアの森とか、もののけ姫の森を連想しちゃいました。
一番目立つキャラは、白雪姫でなく、ラヴェンナですね。
やっぱりシャーリーズの貫禄かしら。
ラヴェンナは、ただ邪悪なのでなく、悲しく哀れな女でもあります。
いくら美しくても、老けたら男は若くてきれいな女に乗り換えて捨てられる。彼女も彼女の母親も、過去にそういう体験をしたので、美に執着するようになったと思われます。
小人役には、ボブ・ホスキンズ、トビー・ジョーンズ、レイ・ウィストン、ニック・フロスト、エディ・マーサン、イアン・マクシェーンなど、よく見る脇役さんがいました。
亡き国王の重臣、ハモンド公爵の息子で、スノーホワイトの幼なじみで初恋の人ウィリアム(サム・フランクリン)。
一応、この人が王子様的存在なんだろうけど、出番が少ないし、弓の名手らしいけど、キャラに魅力が感じられない。
サム・フランクリンはイケメンだけど、「パイレーツ~」といい、今回の役といい、観客をひきつけるようなキャラでないのが残念。
王子様の口づけで目覚めるのが白雪姫だけど、今作ではそっちのキスかいって展開だったし。(笑)
監督のルパート・サンダースは、なんとこんな大作で長編映画デビュー。
アメリカでヒットして、続編製作にゴーサインが出たとか。
鏡は壊されずに、そのまま城に残っていたから、そのあたりが続編に絡みそうかしら。
ネットの生中継で、ジャパンプレミアのレッドカーペットの様子を見たら、監督は長身のイケメンで、俳優さんでもいけそうなルックスだったわ。
マスコミ取材も丁寧に応対していたみたいだし、好感度大だった。
(鑑賞日6月15日)
« ネイビーシールズ (試写会) | トップページ | 一枚のめぐり逢い »
「【映画】さ行」カテゴリの記事
- ジョーカー:フォリ・ア・ドゥ(2024.10.26)
- シビル・ウォー アメリカ最後の日(2024.10.10)
- ジョン・ウィック:コンセクエンス(2023.10.03)
- ザ・ホエール(2023.05.01)
- シャザム!~神々の怒り~(2023.03.28)
コメント
トラックバック
この記事へのトラックバック一覧です: スノーホワイト:
» スノーホワイト/Snow White and the Huntsman [LOVE Cinemas 調布]
有名なグリム童話の「白雪姫」をアレンジし、白雪姫vs女王の戦いの物語として映画化。主人公スノーホワイトを『トワイライト』シリーズのクリステン・スチュワート、女王には『ヤング≒アダルト』のシャーリーズ・セロンが演じている。スノーホワイトを助けるエリックに『マイティ・ソー』のクリス・ヘムズワースが共演。監督はCMディレクターとして活躍してきたルパート・サンダーズ。... [続きを読む]
» 映画:「スノーホワイト」♪。 [☆みぃみの日々徒然日記☆]
平成24年6月16日(土)。 映画:「スノーホワイト」。 監 督: ルパート・サンダーズ 脚 本: エヴァン・ドアティ 衣装デザイン: コリーン・アトウッド キャスト: クリステン・スチュワート(スノーホワイト) シャーリーズ・セロン (ラヴェ…... [続きを読む]
» 映画「スノーホワイト」感想 [タナウツネット雑記ブログ]
映画「スノーホワイト」観に行ってきました。
グリム童話の名作「白雪姫」をベースにしつつ、中世騎士道物語的な冒険ファンタジーとアクション要素を取り入れ大幅にアレンジされたアドベンチャー作品。
主人公のスノーホワイト(白雪姫)にクリステン・スチュワート、悪玉の女王役にシャーリーズ・セロンを迎え、その他の... [続きを読む]
» ★スノーホワイト(2012)★ [Cinema Collection 2]
SNOW WHITE AND THE HUNTSMAN
“おとぎ話”は終わった。今、新たなる「白雪姫」伝説がはじまる!
この夏、世界は、初めて出会う。
上映時間 127分
製作国 アメリカ
公開情報 劇場公開(東宝東和)
初公開年月 2012/06/15
ジャンル アクション/アドベンチャー/ファン...... [続きを読む]
» 「スノーホワイト」 スノーホワイトが象徴するもの [はらやんの映画徒然草]
みなさんご存知グリム童話の「白雪姫」、こちらを新解釈で映画化したのが本作品です。 [続きを読む]
» 映画「スノーホワイト」誰もが知る物語を現代の視覚効果で見せてくれる [soramove]
「スノーホワイト」★★★☆
クリステン・スチュアート、クリス・ヘムズワース
シャーリーズ・セロン、サム・クラフリン出演
ルパート・サンダース監督、
127分、2012年6月15日公開
2011,アメリカ,東宝東和
(原題/原作:Snow White and the Huntsman )
人気ブログランキングへ">>→ ★映画のブログ★どんなブログが人気なのか知りたい←
「誰... [続きを読む]
» 『スノーホワイト』(2012) [【徒然なるままに・・・】]
今年は「グリム童話誕生200周年」なんだそうですが、これまでのイメージとはかなり違った「白雪姫」物語となったのがこの作品です。王子様に助けられる受身のヒロインではなく、自らの運命を自ら切り開くという新しい「白雪姫」像を作り上げています。
ヒロインのスノーホワイト役にクリスティン・スチュワート、継母ラヴェンナ女王にはシャーリーズ・セロン、売り出し中のアイドル女優と実力派美人女優との共演になりました。
姫を護ることになるハンターのエリックにクリス・ヘムズワース、姫に仕える公爵の息子ウィリアムにサ... [続きを読む]
» ビジュアルと女王は文句なしで素晴らしい 映画“スノーホワイト” [映画とライトノベルな日常自販機]
★★★2.5グリム童話の白雪姫をアレンジした物語。鈍色のビジュアルと凝った衣装、女王役のシャーリーズ・セロンは素晴らしいが、ストーリーの薄さと肝心な主役の存在感の弱さが残念。ストーリーは伏線になるのかなと思ったシーンが回収されることもなく、人間関係の描写も希薄で意外と薄い感じがしました。スノーホワイト役のクリステン・スチュワートはシャーリーズに比べると存在感が薄い感じがしましたが、妖精の森での輝きには目を見張るものがありました。...... [続きを読む]
» スノーホワイト 評価★★★★85点 [パピとママ映画のblog]
グリム童話「白雪姫」をモチーフに、悪に立ち向かい、タフに進化していくヒロインの姿を描くアクション・アドベンチャー。監督は、CM界で華やかなキャリアを築き上げ、本作が長編デビューとなるルパート・サンダース。出演は「トワイライト」シリーズのクリステン・スチュ...... [続きを読む]
» 美しさは権力なのか 『スノーホワイト』 [映画部族 a tribe called movie]
監督:ルパート・サンダーズ出演:クリステン・スチュワート、シャーリーズ・セロンアメリカ映画 2012年 ・・・・・・5点 [続きを読む]
» スノーホワイト 自然に逆らうものと、自然と共生するものの闘い [労組書記長社労士のブログ]
【=27 -2-】 今年の父の日は何事もなく終わった・・・( ̄ω ̄;)エートォ...
白雪姫ってディズニーのアニメとその絵本でしか知らないが、もともとグリム童話なんだから、ディズニーでのお話しと違ってかなり残酷なお話しなんだろうとは思っていた、だからこの映画は、そうとう怖...... [続きを読む]
» 「スノーホワイト」感想 [流浪の狂人ブログ ~旅路より~]
グリム童話の中でも特に人気の高い物語「白雪姫」を、「アリス・イン・ワンダーランド」のスタッフが大胆にアレンジ。「トワイライト」シリーズのクリステン・スチュワート主演、邪悪な女王役に「モンスター」のシャーリーズ・セロンを起用した、エピック・ファンタジー・アドベンチャー。
... [続きを読む]
» 映画「スノーホワイト」@品川プリンスシネマ [新・辛口映画館]
公開2週目、日曜日の夜。上映館となったシアター9には30名弱くらいの客入りだ。
スノーホワイト (竹書房映画文庫)竹書房 リリー・ブレイク Amazonアソシエイト by [続きを読む]
» スノーホワイト(2012)***SNOW WHITE AND THE HUNTSMAN [銅版画制作の日々]
ldquo;おとぎ話rdquo;は終わった。今、新たなる「白雪姫」伝説がはじまる!好き度:=70点
母が退院したので一段落。ご心配下さった方、またコメントのお返しにお邪魔したいと思っております。誠にありがとうございます。
さて観たい作品は知らぬ間に終了...... [続きを読む]
» 映画:スノーホワイト [よしなしごと]
1997年のシガニー・ウィーバーのスノーホワイトが結構怖かった印象が強いのですが、再び実写映画化された本作はどんな風になっているのでしょうか。と言うわけで今回の映画記事はスノーホワイトです。... [続きを読む]
» スノーホワイト (Snow White and the Huntsman) [Subterranean サブタレイニアン]
監督 ルパート・サンダーズ 主演 クリステン・スチュワート 2012年 アメリカ映画 132分 アドベンチャー 採点★★ 知り合いに、私が他の女性と楽しげに会話していたり他の女性の話題を話したりすると、途端に不機嫌になる女性が。「あらヤダ!惚れられてんじゃない…... [続きを読む]
» 映画『スノーホワイト』を観て [kintyres Diary 新館]
12-49.スノーホワイト■原題:Snow White And The Huntsman■製作年・国:2012年、アメリカ■上映時間:127分■字幕:古田由紀子■観賞日:6月20日、TOHOシネマズ渋谷
□監督:ルパート・サンダース◆シャーリーズ・セロン(ラヴェンナ)◆クリステン・スチュワート...... [続きを読む]
» 「スノーホワイト」シャーリーズ・セロンの怪演を楽しもう!! [Wandarlust! 映画とドラマ、ダラダラ英語雑記帳]
スノーホワイト (字幕版) スノーホワイト 原題:Snow White the [続きを読む]
こんにちは。
私も監督さんの映画撮影風景の映像を見て、俳優さんとしてもいけそう!と思いました。大きな瞳がちょこっとたれ目なのが可愛い。。。
フード被って弓を手で受け止める人物が登場した時、ラヴェンナ側の隠し球?、
戦闘シーン面白くなるぞ!と思ったらウィリアム。
リンゴを食べる場面では、本当に裏切ってくれてたらいいのにな~と思っちゃいました(^^;)。
白雪姫と狩人と王子の恋路に、戦と魔法の鏡が絡んでの続編になりそうですね(^^)。
投稿: みぃみ | 2012年6月19日 (火) 09:52
★みぃみさん
素敵な監督さんですよね。
続編はストーリーが自由にできるので、面白くなりそうかも。
投稿: 風子 | 2012年6月19日 (火) 15:15
これ昨日観てきましたよ~
続編がけっこう楽しみっす
投稿: ジョニー・タピア | 2012年6月21日 (木) 07:32
★ジョニー・タピアさん
続編はどんな感じになるでしょうかねえ。
投稿: 風子 | 2012年6月21日 (木) 09:54
訪問&TBありがとうございます。
そう!鏡が残ったままで、ちょっと思わせぶりですよね~。
シャーリーズ・セロンは、さすがの美しさ&貫禄でした。
サム・クラフリンは、地味でしたね。(笑)
投稿: すぷーきー | 2012年6月22日 (金) 21:45
見ました。
ビジュアル的には良いのですが、ストーリーと演出がいまいちかな。
シャーリーズ・セロンの悪役は強烈ですが、ヒロイン役のクリステン・スチュワートもちょっと弱いです。
そのあたりも演出でもっとカバーするべきだったかと。
アクションとかVFXはなかなか良く出来ているのでかなりもったいない感じでした。
投稿: きさ | 2012年6月23日 (土) 14:26
★すぷーきーさん
鏡は、また誰かを誘惑するのでしょうかねえ。
シャーリーズなら、文句なく世界で一番美しいのはあなたと納得です。
投稿: 風子 | 2012年6月23日 (土) 14:26
いろいろと別のお話や、映画を思い出させる感じのつくりでしたね。
女王と弟、見てると、あたしゃ思わず「卑弥呼かい!」って突っ込みたくなりました!
しっかし、シャーリーズ!身震いするほど綺麗ですね。
凄いわ。
投稿: sakurai | 2012年6月25日 (月) 15:49
★sakuraiさん
パクリかと思うところもありましたが、ビジュアルは良かったです。
女王の存在感は、際立っていましたね。
投稿: 風子 | 2012年6月25日 (月) 15:57
グリム童話って エグイ内容だそうですね。
でもセロンが白雪姫でもよかった気はしますよ・・・まあ、熟女(失礼!)の白雪姫も悪くないかな
子供向けにして表現されたのも わかります。七人の小人ではなく暗殺者とか、継母から白雪姫を殺して彼女の肝臓やあるいは心臓をとって来いと猟師に命じたり 最後は焼けた靴を履かされる継母・・・・
なんか 白雪姫が目覚めた説も王子のキスなんかじゃなく、 王子か王子の家来が藪で足を滑らせて倒れてその拍子に吐き出したり、
姫を運ぶのに疲れた王子の家来がイラついて姫を蹴り飛ばして その拍子に吐き出した・・・と。
ぜんぜん ロマンチックじゃねえ~
>立花誾千代みたいよ。
立花誾千代・・・戦国時代の女傑じゃないですか~ 彼女も戦う女性でした
そのうち物語は 年月が流れるたび内容が塗り替えられていく気がします。
白雪姫はプロレスやカンフーなど格闘技の達人で自分を襲う刺客を ドレス姿でジャーマンスープレックスやパイルドライバーを繰り広げるわ
剣で襲ってきた敵に よけると同時に バク転蹴りや空中高く飛んだと 思ったら 敵の後頭部をかかと落としを食らわしたり・・・
悪役の継母は
実は 村の子供たちから慕われている アニーサリバンのごとく教育者で慈愛の女性。
「鏡よ、鏡…」でも 「この世で誰もが幸せにくらせるには どうしたらいいのですか?」 と 問いかける人とか・・・
王子は王子で 死〇愛好家である他に ギャンブルと女性関係に だらしがなく 治めている国の財政が破綻寸前だったり 村の女性を見ると見境無く手をだして 何人かを妊娠させてしまい、表ざたにならないようお金で解決して表面をとりつくろう クズ野郎 だったとか
やっぱり グリム童話って 怖いわ・・・・
投稿: zebra | 2012年11月11日 (日) 07:45
★zebraさん
童話は時代とともに変化するものなんですね。
投稿: 風子 | 2012年11月11日 (日) 14:09
こんばんは。
いつもTBありがとうございます。
続編できるんですか!?
私は最後に威勢よく、鏡を木端微塵にして欲しかったのですが・・・続編があるなら、残しておかないと。
まさかのキッス!でしたね。公爵の息子のキスで何も起こらなかったとき・・・ってことはーーー、○○○マンかー?!と、ちょっと驚かされました。
どんな展開になるのか、ちょっと楽しみ
投稿: ryoko | 2012年11月22日 (木) 22:00
★ryokoさん
続編の話が出ていたのですが、
その後監督とクリステンの不倫が発覚したので、
製作は無理でしょうね。
投稿: 風子 | 2012年11月22日 (木) 23:43
戦う白雪姫、ディズニーもいろいろ路線を変えていますから、今ならありなんでしょう。
以外に不評だったようですが、面白かった。
こちらからもTBお願いします。
※どうも旧作はTBのお返しができないようで。
投稿: atts1964 | 2016年6月 3日 (金) 15:03
★atts1964さん
強い女性のファンタジーが多いですね。
時代が求める女性像なのでしょうね。
投稿: 風子 | 2016年6月 3日 (金) 16:02