ウーマン・イン・ブラック 亡霊の館
許さないわよ 黒衣の女
公式サイト http://www.womaninblack.jp
原作: 黒衣の女 ある亡霊の物語 (スーザン・ヒル著/ハヤカワ文庫)
脚本: ジェーン・ゴールドマン 「キック・アス」 「ペイド・バック」(日本未公開) 「X-MEN:ファースト・ジェネレーション」
数年前に妻を亡くして以来、失意の日々を過ごすロンドンの若き弁護士アーサー・キップス(ダニエル・ラドクリフ)は、ある日事務所の所長から、田舎町で他界したアリス・ドラブロウ夫人の館へ行き、館内にある文書全てに目を通して、遺言書を見つけ出すよう命じられる。館で仕事をするうちに、アーサーは黒衣をまとった女が周囲の森や窓辺に出現するのを目にするようになり、館の恐ろしい歴史と町の子どもたちが次々と怪死している事実を知る。
応援しているダニエル君主演でなければ、ホラー映画なんて見に行かないわ。
でも、心理的にぞっとするような怖さはなかったからいいけど。
イールマーシュの館に行くため、クライシン・ギフォードの街に着いたアーサー。しかし町の人達は、なぜかよそよそしくて非協力的。
彼を早くロンドンに帰したがっている。
協力してくれたのは、デイリー氏(キアラン・ハインズ)だけ。
問題の館は沼地に浮かぶ島にあり、潮が満ちると島への一本道が水没し、町との往来ができなくなる場所。
立地からして、いかにもホラーですねえ。
館内の文書を整理していると、少しずつその家の事情がわかってきました。
亡くなった夫人の息子ナサニエル・ドラブロウが、7歳で沼地で溺死し、遺体が発見されていない。
ナサニエルは、夫人の妹ジャネットの息子で養子だった。
ジャネットは、精神障害と認定されていた。
ジャネットは、姉が自分だけ助かろうとしてナサニエルを見殺しにしたとして、ナサニエルの死後、姉を恨んで子供部屋で自殺した。
町の人達は、「黒衣の女を見ると、子供が死ぬ」と思っています。
だからアーサーが館で黒衣の女を見たというと、皆、震え上がります。
町で起こる子供たちの怪死の原因は、子供を亡くしたジャネットの怨念だけど、心理的怖さはなかったなあ。
ビジュアルで怖がらせるだけ。
ジャネットに共感できなかっので、心理的恐怖がなかったのかな。
姉に復讐するならわかるけど、町の人達の子供を次々死なせるなんて、理不尽じゃん。
アーサーは、息子の出産時に亡くなった妻の死を乗り越えられないままだったから、幽霊なんか見ちゃうのよ。
ダニエルくんの息子ジョセフを演じたミーハャ・ハンドリーは、舞台「エクウス」の演出家の息子さんで、ダニエルが名付け親なんだとか。
ラストは悲しいねえ。
父子があんなところへ行っちゃうなんて。
(鑑賞日12月5日)
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訪問&TBありがとうございます。
なぜ住民の子供まで狙われるのかが分からず、頭の中が「?」でした。
ジャネットの暴走というだけなんでしょうか???
投稿: すぷーきー | 2012年12月25日 (火) 19:43
★すぷーきーさん
原作だと村の子供達も狙う理由がわかるのでしょうか。
それともただ、自分と同じ思いをさせたいというだけなのか。
投稿: 風子 | 2012年12月26日 (水) 10:35