テッド

雷なんか怖くない
友情よ永遠に



公式サイト　http://ted-movie.jp

１９８５年、ボストン郊外のクリスマスの夜。いじめられっ子からも無視され.る、友達がいない８歳の少年ジョンは、クリスマスプレゼントとして贈られたテディベアと、友達になれるように祈る。すると翌朝テディベアに魂が宿り、人間のように動いて喋り出した。以来、片時も離れず友情を育んだ。２７年の月日が経ち、中年となっても親友同士であるジョン(マーク・ウォールバーグ)とテッド。一緒にソファでくつろいでは、マリファナをくゆらし映画を楽しんでいる彼らに、ジョンの恋人ロリー(ミラ・クニス)はあきれ気味。ある日ついに怒りが爆発したロリーは、テッドを家から追い出すようジョンに迫る。

大人になれない男の成長物語。
「ハングオーバー！」とかぶる部分もあるように感じたわ。
ほんと、ガキでアホだわ。
で、女はそういう男を許容する度量を持たないといけない？(爆)

相手が人間でも、男同士の友情って、ジョンとテッドみたいなもんかも。

中年になったジョンは、中古車販売店の受付係。
仕事は適当で、毎日テッドと自堕落な生活。
可愛い外見のテディベアのテッドは、酒は飲むは、マリファナも吸って、娼婦をうちに呼んでバカ騒ぎ。全くなんて生活なのよって言いたくなる。



テッドはマスコミなどにもてやされた時期があったいう設定が、面白いですね。
セレブのなれのはて？(爆)

ジョンは優しい性格でいい奴だけど、テッドと一緒だといつまでも大人になれないと、ロリーはテッドを家から追い出すようにジョンに迫ります。

テッドは仕方なくアパートで独り暮らしを始めますが、度々ジョンを呼び出すんです。
ジョンは仕事をサボって、テッドの部屋に行ったりします。

とにかく下品なネタ満載なので、Ｒ１５です。
映画ネタも多いので、それは楽しめました。
でも、悪口言われてる俳優さんたちに怒られないのか、心配ですわん。

外国のコメディーはなかなか面白さが伝わりにくいんだけど、字幕では日本人がわかりやすいキャラに変更されているところがいくつかあって、笑えるようになってますね。
くまモン、ガチャピン、星一徹など。
この時場内で結構笑い声があがっていたので、これは成功だったんじゃないかな。

ジョンの成長物語と、テッドとの絆の強い友情の話でもあり。

子供の頃親にテディベアを買ってもらえなかった男にジョバンニ・リビシ。
サイコな役が似合うよねえ。(笑)

監督のセス・マクファーレンは、アニメーター、歌手、脚本家、俳優、声優、コメデイアンなどの肩書きを持つ多才な人だそうです。
テッドのヒットで、今年のアカデミー賞の司会に抜擢されました。



本作では監督だけでなく、中年テッドの声と、モーションキャプチャーによるテッドの動きもやっている。

多才な人は人脈もすごいのか、登場する人達がすごい。

ノラ・ジョーンズが本人役で歌ってるし、トム・スケリットは写真だけでなく、生でも登場。
ライアン・レイノルズがゲイ役で登場したのには驚いちゃったわ。
ナレーションは、パトリック・スチュワートだし。



タフガイを演じることが多いマークの、ダメ男ぶりに笑いました。
コメディーもうまいじゃない。

ジョバンニ・リビシに誘拐されちゃったテッド。
引き裂かれてご臨終かなと思ったけど．．．
その後の展開は子供向けか？

もう続編の製作が決まっているそうだけど、中年テッドはきっと品行方正とは程遠いままよね。(笑)

(鑑賞日１月２３日)