PARKER/パーカー

不死身のパーカー



公式サイト　http://parker-movie.net

原作：　悪党パーカー/地獄の分け前 (リチャード・スターク著/ハヤカワ文庫)
監督：　テイラー・ハックフォード　　「愛と青春の旅だち」　「 プルーフ・オブ・ライフ」　「Ray/レイ」

闇社会を冷静沈着な眼でタフに生き抜くプロの強盗パーカー(ジェイソン・ステイサム)。犯罪遂行の為だけに集められた４人と組み、大金強奪を成功させたが、彼らは新たな強盗を計画していた。そしてその話に乗らないパーカーへの分け前を拒否して、命を奪おうとする。瀕死の重傷を負いながら、辛くも一命を取り留めたパーカーは復讐に燃え、４人組の行方を追ってパームビーチへ。そこで地元の不動産業者レスリー(ジェニファー・ロペス)を巻き込み、壮絶な復讐劇を開始する。

犯罪者ながら貧乏人のお金は狙わず、無用な人殺しもせず、自分なりの強盗の美学を貫くパーカー。

計画を斡旋して手配するハーリー(ニック・ノルティ)と共に、フリーで仕事をしていて、恋人はハーリーの娘クレア(エマ・ブース)。
クレアは裏稼業の父を持つ身なので、結構肝が据わってる。





メランダー(マイケル・チクリス)らと、オハイオのステート・フェアの売上金を強奪したが、メランダーらはその金を元手にし、もっと大金を手に入れる計画があるという。しかし、パーカーはその仕事に乗るとは言わず、今回の分け前２０万ドルを要求。

全額が必要なメランダーらは、パーカーを殺そうとします。
撃たれて路上に捨てられますが、通りかかった農夫に助けられ、病院に運ばれたパーカー。

そこからパーカーの復讐計画が始まります。
強盗にもルールあり。ルールを破った奴らをそのままにしておけばしめしがつかないと、メランダーらを追います。
メランダーらがフロリダのパームビーチにいると突き止め、強盗準備に彼らがどこかに家を買ったに違いないと、ダニエル・パーミットと言う偽名で富豪に成りすまし、物件探しと称して不動産会社に勤務するレスリーに、周辺の家々を案内させます。



メランダー一味の一人に、大物ボスの甥がいて、パーカーが生きているのを知ると、殺し屋を差し向けます。
ハーリーとクレアも、その殺し屋に狙われます。

いつもながら体張って、できるだけ自分でアクションをこなすステイサム。
今回もすごいですねえ。車の窓から飛び降りるのも、彼がやっているんだって。
見ているだけで痛そうなシーンばかり。
役柄も、過去の仕事のせいで、全身傷だらけって設定。

レスリーは離婚して、母親の家に居候中。成績を上げて収入を増やそうと、パーカー扮する偽富豪に、なんとか物件を売ろうとします。
彼女のパートは、お笑いね。

スクリーンでジェニファー・ロペスを見るのは久しぶり。好きな顔の美人だけど、しばらく見ないうちに、やっぱり老けた。でも下着姿を見ると、スタイル維持はさすがに立派です。

見所はステイサムのアクションだけど、女に言い寄られても、クレア以外の女に手を出さないなんて、パーカーは意外と硬派な奴なのね。
助けてくれた農夫への恩義を忘れていないのも、ＧＯＯＤよ。

(鑑賞日２月１３日)