ジャックと天空の巨人

天空にラピュタはなかった



公式サイト　http://wwws.warnerbros.co.jp/jackthegiantslayer

民話「ジャック・ザ・ジャイアント・キラー」と童話「ジャックと豆の木」をベースにしたファンタジー

監督：　ブライアン・シンガー　　「X-メン」　「 X-MEN2」　「ワルキューレ」

貧しい農夫の青年ジャック(ニコラス・ホルト)は、ある日馬と引き換えに、修道士から不思議な豆を手に入れた。その夜、お城から逃げ出したイザベル姫(エレノア・トムリンソン)が、激しい嵐に見舞われて、ジャックの粗末な小屋で雨宿りをすることに。その時、ジャックが床下に落とした豆から芽が出て、天空に向かって巨大な豆の木が伸び始め、イザベル姫をはるか天空まで小屋ごと連れ去ってしまった。翌日、国王の命令のもと、衛兵たちとジャックは、姫を救いに天空へ上っていく。そこには、伝説だと思われていた巨人の国があった。

近場では３Ｄだと吹き替えなので、ユアン・マクレガーの声が聞きたいから、２Ｄ字幕版で見てきました。



登場するキャラクター達に魅力が乏しいですねえ。
天空の巨人たちも、特別ひきつけられるものもいない。



ファミリームービーとしては、ワクワク感も楽しさも、さほど感じられませんでした。
笑いもいまひとつだった。
映像も悪くはないけど、斬新なところがなにかほしかったな。

巨人が地上に降りて来るのではなく、豆の木の途中で、空中戦でも繰り広げたほうが、３Ｄにはよかったんじゃないかしら。

冒険好きの姫なら、もっと活躍の場面がほしかったですねえ。
エレノア・トムリンソンは気品を感じさせるので、王女さまには合っていましたけど。

騎士団のリーダー、エルムント役のユアンも大した活躍はなかったし。

巨人の心臓で作った王冠て、指輪物語の指輪みたいじゃない。
ラストでまさかロンドン塔が出てくるなんて。

王国乗っ取りを企むロデリック卿にスタンリー・トゥッチ。
コミカルで邪悪。何やってもうまいです。

国王には、イアン・マクシェーン。
悪役のイメージがあるけど、本作ではいい王さま。
国民のため、苦渋の決断をする。

巨人の双頭のファロン将軍の声は、ビル・ナイ。

(鑑賞日３月２２日)