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2013年6月16日 (日)

イノセント・ガーデン

解き放たれた本能

Stoker2

公式サイト http://www.foxmovies.jp/innocent-garden

製作: リドリー・スコット  トニー・スコット
監督: パク・チャヌク  「JSA」 「オールド・ボーイ」
脚本: ウェントワース・ミラー

インディア・ストーカー(ミア・ワシコウスカ)は、丘の上の邸の広大な庭で、探し物をしていた。その日は、彼女の18歳の誕生日。毎年どこかにプレゼントの〈靴〉が隠されているのだが、樹の上で見つけた今年の箱には、謎めいた鍵だけが入っていた。そして突然、贈り主のはずの父リチャード(ダーモット・マローニー)が、不審な事故死を遂げる。繊細で五感が鋭すぎる彼女は、家でも学校でも孤立していた。母のエヴィ(ニコール・キッドマン)とも心は通わず、ただ一人の理解者だった父を失ってしまった。すると葬儀の日、インディアと同じように鋭敏な感性を持つ、叔父のチャーリー(マシュー・グード)が姿を現わし、そのまましばらくストーカー家に泊まることになるが、それを発端にしてインディアの周囲で不可解な現象が頻発するようになる。

「ブレズン・ブレイク」でブレイクしたウェントワース・ミラーが、こんな脚本を書いていたとは驚きです。

秘密を知ったインディアが、叔父に対してどう行動するか、読めない展開。
彼女の心の揺れも、うまく描かれてました。

メインの3人の演技力にも注目。
自然で、それぞれのキャラが納得できました。

登場したときから怪しさがプンプン臭う叔父チャーリーは、予想通りというかそのまんま。
とんでもない奴です。
しかしいったい彼の目的はなんなのか。

エヴイにも近づくし
Stoker3

インディアにも...
Stoker4

連弾のシーンはとってもエロティック。

しかーし、彼の目的はセックスではない。

家政婦のマクガーリック夫人や、何かをエヴィに忠告しようとしていたチャーリーの叔母のジン(ジャッキー・ウィーヴァー)が姿を消してしまう。
その理由はすぐに明かされるので、謎はそれではない。

ストーカー家の過去と、インディアに関する秘密。

リチャードは、妻にも言えない秘密があった。
娘と2人でよく狩りに出かけていたが、夫が娘に目をかける理由も知らされずにいたエヴィとの仲が冷えてしまったのは無理ないかも。

しかしリチャードの長年の努力もむなしく、インディアの押さえられていた欲望が、チャーリーにより目覚めてしまう。

怖いですねえ~~。

ミア・ワシコウスカは、シャワーを浴びながらのオ○ニーシーンまで演じてます。
彼女を興奮させる事、快感を覚える事、それはチャーリーを興奮させるのと同じ事。

毎年のバースデープレゼント
Stoker5

サイズが違うだけだけど、ここにはない18歳の靴は違うのよ。

ゾクゾクする怖さのある場面も多いけど、エロスを感じさせる場面も多かった。

インディアは欲望を抑えられるのか、られないのか。
ん~~~、よくできた展開だと思いました。

真実を何も知らないエヴィは、一番可愛そうな登場人物かも。
それとも何も知らないで幸せかしら。

Stoker6

予告編でも見た↑の場面。何を狙っているのかと思いましたが、
まさかあんな場面とはね。

私の近くには来ないでね。
かかわりたくありません。

エンドロールにちょっと違和感があったのよ。よく見たら、普通上へ上がっていくのが、下に下がって行ったわ。

(鑑賞日6月14日)

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【映画】あ行」カテゴリの記事

コメント

訪問&TBありがとうございます。
チャーリーがまばたきしなくて不気味でした。
一番下の画像のちょっと前、インディアが見下ろしながら微笑んでるアップ、あの表情がこの映画を観たいと思った理由です。
まさかあんな場面だったとは…。

ウェントワース・ミラーが8年考えて書きあげた脚本を名前を伏せて関係者に渡したという制作話が雑誌にのっていて、確かにアクションを演じていても知的さがどこか離れない彼の顔を考えると、納得の才能な気もしました。。

スターは時々、本職の人を上回る力を発揮しますよねーー( ^ω^ )

★すぷーきーさん
インディアの変貌ぶりは、衝撃でした。


★ほぼ毎さん
複数の才能のある人って、いるんですよねえ。

ミア・ワシコウスカ、ホラー系もいけますね!!
映像が細部まで美しくてエロテックでした。

★オリーブリーさん
怖くてエロティックなミアでした~。

ミアちゃん、すご!!です。
この人、只者ではないと思ってましたが、色がないのがいいのかもですね。
いや、それぞれの変態ぶりを堪能させていただきました。

★sakuraiさん
ミアがかもしだすゾクゾク感は、すごかったです。

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