オブリビオン

愛の記憶は消えない



公式サイト　http://oblivion-movie.jp

監督：　ジョセフ・コシンスキー　　「トロン：レガシー」

エイリアン“スカヴ”の侵略を受けた地球は、かろうじて彼らとの戦いに勝利したものの、人間が住める環境ではなくなってしまってから６０年たった２０７７年。生き残った人類がほかの惑星へと移住してしまった中、ジャック・ハーパー（トム・クルーズ）は、同僚のヴィクトリア(アンドレア・ライズブロー)と共に、地球でドローンのメンテナンスやパトロールなどの任務に当たっていた。ある日、未確認の宇宙船の墜落現場へと向かった彼は、そこでカプセルの中で眠る美女(オルガ・キュリレンコ)を発見する。やがて目を覚ました彼女はジュリアと名乗り、なぜか会ったこともないジャックの名を口にする。彼女に不思議な結びつきを感じながら、次第にあらゆる現実に疑問を抱き始めるジャック。そして二人に隠された真実は、謎の男ビーチ（モーガン・フリーマン）によって明かされようとしていた。

ジャックは、なぜか毎晩同じ女性の夢を見る。
任務の秘密保持のため、５年前までの記憶が消去されている。
これだけで、なーんか怪しげですよね。

地球での任務はあと２週間で終わる予定だった。
なのに、墜落したカプセルの中にいたのは、自分の夢の中に出てくる女性。
ドローンは彼女を殺そうとするけど、ジャックは彼女を助け、手当てのために連れ帰る。
いったい彼女とジャックは、どういう関係なのか。それが謎解きの始まりですね。

でもＳＦミステリーと言うより、ラブストーリーでしたねえ。

近未来の機器のデザインは、なかなか良いです。
スカイタワーから見える空の景色は、実写で撮影したものを使用しているそうですね。



パトロールに使用するバブルシップも好きだわ。

ただこの監督は、どうも物語の展開がだれる。
もっとぐいぐい引き込んでいくようなのが、好きです。
映像も悪くはないけど、いまひとつスリリングさにも欠けるのよ。
バブルシップとドローンのパトルシーンも、スターウォーズＥＰ１のポッドレースと比べると、かなり劣るわ。

物語は、色々と他の映画を思い出させましたが、一番は「月に囚われた男」。

モーガン・フリーマンが登場したところで、大まかな展開は予想できますが、深く考えながら見ていなかったので、ラストはだまされた部分もあって、その部分は楽しめました。

スカイタワーで一緒に任務に就いているヴィクトリア。


カプセルの中にいたジュリア。


そしてジャックの三角関係のようになる。

もともとのヴィクトリアは、ジャックをどう思っていたのか気になるところ。

スカイタワーに指令を送ってくるサリーに、メリッサ・レオ。

ビーチと一緒にいるサイクス軍曹に、ニコライ・コスター＝ワルドー。


久しぶりに見たけど、相変わらずイケメン

(鑑賞日６月１日)