マジック・マイク (試写会)

イケメンの肉体美



公式サイト　http://magic-mike.jp
８月３日公開

製作・主演：　チャニング・テイタム
監督：　スティーヴン・ソダーバーグ

自称起業家のマイク(チャニング・テイタム)の夢は、注文家具を作って売る事業を興す事だが、昼は建築現場で働いたり、洗車業をし、夜は男性ストリップクラブ「エクスクイジット」のスターダンサーとして活躍。知り合った１９歳のアダム(アレックス・ペティファー)に才能を感じ、彼をクラブへと連れていく。異様な世界に驚きながらも、ステージに上がった彼は、女性客たちの圧倒的支持を得てダンサーの一員に。ほどなく享楽的な生活に呑み込まれていくアダム。一方、マイクは堅実なアダムの姉ブルック(コディ・ホーン)と知り合い、自分が本当に求める人生に気づき始める。

上映前に伊藤さとりさんの司会で、「ベストボディ・ジャパン東京大会」に出場した筋肉美を誇る４人の男性が登場し、見事な筋肉美を披露してくれました。
４人のうち３人の職業は、ジムのパーソナルトレーナーだそうで、納得です。
ヒップアップにいい運動なども教えてくれました。

１０代の頃ストリッパーをしていたチャニングの話に、ソダーバーグ監督が興味を示して作られた本作。
チャニング、マット・ボマー、アレックス・ペティファーと、好みのイケメン達がストリッパーを演じるこの映画の日本公開をずっと待っていましたが、なかなか公開が決まらなかったのも仕方ないかなと思いました。
もちろん見所はあるんだけど、主人公の気持ちにぐっとフォーカスして感情移入できるようなつくりでない。マイクの話か、アダムの話か、どちらか一方にもっと重点を置いたほうが良かったのかも。
まあ、ソダーバーグ監督はそういう作り方をしない人だものね。
主人公主体でなく、男性ストリップの世界を外から眺め、それを描いている感じですね。
ストリップをしているメンバーの価値観も、それぞれ違う。

まず、一番の売りは、ストリッパーたちの肉体美。




Ｔバック姿も披露してます。

出演者たちは、むだ毛処理の大変さを知って、奥さんにそんなに頻繁にしなくてもいいよと言ったとか。

踊りは、マドンナの振り付けも監修している人が振り付けています。
チャニングの踊りも見所ですが、中でもアクロバティックなダンスが一番すごかった。
チャニングファンにはたまりませんわあ。

調子のいい口だけのクラブのオーナー、マシュー・マコノヒーもはまってたな。
マイクはクラブのスターなだけでなく、ショーの企画も考えていて、オーナーもその点は評価しているけど、素人だったアダムがスターになっていくと、マイクに対する態度も変わる。

主人公マイクは、いつまでもストリッパーをしているつもりはない。貯金も１万ドルになり、注文家具の事業のために銀行へ低金利の融資を申し込みに行く。
しかし、信用度が低いからと断られる。



スーツにメガネのビジネスマン風のいでたちが笑えます。

付き合っていた学生のジョアンナには、婚約者がいた。
所詮彼女にとって、ストリッパーのマイクは遊びの相手だった。
マイクはいい人間だけど、ストリッパーの仕事が障害になる現実。
クラブでも、スターの座は、若いアダムのものになっていく。



アダムの姉ブルックは、真面目で堅実で、簡単には落ちない女性。
彼女と付き合っていくうち、自分の人生をしっかり見つめなおします。

一方、金、女、快楽に勝てない１０代のアダムは、酒やドラッグで享楽的な日々を過ごし、ヤバイ事にも手を出してしまいます。
いかにも１０代の男の子ってキャラです。



続編の話も出てるらしいけど、マイクがまたクラブに戻るのかしら。

(鑑賞日７月２４日)