« ハングオーバー!!! 最後の反省会 | トップページ | 偽りの人生 (試写会) »

2013年7月 3日 (水)

コン・ティキ

ティキを信じて8000キロ
海は障壁ではなく道である

Kon_tiki

公式サイト http://www.kontiki.jp

実話の映画化
米アカデミー賞外国語映画賞ノミネート作

本作のヨアヒム・ローリングとエスペン・サンドベリの監督コンビは、「パイレーツ・オブ・カリビアン」の5作目の監督に決まっています。

1937年、新婚のノルウェーの人類学者トール・ヘイエルダールは、研究のために妻とタヒチのファツヒバ島で暮らしていた。そして島の偶像や果物が南米のものと同じである事を発見する。南太平洋に暮らすポリネシア人の祖先はアジアから来たとする通説に対し、南米から来たとする説を発表しようとするが、どこの出版社からも相手にされない。そこで自説を証明するため、1500年前と同じ材料で作った筏“コン・ティキ号”で、1947年にペルーからポリネシアへ向かう航海に出発する。

※参考 コン・ティキ号探検記 (トール・ヘイエダール著/河出文庫)

実話なので結果はわかっていますが、なにしろ筏ですから、大波が来たり、サメがうろうろしていると、ドキドキしますね。

Kon_tiki2

男のロマンですねえ。
海の映像もいいですわ。

Kon_tiki5

「パイレーツ・オブ・カリビアン」の5作目は、舞台が海になる事を希望しますぅ。

それにしても、カナヅチなのに筏で航海なんて、普通に考えたらバカでしょ。
せめてちょっとや立ち泳ぎくらいはできるようにと考えるわよね。

でもプロモーションで来日したトール・ヘイエルダールの息子さんの記事を見ると、「母と父方の祖母は、綿密な計画を立てて挑む父に絶対的な信頼を寄せていた。ですから僕も、父の冒険を心配するどころか、逆にワクワクしながら送り出した」と話したとある。

身内はそう思ったのかもしれないけど、無茶苦茶な挑戦だったのは、映画でもわかる。
航海の経験があるのは6人のうち1人だけ。

Kon_tiki4

航海中は、乗組員の不和もある。
狭い筏の上だし、ストレスもたまるよね。

冷蔵庫のセールスマンだったヘルマンが、筏をつなぐ綱が少しずつ切れていくのや、木が水を吸っているのを見て、沈没の不安にかられるのも無理はない。
ワイヤーの使用を提案するけど、トールがそれではダメだと考えるのもわかるしね。

トールは夢と信念を持ち、行動力もあって魅力的ですが、家庭人としてはねえ...。
子供もいる妻としては、こういう人を夫に持つのは厳しい。

Kon_tiki3

好きなった理由と同じ理由で、別れを決意する妻。

主人公の俳優さんfは長身で、なかなかハンサムでした。

この航海が成功しても、ヘイエルダールの説が実証されたわけではなく、今でもポリネイシア人の起源はアジアからというのが主流。
でも、こんなやつがいてもいいじゃないの。

それと、学者や冒険家にとって一番大変なのは、今も昔も資金です!

(鑑賞日7月1日)

« ハングオーバー!!! 最後の反省会 | トップページ | 偽りの人生 (試写会) »

【映画】か行」カテゴリの記事

コメント

コン・ジンクル号
おもしろそう

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: コン・ティキ:

» 「コン・ティキ」 [みんなシネマいいのに!]
 昔、学研のひみつシリーズに「できるできないのひみつ」というのがあった。 これは [続きを読む]

» ショートレビュー「コン・ティキ・・・・・評価額1600円」 [ノラネコの呑んで観るシネマ]
大洋の冒険者たち。 おそらく「コン・ティキ」というタイトルに胸の高鳴りを覚えるのは、私の世代くらいまでなのではないか。 今の子供たちは余り知らない様だが、昭和の頃には教科書にもその抜粋が載って...... [続きを読む]

» コン・ティキ /KON TIKI [我想一個人映画美的女人blog]
ランキングクリックしてね larr;please click 1947年に自説を証明すべく、古代ペルーの筏を再現して太平洋横断に挑戦した ノルウェーの人類学者で海洋生物学者、トール・ヘイエルダールの航海の実話を、 ノルウェー映画史上最高の製作費を投じ、映画化し...... [続きを読む]

» 太平洋8,000Kmの航海『コン・ティキ (Kon-Tiki) 』 [映画雑記・COLOR of CINEMA]
トール・ヘイエルダールによる1947年のコンティキ号の航海を描いた『コン・ティキ』(Kon-Tiki)。監督はヨアヒム・ローニング(英語版)とエスペン・サンドベリ(ノルウェー語版)。第85回アカデミー... [続きを読む]

» コン・ティキ [映画と本の『たんぽぽ館』]
自分を信じる強い心で * * * * * * * * * * 1500年前と同じ材料、同じ方法で作ったいかだで ペルーからポリネシアまで8000?の航海をしたというコン・ティキ号。 その記録「コン・ティキ号探検記」を私はきちんと読んだことはないのですが、 その話...... [続きを読む]

» 『コン・ティキ』 [pure breath★マリーの映画館]
            いかだ“コン・ティキ号”で挑む、太平洋8,000kmの航海。                  歴史大冒険を描いた感動の実話・・・世界初の映画化! 『コン・ティキ』 監督・・・ヨアヒム・ローニング / エスペン・サンドベリ 製作・・・ジェ...... [続きを読む]

» コン・ティキ ★★★.5 [パピとママ映画のblog]
ノルウェーの人類学者で海洋生物学者、トール・ヘイエルダールの実話を基に、太平洋の航海をダイナミックに描いた海洋アドベンチャー。南太平洋に浮かぶポリネシア諸島の人々の起源が南米にあることを立証すべく、ヘイエルダールが敢行したいかだ「コン・ティキ号」による...... [続きを読む]

» コン・ティキ [空色のきもち]
映画「コン・ティキ」をみる。 監督:ヨアヒム・ローニング    エスペン・サンドベリ 出演:ポール・スヴェーレ・ハーゲン    アンドレス・バースモ・クリスティアンセン    オッド・マグナス・ウィリアムソン 2012年 ノルウェー 1947年に、 ポリネシア人の祖...... [続きを読む]

« ハングオーバー!!! 最後の反省会 | トップページ | 偽りの人生 (試写会) »

2024年8月
        1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 31
無料ブログはココログ