コン・ティキ
ティキを信じて8000キロ
海は障壁ではなく道である
公式サイト http://www.kontiki.jp
実話の映画化
米アカデミー賞外国語映画賞ノミネート作
本作のヨアヒム・ローリングとエスペン・サンドベリの監督コンビは、「パイレーツ・オブ・カリビアン」の5作目の監督に決まっています。
1937年、新婚のノルウェーの人類学者トール・ヘイエルダールは、研究のために妻とタヒチのファツヒバ島で暮らしていた。そして島の偶像や果物が南米のものと同じである事を発見する。南太平洋に暮らすポリネシア人の祖先はアジアから来たとする通説に対し、南米から来たとする説を発表しようとするが、どこの出版社からも相手にされない。そこで自説を証明するため、1500年前と同じ材料で作った筏“コン・ティキ号”で、1947年にペルーからポリネシアへ向かう航海に出発する。
※参考 コン・ティキ号探検記 (トール・ヘイエダール著/河出文庫)
実話なので結果はわかっていますが、なにしろ筏ですから、大波が来たり、サメがうろうろしていると、ドキドキしますね。
男のロマンですねえ。
海の映像もいいですわ。
「パイレーツ・オブ・カリビアン」の5作目は、舞台が海になる事を希望しますぅ。
それにしても、カナヅチなのに筏で航海なんて、普通に考えたらバカでしょ。
せめてちょっとや立ち泳ぎくらいはできるようにと考えるわよね。
でもプロモーションで来日したトール・ヘイエルダールの息子さんの記事を見ると、「母と父方の祖母は、綿密な計画を立てて挑む父に絶対的な信頼を寄せていた。ですから僕も、父の冒険を心配するどころか、逆にワクワクしながら送り出した」と話したとある。
身内はそう思ったのかもしれないけど、無茶苦茶な挑戦だったのは、映画でもわかる。
航海の経験があるのは6人のうち1人だけ。
航海中は、乗組員の不和もある。
狭い筏の上だし、ストレスもたまるよね。
冷蔵庫のセールスマンだったヘルマンが、筏をつなぐ綱が少しずつ切れていくのや、木が水を吸っているのを見て、沈没の不安にかられるのも無理はない。
ワイヤーの使用を提案するけど、トールがそれではダメだと考えるのもわかるしね。
トールは夢と信念を持ち、行動力もあって魅力的ですが、家庭人としてはねえ...。
子供もいる妻としては、こういう人を夫に持つのは厳しい。
好きなった理由と同じ理由で、別れを決意する妻。
主人公の俳優さんfは長身で、なかなかハンサムでした。
この航海が成功しても、ヘイエルダールの説が実証されたわけではなく、今でもポリネイシア人の起源はアジアからというのが主流。
でも、こんなやつがいてもいいじゃないの。
それと、学者や冒険家にとって一番大変なのは、今も昔も資金です!
(鑑賞日7月1日)
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投稿: ジャク スパロ~♫ | 2013年7月 5日 (金) 07:47