ワールド・ウォーＺ

俊足ゾンビの大群襲来

公式サイト　http://www.worldwarz.jp

原作：　ＷＯＲＬＤ　ＷＡＲ　Ｚ (マックス・ブルックス著/文春文庫)
監督：　マーク・フォースター　　「ネバーランド」　「００７／慰めの報酬」

その日、ジェリー（ブラッド・ピット）が妻と２人の娘を乗せた車は、渋滞にはまっていた。すると、前方で爆発音が聞こえ、トレーラーが無数の車をはじき飛ばしてクラッシュし、パニック状態の群衆が通りになだれ込んでくる。そのただならぬ状態から家族を守ろうと、妻子を連れて逃げるジェリー。やがて彼は、人間を凶暴化させる未知のウイルスの感染が、猛スピードかつ世界的規模で拡大しているのを知る。そんな中、元国連職員の技能と知識を買われたジェリーは、愛する家族の安全と引き換えに、調査隊への協力を求められる。

レオの制作会社と、ブラピの制作会社が映画化権を争った本作。
“Ｚ”はゾンビのＺ。
３Ｄの必要はないだろうと、２Ｄ字幕版で見てきました。

宣伝では“ゾンビ”の名詞を出していませんでしたね。
パパが家族を守るって感じにしてた。

ゾンビ映画は苦手なのでほとんど見ないけど、ブラピ主演の大作なので鑑賞。
ゾンビといっても本作では死人ではないので、正確にはゾンビではないのかな。
「２８日後．．．」みたいな、ゾンビもどき。

なんか、ブラピひとりが不死身で大活躍し、世界を救ったって感じでしたね。
でも、行く先々で不測の事態がおこり、アクションとドラマのバランスも良くてあきさせない展開。
ゾンビと化した肉親に襲われる辛さや、感染者が仲間のために自殺するなどのドラマあり。

WHOの研修室では緊迫感がすごくて、息を止めて見入ってしまいました。

始まりは、ジェリーが家族で車に乗っている時に突然周囲で異変が起こり、とにかく逃げる。



国連事務次長のティエリーから連絡があり、ジェリーの家族はなんとか大西洋上の国連指揮艦へ避難できた。
感染源を突き止めるため、若いウィルス学者と一緒に韓国の米軍基地へ行ってほしいと頼まれます。家族のために危険なことはしたくなくて国連を辞めたので、それはできないと断ると、それでは家族は下船させられると言われます。
家族が船で安全にいられるために、ジェリーは仕方なく、最初に感染報告があがった韓国へ。

しかし、すでに韓国の米軍基地もゾンビが繁殖。
頼みの綱の若い学者は、銃の暴発であっけなく死亡。
しかしそこで、ゾンビは音に反応する事、兵士のひとりが全くゾンビに襲われない事を聞きます。

イスラエルは、いち早くゾンビ対策として高い壁を建設し、感染を防いでいるというので、ジェリーは韓国からイスラエルに飛びます。



イスラエル女性兵士セガン(ダニエル・ケルテス)が美人だったわ。

しかしそこも、音に反応したゾンビの大群が高い壁を越えてきます。

そんな中、ゾンビが関心を示さず避ける人間がいるのをジェリーは目にし、これがゾンビ対策の鍵となります。

必死に逃げて飛行機に乗り込み、今度はウェールズのＷＨＯ研究所を目指します。
しかし機内にも感染者がいて、飛行機は墜落。
ジェリーは重傷を負いながらも、セガンと一緒に何とかたどり着く。

モーリッツ・ブライプトロイとピエルフランチェスコ・ファビーノがいたのが、うれしかったな。

兵士役の人達は、ヘルメットとかで顔がよく見えなかったりするので、マシュー・フォックスは気がつかなかったわ。
「ローン・レンジャー」に出演していたジェームズ・バッジ・デールも、兵士役。
元ＣＩＡエージェントで、デヴィッド・モースも出てました。

原作は色々な話があるらしいし、ウィルスはすぐに変異するから、続編も可能かもね。

(鑑賞日８月１０日)