スター・トレック イントゥ・ダークネス

悪役カンバーバッチの存在感

公式サイト　http://www.startrek-movie.jp

製作・監督：　J.J.エイブラムス　　「M:i:III」　「SUPER ８／スーパーエイト」

西暦２２５９年。未知の惑星ニビルを探査中にカーク(クリス・パイン)は、スポック(ザッカリー・クイント)の窮地を救うために重大な規則違反を犯してしまい、地球に帰還すると、USSエンタープライズの艦長を解任される。その頃ロンドンでは、宇宙艦隊データ基地が破壊される。そのためにサンフランシスコの艦隊本部に幹部が緊急召集されるが、その会議場所も急襲にあう。犯人の艦隊士官ジョン・ハリソン(ベネディクト・カンバーバッチ)は、惑星クロノスに逃亡。この緊急事態に、再びUSSエンタープライズの艦長に復帰したカークは、ジョン・ハリソンを追って、クリンゴン人が支配するクロノスへと向かう。

先行上映に行こうかと思いましたが、ＩＭＡＸで見たかったので、公開まで待ちました。
ＩＭＡＸの３Ｄは、目の前に画面があるように感じられるので、迫力満点です。
自分も一緒にワープしていく～～。(爆)
宇宙空間だけでなく、エンタープライズの艦内もすごく高低差が感じられてハラハラしました。

基はテレビドラマのスタートレック。



しかし新しく映画化された前作は、ジェームズ・カーク誕生時のエピソードから、若きカークが艦長となるまでを描いた。

今作は、艦長として未熟だと指摘されたカークが、事件を通じて成長する話。
前作同様、泣かせどころもある。
前作は冒頭でカークのお父さんが死んじゃうけど、今回はパイク提督が。
でもレギュラーは死なないと思っているから、安心の場面もある。(笑)

エンタープライズの主要クルーは続投。

(↑スポックが映っていないけど)

クリス・パイン　(ジェームズ・Ｔ・カーク)
ザッカリー・クイント　(スポック　副長)
カール・アーバン　(マッコイ　軍医)　
アントン・イェルチン　(チェコフ　操縦士)　
ゾーイ・サルダナ　(ウフーラ　通信士)
サイモン・ペッグ　(スコット　機関主任)
ジョン・チョウ　(スールー　操縦主任)

クルーそれぞれにちょっとした見せ場があり、チームで仕事をしている感じを、よく出していると思う。



アントンくんも、思わぬところで力技(?)の見せ場がありました。

それと、カークとスポックの絆が深まったのも感じられます。


お互い相手の能力も、長所も短所もよくわかっている。
気に入らないところもあるし、一目置いている部分もある。

いつも冷静で論理的なスポックが、感情を見せる場面もあるし、いつも“キャプテン”と呼んでいるのに、“ジム”と呼ぶ場面は、２人の関係と心情がわかってちょっと感動。

冒頭の惑星ニビルから、すごいアクションで始まる本作。



予告編にもあった海へ飛び降りるシーンのあとは、どうなるのかと思っていました。
なんと海中に○○。う～～ん、そうだったのね。

クロノスへ向う際に、新型兵器の魚雷を船に載せるか載せないかで意見が対立したスコットを、カークが解雇してしまう。その代わりに乗船したキャロル(アリス・イヴ)。



彼女は身分を偽っていたし、マーカス提督は、ジョン・ハリソンの逮捕ではなく殺害を許可した事に疑問を持つ、論理派のスポック。

そしてジョン・ハリソンには、謎も多い。
同胞であるはずの彼が、どうしてこんな事件を起こしたのか。



カンバーバッチの悪役が、今回一番かっこいいですね。
カークやスポックより存在感があり、まさに本作の主役。
チラシに彼の姿しかないのも、納得です。

ラスト近くでは、スポックとハリソンのアクションシーンもあり。

展開から目が離せず、１３２分の上映時間も、あっという間でした。

(鑑賞日８月２３日)