エンド・オブ・ウォッチ
今日もパトロールは続く
公式サイト http://gacchi.jp/movies/eow
監督・脚本・製作: デヴィッド・エアー 「フェィク・シティ ある男のルール」
ロサンジェルスの一角にある重犯罪多発地区で、ギャングと黒人系ギャングとヒスパニック系ギャングの抗争が絶えないサウス・セントラル。
その中でも特に危険なニュートン地区で巡回パトロールに当たる白人警官のテイラー(ジェイク・ギレンホール)とメキシコ系警官のザヴァラ(マイケル・ペーニャ)は、固い絆で結ばれた名コンビ。ある日パトロール中に通報を受けて向かった一軒家で、メキシコ麻薬カルテルの秘密に触れてしまう。そんな2人は、カルテルから暗殺指令を受けたギャングたちから命を狙われるようになる。
監督は、「ワイルド・スピード」や「トレーニング デイ」などの脚本を書いた人。
本作の舞台となるサウスセントラルで育ち、実際にギャングに入っていて、そこから抜けるために、海軍に入隊した経歴を持つ。
そんな人だから、裏社会の犯罪がらみの脚本を書くのね。
危険な地域ゆえ、現場ではいつでも銃を撃てる体勢で応対。
しかもギャング達の武器が過激になっていくから、警察もそれに対抗できる武器を持たなくてはならなくなる。
ジェイクは撮影前に5か月間、週に2~3回本物の警官たちとパトロールをしたそうですが、その時実際に殺人事件を目撃したそう。
実際にそういう場所なのね。
平和で治安のいい日本に生まれて、よかったなあと思います。
警官物だけど、事件を追うというより、警官そのものにスポットを当てている。
勤務中の様子と、プライベートの様子。
彼らだって生身の人間なのである。
ひどい目にあって、警官を辞めてしまう新人もいる。
常に命の危険がある、パトロール警官。
パトカーの中では他愛のない話をしていても、事件の現場へ向えば、一瞬たりとも気は抜けない。
陰惨な現場を目にすることもある。
精神的にタフでないと続けられない。
臨場感あふれる映像で、ドキドキしました。
緊迫感が、ハンパない。
そして彼らにだって恋人や家族がいる。
毎日、無事で帰って来るようにと待っている。
警官の妻になるのも、覚悟がいりますねえ。
夫が死ぬかも知れないし、もし夫の相棒が死んだら、遺族の面倒を見る覚悟もないとね。
「エンド・オブ・ウォッチ」は警察用語で、任務終了の意味と、殉職の意味があるそうです。
同僚警官のひとりに、「旅するジーンと16歳の夏」などに出ているアメリカ・フェレーラがいたわ。
(鑑賞日9月1日)
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