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2013年9月17日 (火)

ウルヴァリン:SAMURAI

日本で撮影してくれてありがとう~

The_wolverine

公式サイト http://www.foxmovies.jp/wolverine-samurai

監督: ジェームズ・マンゴールド  「17歳のカルテ」 「ウォーク・ザ・ライン/君につづく道」 「ナイト&デイ」

カナダの山奥で隠遁生活を送るウルヴァリンことローガン(ヒュー・ジャックマン)のもとに、日本の大物実業家・矢志田(ハル・ヤマノウチ)の使者ユキオ(福島リラ)が現われる。余命わずかな矢志田が、命の恩人であるローガンに一目会いたがっているという。ユキオと共に日本へ向ったローガンは、不敵なまなざしを向ける矢志田の息子シンゲン(真田広之)に迎えられ、病床の矢志田と再会したが、彼は謎めいた言葉を残して息を引き取る。葬儀に参列したローガンは、突然謎の武装集団に狙われた矢志田の孫娘マリコ(TAO)を救い出し、執拗な追っ手をかわして一緒に逃避行を続けるが、自らの驚異的な治癒能力が失われていることに気づく。

2D字幕版で見てきました。
2011年に日本で撮影予定だった本作。
震災で、製作そのものが白紙に戻ってしまったとか。
それでもヒューが頑張って、去年の夏に日本で撮影がありました。
日本での画像を付きで、色々ツイートしてくれていたのがうれしかったです。

今回のウルヴァリンは、「ウルヴァリン:X-MEN ZERO」の続編ではなく、独立したエピソード。
原題は“The Wolverine”
日本と言えば、未だに侍と忍者なのねえ。それとロボット。
違和感アリアリながら、ハリウッド映画としては日本ロケの部分が多いので、町並みはよかったわね。
何なの あの看板の言葉は!
ってのはなかったかな。
日本と中国がごちゃ混ぜの家屋とかもなかった。

真田さんのインタビューを見ると、
「監督のジムと話をして、アメリカから見た日本と、現在のリアルな日本、原作が書かれた1980年代のアメリカ人から見た日本、それに監督が好きな昔の日本映画の要素が混ざり合った、オリジナルな日本を、ローガンの目を通して観客に伝えようとしているんだというのがわかったんです。」
と言うことだから、そう思って見ないといけないのでしょうが、日本人にはなかなか難しい。
アメリカ人には区別がつかなくても、日本人じゃないってわかっちゃう。
あの風景は長崎じゃないでしょと思っちゃうし、忍者やロボットとのバトルは、アクションはすごいけど、笑っちゃうのよ。
ロボットに中には、思ったとおり“矢志田”がいたし。

でも、たくさん日本で撮影してくれたのは、本当にうれしい。
大都市だけでなく、小さな漁村でも撮影してくれた。
撮影中、ウルヴァリンの体形を維持しなければならないヒュー。
鞆の浦ではジムがなく、民家の1階で、2階にその家の人達が寝ている中、毎朝5時からトレーニングしていたそうよ。

今回のウルヴァリンは、不老不死ゆえに過去の出来事に苛まれ、生きる意味を失っている。愛していたのに殺さざるを得なかったジーン(ファムケ・ヤンセン)が、毎夜夢に出てくる。
しかし日本に来て、マリコを救おうと応戦した時に受けたキズが治らず、死に直面する。

ドラマの部分に、感動はしなかった。
内容的にはつまらなかったけど、見所はある。

The_wolverine3

真田さんとのバトルは、撮影現場に来ていたヒューの奥さんがモニターの再生を見て、「早回ししてるの?」と言ったほどのスピード。
52才ですよ。 それにヒューとの身長差は20cmくらいあるんじゃないの?

新幹線の屋根では、私はアクションや人物より、違和感のない背景に注目してしまいました。よくできてるわあ。

ラブホテルでどの部屋を選ぶのかと思ったら、火星の部屋を選んだウルヴァリンに笑ってしまいました。

ヒロインに抜擢されたモデルのTAO
The_wolverine2

演技は素人だからセリフは下手ながら、頑張ってた。

マリコの婚約者は見覚えがあると思ったら、「ワイルドスピード3」に出てたのね。
マリコの幼なじみの忍者原田の役は、日本人にやってほしかったなあ。
アクションと英語ができる日本人の若手俳優が、出てきてほしいですぅ。

The_wolverine4

福島リラの目と目が離れた魚顔は好きじゃないけど、アクションのキメポーズはきれいだった。
死を予知する能力があるけど、ミュータントじゃないのね。

ミュータントのバイパー(スヴェトラーナ・コドチェンコワ)
The_wolverine5

顔の皮を引っ張って違う人が出てくるのかと思ったら、蛇の脱皮だった。(爆)

エンドロールが始まると帰っちゃう人が結構いたのよ。
プロフェッサーとマグニートーが登場するから、ちゃんと見ましょう。

「ウルヴァリン:X-MEN ZERO」の感想はこちら
「ウルヴァリン:X-MEN ZERO レッドカーペット」の感想はこちら

(鑑賞日9月13日)

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コメント

訪問&TBありがとうございます。
元ネタ(アメコミ)を知らないせいか、「?」がいっぱいでした。
なぜアダマンチウムを奪った○○○が若返ってるのか理解できませんでした。
そもそも奪えることにびっくり。
ローガンの驚異的な治癒力とアダマンチウムは別物だと思っていたんですが…。
ユキオはミュータントだと思い込んでいました。(^^;)

★すぷーきーさん
わたしも原作のアメコミは知りませんが、
若返ったのは、アダマンチウムのせいではないでは?

相変わらず最後まで見ない人がいっぱいいますよね。
そういう人は、知らないままできっと幸せなんでしょう。
決していい出来だとは思いませんが、作ってくれた心意気はいいし、ありがたいし、複雑な作品ですね。

★sakuraiさん
日本でロケして製作してくれた事は、大きく評価しております。

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